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「助けて」・・・SOSとメーデーの違い

今頃にして、SOSとメーデーの違いが分かりました。
結論は、SOSは無線電信(モールス符号)で助けを求める救難信号、メーデーは無線電話で(音声)で助けを求める救難信号である。

■SOS

SOSは助けを求めるものとは知っていたが、それは何の略語か?・・・と思って調べると、実は何かの略語ではなく、
モールス符号の「・・・(S) ‐ ‐ ‐ (O)・・・(S)」という注意を引きやすい組み合わせとしたものであった。

タイタニック号も、このSOS信号を発信した。

Save Our Ship (私の船を助けて)の略称というのは、後付けとのことである。

ふ~む。なるほど。
さらに調べていくと、面白いことがわかった。

1976年(昭和51年)にリリースされたピンク・レディーの楽曲「S・O・S」では冒頭に置かれたモールス符号音SOSが問題となった。

確かに曲であっても、モールス符号の・・・ーーー・・・(トトトツーツーツートトト)の音が入ると問題ですね。

しかし1966年 - 1967年(昭和41年 - 42年)に放映されたテレビドラマ「マグマ大使」(フジテレビ系)の主題歌中に『SOS!SOS!』と連呼する箇所があったが、問題なくオンエアーされていた。これは音声による遭難信号は「メーデー」であって、「SOS」ではないからである。

なお、1999年1月31日をもってモールス符号による遭難通信の取扱いは廃止された。
今では船舶からの遭難信号の発信には、GMDSSによる非常用位置指示無線標識装置(E-PIRB)が、航空機には航空機用救命無線機(ELT)が使われている。

ただ、モールス符号による遭難信号が廃止されたとはいえ、助けを求める言葉・文字としてSOS が広く社会に浸透しているため、形を変えて事故や災害現場で利用されることが少なくないとのことだ。

■メーデー

一方のメーデーは、無線電話での音声での遭難信号である。

ある記述によると次のように説明してある。

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「メーデー」はフランス語の「m’aidez(助けて)」が語源とされる言葉で、国際的に認知されやすいように「Mayday」のつづりで広がりました。

無線通信における符号であるSOSとは違い、メーデーは救助を求める合言葉の意味合いが強く、電話通信で使われます。「メーデー、メーデー、メーデー」と3回繰り返して遭難を伝えるのがルールです。

なお、5月1日の労働者の日も「メーデー」と呼ばれていますが、1880年代のアメリカにおける労働者のストライキに由来する記念日であり、遭難信号としてのメーデーとは異なります。
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アメリカ・カルフォルニア州 サンタバーバラにて

確かに私も飛行機の免許取得のとき、遭難などの緊急の時は、ある決められた周波数に合わせ、「メーデー、メーデー、メーデー」と3回繰り返えせと習った。

その周波数は、英語で覚えたもので、今でもすぐに口から出る。それは「ワン ツー ワン ポイント ファイブ」つまり121.5Mhzであるが、自分からは一生使いたくない周波数であり、言葉である。

#SOS #メーデー #遭難信号

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