見出し画像

甲斐大月「岩殿山丸山公園の桜」【四季折々の花、草木】〈名所編 その29〉

人は年齢を重ねるにつれて自然の奥深さに気づき、「花鳥風月」の順に興味を持つようになるのだとか。

いつからか、仕事の取材先や趣味の登山の目的地へ向かう途中に「○○の○○」と呼ばれる花や草木にまつわる名所を見つけると、立ち寄るようになった。

これまでSNSに投稿した全国各地の名所(画像)を、その時季に合わせて紹介していく。

四季折々の花、草木〈名所編〉

その29「岩殿山丸山公園の桜」

登山の原則に「早出早着」(早発ち早着き)がある。山の危険リスクを減らすため、朝早くに行動を開始し、午後の早い時間に行動を終了するのが良いという意味だ。

登山を趣味としていることもあって、仕事の取材先と絡めて目的地やルートを決めることが多い。

が、どうにもうまくいかないことがある。それは麓や入山口(登山口)付近にある資料館や記念館、ビジターセンターなどが開館時間前であること。

根が貧乏性で往復(ピストン)より縦走を選ぶ傾向がある。そんな施設があるときに限って、往々にして入山口と下山口が違う。

(そういえば・・・)
「岩殿山」(山梨県大月市)はよく登るけど「岩殿山ふれあいの館」には行ったことがない。

(道中、仕事の資料を読みながら行けばちょうどいいか)

思い立って出掛けて着いたのは正午頃。

「青空に映える鏡岩」
季節よし、天気よし、時間よし。
ベストタイミングだった。

令和5年(2023)4月2日のFacebookより

【撮影日】
令和5年(2023)4月1日

【所在地】
山梨県大月市賑岡町強瀬81-1(岩殿山ふれあいの館)

【メモ/雑学】
・「岩殿山」の標高は634m(東京スカイツリーと同じ)。
・南面に鏡岩(古くは大黒岩)と呼ばれる大岩壁(礫)岩)がそびえ立つ。
・山上の「岩殿城」は天文元年(1532)に小山田信有により築城されたといわれるが、築城者や築城時期は詳しくわかっていない。
・中腹にある「岩殿山ふれあいの館」の1階は、大月市出身の山岳写真家・白簱史朗が秀麗富嶽十二景から撮影した富士山の写真などが展示されている(2階は岩殿山や小山田氏に関する資料が展示されている)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?