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動画編集 - 独学の果てに -



● 独学の果てに

▶︎ クラウドソーシングサイトへの登録

まず、"映像の世界"と言っても幅広く
・映画、ドラマ、テレビ番組
・CMなどの広告
・企業のブランディングや地域のプロモーション
・YouTube、SNSなどでのライブ配信

などなど
映像といってもその中身は多岐にわたります。

そして、それを学ぶ手段(方法論)としても
・映像制作会社に入社する
・フリーランスとして業務契約を結ぶ
・専門学校やオンラインスクールで学ぶ
・完全に独学で学ぶ

などいくつかありますが、
私がまず選んだ方法は"独学でやれるところまでやってみる"でした。

今はインターネットやYouTube等でいくらでも情報が入手できる時代です。
また、仕事の受注もクラウドワークスやランサーズといった"クラウドソーシングサイト"を利用すれば容易に行える時代です。

私は右も左も分からない状態でクラウドソーシングの世界に飛び込むことにしました。

クラウドソーシングとは、インターネットを介して業務を依頼するビジネス形態のこと

▶︎ 低単価地獄の眠れない日々

まず、クラウドソーシングを始めるにあたり準備したものが

① 動画編集に適したパソコンとマウス
→ MacBook Pro 13inch( Intelプロセッサ)
→ Logicool MX ERGO
② 利用する動画編集ソフトの購入
→ Final Cut Pro X / Apple motion
③ テンプレート素材を利用できるサブスクの購入
→ Motion Array
の3つです。

トラックボールへの憧れで買ったマウス(MX ERGO)とMacBook Pro

そこからクラウドソーシングで案件に応募する日々が続きます。

しかし、当然すぐに仕事の依頼が舞い込むわけもなく、たまに来る仕事といえば...

・カット編集
発言や会話の「えー」や無音部分などの不要な「間」を細かくカットしてつなぎ合わせる作業。
・テロップ編集
動画に出てくる人の会話や説明文などを挿入する作業。
・BGMや効果音の挿入
動画に合った曲や音を挿入する作業。

など、誰にでも出来るような案件ばかりです。
誰にでも出来る作業なので当然一件あたりの単価も低いです。

そしてここからが、大半の動画編集者が陥る"低単価地獄"の始まりです。

まずは"実績作り""スキルの向上"と思い、どんな案件も断らずに挑戦するのですが、働いた時間に対して得られる報酬はほんの僅か…

気力と睡眠時間だけが削られていきます。

家族が寝静まったあと、一人パソコンの前に座りこう思います。

「これが本当に俺がやりたかったことなのか」
「いや違う!映像を通して人や場所の魅力を伝えたい」

少し気取ってスタバで編集する日も = 編集ソフト Final Cut Pro X

● 何が正解か不正解か分からない独学時代


"独学"という響きに漠然とした憧れがあった私ですが、誰からも指摘されることなく時が過ぎていくことに徐々に不安を覚えました。

確かに1人でやる事は誰からも注意されることなく居心地がいいように感じますが、
映像が完成しても何が正解か不正解か分からない悶々とした日々が続きました。

私が経験した独学のメリットとデメリットをまとめると...

▶︎ 独学のメリットとデメリット

【メリット】
・動画編集の学習費用が抑えられる
・自分の好きなように学習・作業が行える
・時間や場所に縛られない

【デメリット】
・周りに質問や相談ができる相手がいないため時間がかかる
・他人からの客観的な意見がないため、「どこが良くて悪いのか」が分からない
・他人との関わりがないため、孤独でモチベーションが維持しにくい

▶︎ 独学からの脱却

YouTubeやクラウドソーシングなどインターネットの世界の中だけに身を置くことの"人間としての在り方"にも疑問が生まれてきました。

そして、動画編集というのは
基本的には人と会うこともなく
外気や太陽を浴びることもなく
ひたすらパソコンと向き合う孤独な作業です。

副業程度であれば独学でも十分かもしれませんが、映像制作で生計を立て家族を養うには正直言うと厳しいです。

そして、"独学"でやり続けることに限界を感じた私は次の方法へと切り替えます。

その方法とは...

● 次回の予告

▶︎ いざ、阿蘇へ!

▶︎ なぜ熊本県の阿蘇市に単身赴任をして修行することになったのか?

次回のnoteをお楽しみに。


● 最後に…

もしよければ"Instagram"もチラッと覗いてくれると嬉しいです。
(フォローなんてしていただけるともっと嬉しいです)https://www.instagram.com/toru_yoshinaga/


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