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「大分・阿蘇 だいぶあそべるスタンプラリー」に挑戦!①阿蘇編

唐突な大寒波に見舞われたりした寒い冬も、ようやく終わりが見えてきました。
即ち、ツーリングシーズン再来間近!という事です。
 
昨年末の事故からおとなしくしていた筆者も、既にツーリング活動を再開しています。
 
そんなある日、偶然Twitterで流れてきたツイートに目が止まりました。

阿蘇でスタンプラリー!
しかも、ライダー復帰後初の阿蘇ツーリングで惜しくも営業時間外の来店となってしまいお伺いできなかった「黒柴コーヒー」さん、更に人情味ある接客対応で知る人ぞ知るガソリンスタンド「丸野石油店」さんが巡回ポイント!
 
昨年9月のツイートなので、イベントがまだ開催されているのか気になり調べてみたのですが、特に終了告知の類はありませんでした。

スタンプラリー イベント概要(丸野石油店さんのツイートより)

要約すると「阿蘇と大分の萌えキャラ実装店を4箇所回ってお買い物してスタンプをコンプすると、特製プリズムシール(ビックリマンみたいなやつ)をプレゼントしますよ!なくなったら終了!」というイベントです。
 
ゆ、ゆるい…(ほめてる)
 
というか、2022年9月開始のイベントなので2023年2月にチャレンジしても景品の萌えビックリマンシールがゲットできる保証はありません。
しかし筆者は昭和50年代生まれ…小学生時代にビックリマンブームを経験し、スーパーゼウス等のレアシールをゲットするために鼻からウエハースの粉が出る程ビックリマンを貪り食った戦士(アホ)達のひとりです。
 
これをやらずに何をやる!!!!!!
 
…という訳でスタンプラリー挑戦のためのツーリングプランを練り始めたのですが、筆者としては黒柴コーヒーの「黒柴ちゃん」のシールが欲しい一方で、まだ見ぬ丸野石油店の「丸野りん」ちゃんのシールも捨て難く、イベント報酬のビックリマンシールが「ランダム1枚」である事から
 
「下手したら、希望のシールが全て出るまで掘り周回する事になるのか」
 
という懸念も脳裏に浮かんできました。
 
【補記】掘り周回(掘り):
ゲームにおいて、特定のポイントで一定確率にてランダム獲得できるキャラクターやアイテムを得るためにステージ等をひたすら周回し続ける、極めて苦痛を伴うプレイ。

阿蘇での巡回ルート。わかりやすいし絶景も楽しめる

しかし、筆者はかつて「艦これ」という人気ゲームで地獄のような掘り周回を血ヘドが出る程繰り返し、関連wikiの運営にも携わって二次創作も描いていた元・提督でもあります。
あのクソ祈りゲーで鍛えられたメンタルを以てすれば、どうという事はありません。

まさか、艦娘ではなく自身がバイクで掘り周回をする事になるとは…

と、なんか色々と変なベクトルに火が点いたので、前置きが長くなってしまいましたが早速出発です。

出発前夜、寝る直前の緊急作業

その前に、昨年YBをお迎えした時から騙し騙し使ってきたチェーンと、修理時交換したリアスプロケットのダメージが限界に達していたので交換する必要がありました。
Amazon経由で頼んでいたキタコ製スプロケの到着が遅れた関係上、作業は出発前夜の遅い時間になってしまいましたが…作業自体はスムーズに完了しました。その後、直前の給油を兼ねた試走も行ってチェーンの張りを確認し準備完了。

2023年初の阿蘇大観峰!
阿蘇山のもくもくが多めな日だった

そして出発!なのですが、今回は「阿蘇での滞在時間を長く取りつつ、帰途に杖立温泉でまったりして日帰り」という若干詰め込み過ぎなツーリング内容なので早朝に福岡を発ち、通勤ラッシュを気にしなくてもよい土曜日だった事もあり、いつもの基山越えルート(国道3号線及び福岡市街地の渋滞を回避するための山越え)ではなく、普通に国道3号線を経由して甘木→日田を通過。下道ツーリングとしては最速・最短のルートで阿蘇を目指しました。
 
その後は阿蘇大観峰での小休憩を経て「東回り(時計回り)」のルートで阿蘇を南下。
ミルクロードのワインディングを軽く流しつつ絶景を満喫!
 
筆者のYBは非力な上にのろまなので、登りの激しいワインディングは常に全開ノーブレーキコーナリング(法定速度内)という超スリリングかつエキサイティン!な走りを楽しめました。
 
全開ノーブレーキコーナリングでないと失速して登れないだけですが。
あと、遂にステップはおろか膝まで擦ってしまいました。

黒柴コーヒーさん。
通りから少し入った所にあるので、小さな誘導看板を見落とさないようにしよう

ビックリマンステッカー目当てに原付で膝擦り全開走行という、どうしようもない非モテ原付小僧(47歳)っぷりを晒しつつも無事ワインディングを抜け、高森の雄大な景色を楽しみながら黒柴コーヒーさんに到着。

定番にして人気メニューのホットサンド。これが食べたかった!

