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地図で楽しむ「ランニングアート」

東京2020オリンピックの「金メダル」数で上位を争っている日本。日中に試合があるため、「結果が気になって仕事に集中できない……」という人も多いのではないでしょうか。

オリンピックに触発され、「久しぶりにランニングしてみようかな」と気持ちが高まる一方で、ざんねんながら新型コロナ感染症の影響で多くのマラソン大会が中止・延期となっています。

そこで、今回はひとりで走っても楽しい「ランニングアート」をご紹介したいと思います。

走りながら地図に「絵」を描く

初めて聞いたという方もいらっしゃると思いますが、「ランニングアート」は文字通り「走ることで地図に絵を描く」ことを指しています。

ならば「地図ソリューション」の開発プラットフォームであるマップボックスと相性がいいはず。そう思っていたときに出会ったのが、もじぐみさんの「ランニングアートです。

「新型コロナウイルスによってスポーツ大会の中止が相次ぎ、密集を避けたランナー同士のコミュニケーションの手段としてランニングアートが注目を集めました」という冒頭のコメントとともに、表示される関東一円の地図。

Mapbox Storytelling about the Running art - もじぐみ - www.mojigumi.com

スクロールすると、国立市がフォーカスされ、ランニングアートの説明のあとには……。

2_Mapbox Storytelling about the Running art - もじぐみ - www.mojigumi.com

なんと、羊の絵が浮かび上がってきます!

3_Mapbox Storytelling about the Running art - もじぐみ - www.mojigumi.com

先日、ツール・ド・東北のnote記事でも紹介しましたが、マップボックスの地図はデータを基に「コースを光らせる」といった加工が簡単にできるため、ランニングアートを手軽に楽しむことができるのです。

さらにスクロールしていくと……ゾウ、イヌ、カメ、シカ、オオカミ、ハトといった動物が次々と登場!(動物名は、私の推測です)。

なんといっても圧巻だったのが、イヌのあとに表示されるランニングアート。

4_Mapbox Storytelling about the Running art - もじぐみ - www.mojigumi.com

そうです! 日本地図です。国立市の中に日本がすっぽり収まっているというのは、見た目にもユニークですし、どうやればこんなコースを生み出せるのか、不思議でなりません。

世界に広がる「ランニングアート」

もじぐみさんのサイトには、100種類のコースが紹介されています(さきほど「シカ」だと思った動物は、「トナカイ」だったみたいです)。

ランニングアート100コース達成!リンクから誰でも走れます – もじぐみ - www.mojigumi.com

国立市だけで、こんなに多種多様な形を、しかも「走る」ことで描くことができるとは思いもよりませんでしたが、道路というのは地域によって千差万別、1つとして同じものはありません。

視野を広げてみると、世界にもランニングアートがあります。ランニングやサイクリングなどの運動やフィットネスを記録するアプリ「Strava(ストラヴァ)」というサービスがありますが、Twitterのハッシュタグ「#StravaArtで検索すると、たくさんのアートがあることがわかります。(実はStravaアプリはマップボックスの地図プラットフォームが使われています)

ランニングアートから、「スポーツのデータ×デジタル地図」の持つポテンシャルと広がりに、あらためて気づかされました。こうしたランニングアートのムーブメントが浸透することで、地域の活性化やPRにつながるかもしれません。

ユーザーがつくる「ユニークな地図」はマップボックス・ジャパンが目指す「多様な地図」そのものであり、画一的ではないランアートが日々全国で作られている事実に、うれしくなってしまいました。

もじぐみさんは「ランアート」をどうやってつくった?

もじぐみさんに使っていただいたのは、マップボックスが誇る「ストーリーテリング」という機能です。(もじぐみさん、ありがとうございます!)

ストーリーテリングにはさまざまな使い方がありますが、たとえば、日本経済新聞社さんも震災の記憶を残すために活用していただいています(HP)。

「逃げっぺし」10年目の証言 南三陸の3.11:日本経済新聞 - vdata.nikkei.com

地図と写真の表示をスクロールするタイミングに同期することができます。

2_「逃げっぺし」10年目の証言 南三陸の3.11:日本経済新聞 - vdata.nikkei.com

ほかにも「テレビ番組の補足情報」や「郷土史研究」などで使われています。もっとプライベートな楽しみ方としては、「家族の旅行記」などもありますね。

さまざまな活用方法がありますので、もし「興味がある!」という方がいらっしゃいましたら、マップボックス・ジャパンの公式noteをご覧ください。

最後に

創業1年と4カ月の会社ですが、これからも「こんなに便利なデジタル地図があるのか」と、ユーザーの方々にサプライズを与えられる開発プラットフォームを提供していきたいと思います。

マップボックス・ジャパンでは採用を強化中です。「デジタル地図」で世界を変えることにチャレンジしたい方、ぜひ採用ページをご覧ください。

マップボックス・ジャパンHP

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