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「西総武市における料理学校理事殺人事件」(時効警察 第1話より)

料理学校理事ソネザキダイスケが自宅で刺殺された。第一発見者は妻ヒロミ。ヒロミが容疑者として疑われたがアリバイをするものが現れる。ヒロミのアリバイを証明したのはダイスケの愛人ミズオカユキコだった。ヒロミとユキコの共犯かと思われたが二人に面識はなく、事件は容疑者を上げられないまま時効を迎えてしまう。

時効になった事件を趣味で捜査するキリヤマシュウイチロウ。「完璧なアリバイはアリバイじゃないかも」「完璧なアリバイは作りものかも」と捜査を開始する。

キリヤマはユキコ宛に届いたヒロミからのナスのダンボール小包を発見する。「ナスがあったからマーボーナスを作る。事件が起きたから共犯者ができる」。キリヤマは仮説を立てて事件を解明する。

ヒロミはダイスケを咄嗟的に殺害。ユキコはアリバイの証言後にヒロミに接触し、口止め料として一億円を要求する。ヒロミは時効が切れた15年後に口止め料を支払うことを約束する。時効を迎え、ヒロミはユキコに口止め料をダンボール小包で送った、というものだった。


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