晴れた週末という事もあり、お店の前の駐輪場にはバイクが並び、入店可能となるまで若干の待ち時間を要しましたが、幸いにして日差しが強くなってきて寒さを感じる事はありませんでした。
 
店内はこじんまりとした中にもおしゃれで楽しい雰囲気が満ちており和やかな談笑が絶えず、初見さんであっても気軽に入れそうな雰囲気。
で、Youtube動画やTwitter等で度々目にしており食べたかった人気メニューのホットサンド、そして大好きなマンデリンコーヒーを即注文!

マンデリンコーヒー。大好き。
筆者は自宅では基本フレンチプレス派なので、
プロがドリップで淹れるマンデリンの味の違いを楽しめた

ホットサンドはシンプルながらもサクサク&ジューシーで食べ応えがあり、素材感強めの美味しさを好む人が多い(と思う)ライダー諸氏が好みそうな印象を受けました。
コーヒーは言わずもがな。美味しい上にお値段もお手頃なので、ツーリングついでにフラっと立ち寄って一杯…というシチュに合いそうです。

バレンタイン限定メニュー・チョコシフォンケーキ

そして、偶然にもバレンタイン限定メニューのチョコシフォンケーキが販売開始しており、店内でも大好評だったので便乗し注文!
 
単なるチョコシフォンケーキではなく、クリームに「へべす(柑橘類の一種、宮崎県名産)」が絶妙に仕込まれており、繊細な味のハーモニーが楽しめながらも嫌味のない素直な美味しさも感じられる絶品でした。
これ、レギュラーとまでは言いませんが再販して欲しいっす…

外にはバイクがずらり。
ライダー人気が高いお店として有名なのである

黒柴コーヒーさんで楽しいひとときを過ごし、お土産を買ったりバレンタイン記念クッキーを頂いたりして大満足でスタンプラリー台紙&スタンプも頂きお店を出た筆者は、次の目的地・丸野石油店さんを目指す事にしました。
 
YBのシートバッグにザルが突っ込まれているのは、杖立温泉でなんか適当に食材を現地調達して蒸して食べるためです。現地で野菜を蒸したくなった場合に備えて、調理用のまな板とナイフも持参してます。
詳しくは下の過去記事をご参照下さいませ。

めるころパン工房。
素材感溢れるおいしいパンに満ち満ちている

丸野石油店さんに向かう道中、前回もお邪魔した「めるころ」さんにておやつのパンを調達。
前回は菓子工房の方でしたが、今回はパン工房へ。

パン・ド・ロデブ」と「木の実のライのクラッカー」を購入。
何も考えずモグモグ食べても沁みるおいしさ

めるころさんには様々なパンが売っていて目移りしてしまいますが、今回は杖立温泉にて蒸した野菜や茹で卵と一緒に食べるので、名脇役的なハードパンと小腹を満たす穀物もりもり系クラッカーをチョイス。
泊まりの旅でビールを合わせる事が可能であれば、是非プレッツェルも加えたいところですね。

丸野石油店さんごめんなさい!お話盛り上がって画像撮るの失念してました!

そうこうしている内に新阿蘇大橋が見え、すぐ傍に丸野石油店さんが。
ENEOS系のスタンドなので、基本ENEOS派の筆者にはありがたい限り…なんですが…
ここで懺悔をば…
 
ごめんなさい!!!
店員さんとのお話楽しくて盛り上がって、肝心の店舗紹介画像撮ってませんでした!!!!!

基本的にごく普通のガソリンスタンドですけど、(まがりなりにも元雑誌編集者&記者だった)筆者が撮影を忘れる程に、店員さんがフレンドリー&気さくで楽しい場所なのは間違いありません。
もちろんスタンプゲット!丸野りんちゃんも大変かわいいです。
 
とはいえ場所が場所(交通の要所)なので、また来る事は確実です。
次回は必ず画像忘れないようにします。Googleカレンダーに書いときました。

つえたて〜〜〜〜〜

で、そのまま阿蘇を北上し、大観峰を横目に山腹を降り…
すっかりお気に入りスポットになった杖立温泉へ到着。
本日のスタンプノルマは達成したので、後はまったり休息モードです。

前回「杖立温泉の人権アイテム」こと卵を忘れた反動で卵祭りに
(前回は地元の方が卵をくれました)

黒柴コーヒーを出てから何も食べておらず、少しお腹が空いてきたので早速卵を現地調達し、蒸そうと思い「蒸し場」に向かったのですが、週末という事もあり蒸し場は混雑しており、しばらく順番待ちをする必要が…
 
と思っていたら地元のおじちゃんが
卵ならこっちのお湯で茹でたらよかぞ!
とナイスなアドバイスをして下さり、あちこちに源泉がバンバン湧いている杖立温泉ならではの道端ダイナミックゆで卵。おもしろすぎです。

このパーフェクトな茹で具合、自慢したい

ちょっと見て下さい、このゆで卵。
プリンプリンで最強に美味でした。塩要りません。

めるころのパン・ド・ロデブと杖立温泉のゆで卵、ここにコラボ(つよい

プリンプリンのゆで卵に香ばしいハードパンを合わせ、極上のおやつタイムを満喫できました。
ありのままの卵とパンだけで超絶大満足!

