見出し画像

第72週:東ティモールの大使/香川モスク/ごはんの会 vol.1

2024年2月19日(月)

・協力隊の活動共有会の日。来週の市長への報告会に向けて、それぞれの活動をまとめたスライドを確認していく。20分ほどのプレゼンに対して、スライドを作りすぎてしまったかもしれない。市長や副市長と意見交換できる機会なので、きちんと伝えられるようにしよう。(M)


2024年2月20日(火)

・2月24日に予定している「ごはんの会」に向けて準備。借りたばかりの拠点には、鍋も食器もなにもないので、必要なものを買ったり、家で使っていない鍋とかを運んだり。今のところ、ごはんの会に来てくれる予定の人は15人くらい。メニューは、ソトアヤムというインドネシアのチキンスープになるらしい。どのくらい食材を買うかも悩むし、鍋とかの調理器具もどれくらいあればいいのかわからない。まずはやってみるしかない。(M)


2024年2月21日(水)

・久しぶりに対面にて希伊さんのデザインレッスンへ。土谷さんとも久しぶりに会う。昨年から続けている、友人を顧客に見立てたクライアントワークのプロジェクトの進捗共有をする。ここのところ、打ち合わせの頻度が低くなってきていたものの、作業自体はしっかり進んでいて希伊さんは変わらずハードワークを続けている。土谷さんから来年度のプロジェクトの提案もあり、展開が楽しみ。

・昨年から新たに技能実習生の受け入れが始まった東ティモールの大使が土佐市へ訪問された。市長、副市長との意見交換の場に私たちも立ち会わせてもらい、「わくせいプロジェクト」のことや、今まで出会った東ティモールからの実習生たちのことなどを少し話をしたところ、「ネットワークはとても大事だ」と歓迎してくれた。(K)


2024年2月22日(木)

・市内に暮らしているアーティストから、リソグラフでZINEをつくりたいと相談があり、今日はその印刷作業の日。使用できる色数はかなり限られているけど、気軽にZINEなどをつくる人が増えていくといいなと思う。ラボ的にどのように運用していくか、検討していく。(M)


2024年2月23日(金)

・昨年11月にイベント登壇をご一緒したライターで編集者の岡内大三さんの案内で、香川県内のインドネシア人コミュニティが2021年に建立した「香川モスク」を訪問。岡内さん著「香川にモスクができるまで―在日ムスリム奮闘記」(晶文社)を昨年の春に読んでからずっと行ってみたいと思っていた。当日は金曜で礼拝の日。多くのインドネシア人が集まっていた。このモスクの中心人物で、岡内さんの本の主人公であるフィカルさんにも会うことができて、モスクができて3年の間のことなどを伺った。詳しくは報告書にて書くけれど、とても暖かい雰囲気の場所、人たちで、異教徒の自分も気兼ねなくそこに居ることができた。

・モスクへ寄ったついでに、近くにあるカンボジア食品店に寄る。店内はカンボジアを中心としたアジア各国のインスタント食品、調味料、冷凍食品などが並んでいる。店主に話を聞くと、彼女はカンボジア出身で以前は技能実習生の送り出し機関で働いていたらしい。土佐市にもカンボジア出身の実習生たち(主にニラ農家での受け入れが多い)がいることを伝えると、彼女も以前は土佐市でその実習生たちへ向けた通訳などの仕事をしていたという。私たちが訪れていた時には、ちょうど実習生らしき人たちも買い物に来ていた。(K)


2024年2月24日(土)

・今日は「ごはんの会 vol.1」。17時くらいから会を始める予定だけど、鍋やら食器やらを家から拠点まで運んだり、買い出しが全然終わっておらず、昼過ぎからバタバタが続く。けっこう人が来てくれそうだけど、楽しい会になるだろうか、とちょっと不安になる。

・17時、ちらほら人がくる。ごはんを炊いたり、漬物をきったりと、できる作業からおのおの始めていく。実習生たちは18時くらいに仕事が終わってからくるので、今日のメニューのソトアヤム(インドネシアのチキンスープ)はそれから作り始める予定。

・18時が過ぎ、だんだんと実習生たちも集まってくる。テンペ(インドネシアの大豆の発酵食品)で天ぷらを揚げたり、ソトアヤムを仕込んだりと調理が始まる。見たことのない調味料や謎の葉っぱなどが登場し、日本人の参加者が思わず質問する。そこからいろいろと話が膨らんでいったりと、なかなか楽しい雰囲気。子どもたちもやってきて、実習生が小学生にセロリの切り方(インドネシアでは主に葉っぱを食べる)を教えたり、そこらへんでお絵描きがはじまったりとカオスな状況の中、20時ごろにやっと料理ができあがる。お手製のサンバル(チリソース)に「辛すぎるよ!」という声も上がりながら、スープに入れたり、天ぷらにつけたりしながらおいしくいただいた。はじめてのごはん会はなんとか形になったけれど、大人数が一緒に作業するにはそれなりの準備が必要だと痛感した。(M)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?