【阪神バス】電気バス登場!尼崎甲子園線の旅
阪神バスさまの電気バスは2023年4月27日に導入が公表され、5月1日より阪神線にて運行を開始しました。兵庫県下初となる電気バスに早速試乗してきましたのでご紹介します。
阪神甲子園球場を間近に望む甲子園駅前のバスターミナル、5月から運行を開始した阪神バスさまの電気バスはここ阪神甲子園を発着する路線に入っているらしいので、訪ねてみました。運行ダイヤも何もわからなかったのですが、改札を出ると早速電気バスの1両の901号車が停まっていました。
阪神バスさまの電気バスは降り場から阪神高速3号神戸線の高架下を回り、折り返し尼崎甲子園線のJR尼崎(南)行きとして西側の乗り場に着車しました。
発車時刻を待つ間、車内外を観察してみました。車両は中国・比亜迪股份有限公司(BYD)製10.5m大型バスのK8という製品です。
車体は薄い青と白の爽やかなデザインで、従来の車両とは全く異なるものでした。中扉は幅の広いスイングタイプです。方向幕は従来のオレンジ色LEDでした。
車内は最近の燃料電池バスや電気バスによくある海外のバスのようなクッションの固いタイプの座席です。実は右後方の非常口付近だけ従来タイプの座席なのですが、他の方のツイートを見て初めて気が付いた次第で、この時は全然気が付いていませんでした。座席横に黒いカバーがあると思ったら、充電用のUSBポートでした。
電子スターフなどの車載器も拝見しました。VPTの本体はこんな天井に付いているんですね…。
発車時刻の予告チャイムが鳴り、阪神甲子園を発車しました。電気バスらしく、静かに滑るように走っていきます。
電気バスは阪神甲子園を出てすぐに甲子園駅をくぐり、旧国道を走ってから学文中学校前で北へ向かいます。
国道2号線に入ってから武庫大橋で武庫川を渡り西宮市から尼崎市へ。尼崎浜田車庫前では車庫と阪神バスさまの本社が見えました。
難波と書いて「なんば」ではなく「なにわ」停留所
電気バスは尼崎市中心部のビルの谷間をするすると走っていきました。
大物公園近くで国道2号線を離れて大物線を北上していきます。大物線は川跡に沿った昔ながらの道で、細く曲がりくねっていますが、電気バスはスムーズに走っていきます。
大物線を走り抜け、阪神甲子園から30分余りで電気バスは終点のJR尼崎(南)に到着しました。
JR尼崎(南)の駐機場に停まる阪神バスさまの電気バス。
白メインの車体が初夏の日差しを浴びて輝いているようでした。日本らしくない吊り目のデザインも、こうして眺めてみると悪くありませんね。
阪神バスさまの電気バスは2両が阪神線を運行中です。兵庫県下初の電気バスの乗り心地、まだの方は是非お試しください。
(参考)
「EV(電気)バスの運行を開始します」
(阪神バスWEBサイト 2023年4月27日)
https://www.hanshin-bus.co.jp/files/whatsnew/20230427_hanshinbus_electricbus.pdf
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?