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個展『New Dawn Fades』3.22-4.2(5)

三日坊主で終わるはずだった個展の宣伝noteですが、なんと5回目です。
自分でも驚いているのです。こんなに言いたいことあったのか、と。
正確に言えば「言わないでおこう」と思っていたことなんですけどね。

†Alone

こんな駄文をか書いている暇があったらステイトメントを書けと叱られてしまいそうです。まあそんなに簡単に書けるようなものでもないですし… アレたいへんなんですよ。例えば色について触れたとします。当然その根拠となる先行する作品や、エピデンス(流行ってますねー このワード)も示さなきゃいけません。でもね、例えばプロファイル一つとったって膨大な資料があるんです。sRGBの正確なガンマカーブってご存知ですか? カーブの一部に直線があるそうです。その理由と直線部分のデータ、成り立ちまで調べて理解した上で要約して初めて成立するんです。たぶん。

ただこれ、どこまで掘ればOKなんだろうっていう匙加減がわからないんですよね。教えて美大卒。いや、書きます。っていうか書き始めてはいます。ただもうとっ散らかって収拾ついてないです。でも今年中には完成させなきゃと真剣に考えています。

それはさておき。
重箱のすみを突つくようなレタッチが好きで、血眼でやってたんですけど最近あまりデータ量的な意味での情報量とか解像感に関心がないでのです。むしろ認識のボトルネックと言いますか、インプットとアウトプットとそれを伝える際の情報(印象)の変質に興味を持っています。抽象表現に走れるほど明晰なオツムがあれば良かったのですが、ちょっと無理なんでフィクション:ノンフィクションの対比を利用して形にできればと思っています。

†rhinoceros

無計画に話を戻しますが、「言わないでおこう」と思っていたいろいろなことって正直に申し上げれば、とっても恥ずかしいのです。だからこんなこと色々書いてますけど、99% じゃあ言わなきゃいいじゃんってことばかりなので、恥ずかしがらずに窓から顔だしてご挨拶くらいちゃんとしようっていう気持ちでやってます。でもそんなに乗り気ではないんです。

作品が認知されたら嬉しいです。あえて下世話な言葉を使いますが、
有名な作品の作者にはなりたいですよ。でも作品に作者は必要か?って思っているんです。作者不詳の優れた作品だっていっぱいあるじゃないですか。

でも… あまり認めたくない気持ちもあり、また僕自身があまり作者に興味を感じていなかったので、気づいていなかったのですが、意外に作者に関心のある方というのは多いようで… 制作はともかく発表の機会を得る為には作者自身の露出は避けられないご時世のようです。

初老手前のバエないおっさんとしては片田舎で粛々と制作に勤しめれば満足なんですけど(くどい)。まあ若干引っ込みがつかなくなって開き直った感もありますけど、とにかく「窓から顔だしてご挨拶」して「引っ込めじじい」と言われたら引っ込もうと。

在廊したらマイナスじゃないかくらいに思っていましたから、
正直なところ今回こうしていろいろなことを書いているのも怖いのですが、
一人でも多くの方に作品でも作者でもいいので、関心を持って頂けたらと願っております。

そんな葛藤のなか、ご来場お待ちしております。
ほんとうに心からお待ちしております。
そしてお気軽にお声がけくださいませ!!
何卒、何卒宜しくお願い申し上げます。

†Handled Roughly

丹野 徹 個展『New Dawn Fedes』
会期:3月22日〜4月2日 11:00-19:00 ※土・日・祝日・最終日は17:00まで
場所:靖山画廊(東銀座)

作家在廊(予定)3月22日 ,23日 ,24日 他



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