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第52週:経営塾面接/カンボジア/尾道

2023年9月25日(月)

・「土佐経営塾2023」の面接の日。わくせいをオープンさせることができたとして、そこを継続的に運営していくためには、経営の視点を持つことが大事だと感じるようになってきた。Kは個人事業主としてデザインの仕事をしているが、食材を扱う“店”を経営したことはないし、私はこれまで国や市の補助金をもとに運営している団体で働いていたので、売上をあげて運営するという視点がぽっかり抜けている(補助金の性格として、売上をあげてはいけないというものも多い)。土佐市で始まったという「土佐経営塾」は10年以上の歴史があり、土佐市のおもしろいことをやっている会社の経営者の多くは経営塾の卒業生とのこと。地域おこし協力隊も常連で受講しているらしい。経営も簿記もまったくの無知だけど、ここは覚悟を決めて学ぼう、と私が代表で受講することになった。10月から来年2月まで、12回の講座がある。(M)


2023年9月26日(火)

・となりのキッチン1回目。今回は地域おこし協力隊の飯島さんの「離乳食講座」の日。先生の飯島美歌さんが、子どもはもちろんのこと、大人も食べられる(味を調節できる)離乳食を教えてくれる。

・6ヶ月くらいの子どもさんとお母さんたち。離乳食や子育てについての日々の悩みなどを共有しながら講座は進む。うちにも1歳の子どもがいるので、うんうん、わかる、と思いながら私も講座に参加する。“重ね煮”という調理法でつくった炒り豆腐は、調味料を少ししかいれていないのにしっかりと食材の味がして美味しい。しかも簡単!さっそく家でもつくってみると、子どももおいしそうに平らげていた。離乳食講座は今後も開催していく予定とのこと。(M)


2023年9月27日(水)

・来年に実施される面白そうなイベントへの出演依頼が来た。少しずつ注目され始めているのかもしれない。励みになる。(K)


2023年9月28日(木)

・市内のとあるスーパーマーケットに協力してもらい、店舗の事務室にてベトナムから来日した技能実習と特定技能の4人にアンケート調査をさせてもらう。ふるまいを見ていると、来日のタイミングの違いで先輩、後輩の関係性ができているのがわかる。

・話を聞かせてくれた実習生たちへ、最後に日本語を無料で学ぶことができる「日本語サロン」の案内をした。開催地がその店から遠方にあるために参加が難しいかと思い、もし近隣で開催したら通いたいか?と聞くと、「インターネットなどで自分で勉強できるからいい」という答えが返ってきた。なるほど、と思いつつ、日本人と関わること自体に興味を見出していないんだな、という印象だった。(K)


2023年10月1日(日)

・私用で広島へ行った帰り道に尾道に立ち寄った。まちづくり活動家・研究者の大谷悠さんに話を聞きに行くためである。大谷さんは現在は尾道を拠点に活動しているが、以前はドイツのライプツィヒにて「日本の家」というコミュニティスペースを運営していた(現在は他の人が活動を引き継いでいる)。その「日本の家」は空き家をDIYで改修してつくられた、さまざまなバックグラウンドの人が集まる場所で、多様な交流が生まれていることを書籍や映像で知った僕らは、「わくせい」のヒントをもらいたいとアポイントをとって大谷さんの自宅へ伺った。

・尾道の坂の途中にある自宅(これも空き家を譲りうけてDIYで改修されたという)で、大谷さん、パートナーのリリーさん、ちょうどドイツから遊びに来ていたヘマさんから、日本の家について詳しいことをお聞きした。「わくせい」についても相談をして、一緒に悩みながらいくつかの貴重な意見をもらった。ここでの会話は必ず報告書で詳しくまとめる。(K)


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