泉屋さん。老舗の純和風旅館、お気に入りのお店

おやつタイム+小休憩の次は、いよいよ温泉です。
もうお気に入りになった泉屋さんの暖簾を潜って、露天風呂と蒸し風呂(古墳の石室)で体から寒さと疲労を追い出し、一人ぼんやり思索に耽りながらゆるやかな時間を過ごしました。
 
ソロツーだから、こんな贅沢な時間の使い方ができているのかもしれません。
良くも悪くも、全てが自分次第なので。

本日の旅のおみやげ

湯冷めしないよう、露天風呂でしっかりと体の芯だけを温めて帰宅。
早朝出発とはいえ、密度の高い充実した日帰りツーリングを楽しめました。
 
旅の記念に黒柴コーヒーさんで買ったトートバッグにはかわいい黒柴ちゃんがドン!と描かれており、バッグ自体もしっかりしているので既に常用させてもらってます。
 
で、丸野石油店さんのやたら大きな丸野りんちゃんステッカーですが、計2枚買って1枚はお店でワイワイだべりながらYBに貼って、残るもう1枚は…

ラビット「はよ整備終わらせてツーリング行こや」

既に第一次整備・改修が最終段階に達しているものの、今回も旅立てなかったラビットが部屋でいじけてましたので…

お前もこれで痛車だ!

塗装を終えたばかりのサイドカバーに貼ってあげました。
ラビットの巨大なサイドカバーであれば、でっかい丸野石油店のステッカーを貼っても何ら違和感ありません。
 
この「バイクに貼るにはステッカーがでかい問題」は、丸野石油店の店員さん曰く既にライダーさん方からご指摘を頂いているそうで、筆者としてはバイク用小型ステッカーのラインナップ追加を期待したい所です。
とはいえ、ラインナップ追加は人気や反響次第な要素もあるとは思いますので、興味のある方は是非お店を訪れてみて下さい!
 
余談ですが、丸野りんちゃんと黒柴ちゃんはどちらも熊本在住の漫画家「鹿子木灯(かなこぎともり)」さん作です。まさに生粋の熊本産オリキャラですね。

伊藤自動車工業 newガソリンコック(S301A用)

楽しく濃いスタンプラリー初日を終えた翌日。
いつものようにラビットを整備していたら…先日新発売されたばかりで速攻注文した、我がラビット最後にして最大級のキーアイテムこと「新型燃料コック」が到着しました。
 
ラビット界の大御所こと「伊藤自動車工業」さんが生み出したこのアイテムは、燃料シールにコルクを用いていたり燃料フィルターがコック下部に内蔵されたりしていて耐久性・ゴミ詰まりへの対処能力に劣る純正燃料コックの弱点をカバーすべく新開発されたカスタムパーツなのですが、「S301Aのシャーシ+タンク+コックにBH4のエンジンとB2の外装が搭載された」4コイチ仕様である我がラビットにとっての救世主的存在でもあるのです。
 
というのも、S301A純正の燃料コックの吐出側の向きはBH4と真逆であり、そのため筆者のラビットでは燃料ホースを180度折り曲げて無理やり配管しているのが現状です。
ところが、この新型コックは吐出側の向きがコック後方に改められており、比較的無理のない燃料ホース配管が可能となるのみならず、上で書いた通りに純正コックの弱点を克服できるのです。これを使わない手はありません。
 
このコックを装着し、ダッシュボード周りの塗装と残りの外装パーツ補修・装着が済めば、とりあえずラビットの第一次整備・改修は終わりです。
後は走行テストで調整を重ね、満を持してツーリングに旅立ちます。
 
という訳で…

スタンプラリーの大分巡回ルート。
これがラビットの初陣となるか?

次回はいよいよラビットで行こうと思います!
どうなるラビット?行けるかラビット?
スタンプラリー初コンプ成るか?
 
そもそもこれ、掘り周回確定なのでシリーズ化しそうではありますが、マンネリにならないようツーリングプランはその都度吟味していこうと思います。
乞うご期待!

23.8.14 補記
本スタンプラリーについてGoogle検索すると拙ブログが上位にHitするようになっていたので、本ラリーのまとめ記事もアップしました。
併せてお役に立てればうれしいです。

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