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星景写真撮影時のISO感度の検証

私が風景の写真を撮影する際、適正露出とするための設定の優先順位は
 絞り>シャッタースピード>ISO感度(AUTO)
です。ISO感度はAUTOにしてあまり気にせず撮影しています。
一方、星景写真の場合は、絞りやシャッタースピードの制約を気にしながらISO感度をできるだけ下げての撮影となり、
 ISO感度>絞り(ほぼ解放)>シャッタースピード(星点像となる最大速度で固定)
として、ISO感度を優先順位を上げて撮影します。
ISO感度は高くするほど画質が荒くなり、背景が黒いとこではその粗さが目立つ為、星景写真ではできる限りISO感度を下げて撮影します。

被写界深度を深くするため絞りを上げなければならない場合(16mmで前景が3m以内など)は、ISO感度を画質が粗くなる限界を把握しておく必要があります。
R6markⅡのISO感度を検証しました。

R6markⅡのISO感度比較

シャッタースピード10秒、露出補正-1に設定し、ISO感度の変更を絞りで調整して撮影した写真を比較しました。

シャッタースピード10秒 露出補正 -1 絞りAUTO
ISO2000
ISO2500
ISO3200
ISO4000
ISO5000
ISO6400
ISO8000
ISO10000
ISO12800

ISO5000から粗さが目立ちISO8000を超えると天の川が分かりにくくなります。

総括

R6mark2を使用した星景写真において、通常ISOは4000を最大として撮影する。
収差軽減や前景が近距離の為、絞りを上げることでISO4000を上回る場合は再生画像を見ながらシャッタースピード、絞り、ISOの順で適正露出になるよう調整する。


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