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娯楽映画研究所通信

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娯楽映画研究所からのお知らせをまとめました。
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2021年9月の記事一覧

生誕120年 円谷英二監督!

今年は、特撮の神様・円谷英二監督、生誕120年のアニバーサリーイヤーです。1963年生まれのぼ…

『忠臣蔵 天の巻・地の巻(総集編)』(1938年3月31日・日活・マキノ正博、池田富保…

 『忠臣蔵 天の巻・地の巻(総集編)』(1938年3月31日・日活・マキノ正博、池田富保)を久…

『鞍馬天狗』(1928年7月12日・嵐寛寿郎プロダクション)

山口哲平監督、アラカンさんが「寛プロ」を設立しで初の『鞍馬天狗』(1928年7月12日・嵐寛寿…

颱風圏の女(1948年9月3日・松竹・大庭秀雄)

 昭和23(1948)年、占領下に作られた不思議なギャング映画。この頃、各社では剣戟スターによ…

娯楽映画研究所ダイアリー 2021年9月13日(月)〜9月19日(日)

9月13日(月)『劇場版 きのう何食べた?』(監督・中江和仁)・『ニュー・ミュータント』(20…

娯楽映画研究所ダイアリー 2021年9月6日(月)〜9月12日(日)

9月6日(月) YouTube「佐藤利明の娯楽映画研究所」 その男、「佐藤允」 9月6日(月) 『足…

『東遊記』(1940年2月7日・東宝映画=満州映画協会・大谷俊夫)

 皇紀二千六百年に沸き立つ昭和15(1940)年、満州映画協会と東宝映画が提携第一回作品として、日満友好をアピールするために作られた『東遊記』(1940年2月7日・東宝映画=満州映画協会・大谷俊夫)は、色々と興味深い作品。ヒロインは、本作の後に撮影された『白蘭の歌』(1930年11月30日・渡辺邦男)で日本でも大人気となった満映のトップスター・李香蘭(こと山口淑子)。  この項、執筆にあたり、こちらの「居ながらシネマ」さんのサイトも参考にさせて頂いた。こうした在野の映画研究

『水滸伝』(1942年7月2日・東宝映画・白系・岡田敬)

 戦時下に作られたエノケンの大作映画。昭和15(1940)年の『孫悟空』(山本嘉次郎)の大成功…

『新婚日記 恥しい夢』(1956年4月28日・大映東京・田中重雄)

 若尾文子主演『新婚日記 恥しい夢』(1956年4月28日・大映東京・田中重雄)。脚本は笠原良…

『思ひつき夫人』(1939年5月1日・東宝映画京都撮影所・斎藤寅次郎)

 漫画家、挿絵画家の平井房人が大阪朝日新聞ホームセクションに連載した「家庭報国 思ひつき…

『子寶夫婦』(1941年2月26日・東宝映画東京・斎藤寅次郎)

 喜劇の神様・斎藤寅次郎監督は、サイレント時代の『子宝騒動』『この子捨てざれば』(1935年…

『三色旗ビルディング』(1935年7月12日・P. C .L.・木村荘十二)

 モダンな都市アパート生活者の日々を描いたP.C.L.の都会派作品『純情の都』(1933年11月23日…

『山男の歌』(1962年7月8日・大映東京・村山三男)

 昭和37(1962)年、村山三男監督『山男の歌』(大映)。もちろん未見の蔵出し作品。藤巻潤さ…

『足にさわった女』(1960年8月24日・大映東京・増村保造)

 増村保造監督、市川崑企画『足にさわった女』(1960年・大映)。沢田撫松原作「足にさはつた女」は、日活で1926年、東宝で1952年に越路吹雪さん、池部良さん主演で映画化。三度目は、女・塩沢さや(京マチ子)、刑事・北六平太(ハナ肇)、小説家・五無康佑(船越英二)に、クレイジーキャッツの面々、大辻司郎さん、ジェリー藤尾さんなどなどをキャスティング。 東宝版は洒脱なコメディという味わいだったが、大映版は賑やかな喜劇という感じ。中盤までの大阪→東京間の特急こだまの車内での描写は