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アーティストグリーンカード(EB-1永住権)取得方法 ① 〜はじめに〜

今回から全5回に渡り、
アーティストのために送られるグリーンカード
アーティストグリーンカード
取得プロセスをお届けしようと思います。

まず、アーティストグリーンカードとは何か?
アメリカで働くためにはビザが必要なのですが、アーティストであればアーティストビザ(O1 ビザ)、駐在員や現地で働くための就労ビザ(H1 ビザ)、配偶者ビザなど様々ありますが、
こちらのアーティストグリーンカードとは、

その分野において上位2%に属している高度な特殊技能者(Extraordinary Ability)に対して与えられるもの

となっており、取得できるまで長い年月がかかったり、様々な条件があったりします。

実際のグリーンカード↓

スクリーンショット 2021-08-09 22.17.09



※動画にも取得までのプロセスをまとめてありますので、こちらもどうぞご覧くださいませ。

https://www.youtube.com/watch?v=vQk2FKuVCrE

グリーンカ



この卓越した能力者に与えられる、アーティストグリーンカード(EB1永住権)は、アーティストビザ(O1)ビザを申請する時と手続きが似ています。しかしその審査基準はO1ビザよりも高くなります。

具体的には下記の10個の項目から、3つの基準を満たしていることが条件とされます。

1
Evidence of receipt of lesser nationally or internationally recognized prizes or awards for excellence
国際的に認知されている賞や表彰を受けたことがある

2
Evidence of your membership in associations in the field which demand outstanding achievement of their members
認知されている人のみが加入できるような組合や協会に所属している

3
Evidence of published material about you in professional or major trade publications or other major media
主要な業界紙や専門誌、メディア等で申請者の業績が取り上げられている

4
Evidence that you have been asked to judge the work of others, either individually or on a panel
申請者が他者を審査したことがある(審査員・審判の経験)

5
Evidence of your original scientific, scholarly, artistic, athletic, or business-related contributions of major significance to the field
科学的、学術的、芸術的、運動的、またはビジネスに関する該当分野に多大な貢献をしている

6
Evidence of your authorship of scholarly articles in professional or major trade publications or other major media
学術的文献や記事などの著書を、主要な取引出版物などの主要メディアにおける場所で発表している

7
Evidence that your work has been displayed at artistic exhibitions or showcases
自身の作品が展示会や美術展などで展示されている

8
Evidence of your performance of a leading or critical role in distinguished organizations
著名な団体において、主要、あるいは重要な、欠かすことのできない役目を担っている

9
Evidence that you command a high salary or other significantly high remuneration in relation to others in the fieldその分野における他の人々と比べ、高い給与や著しく高い報酬を得ている

10
Evidence of your commercial successes in the performing arts
舞台芸術において、商業的に成功している


難しい言葉を色々並べましたが、実際のUSCIS(移民業務局)が打ち出している条件です。

https://www.uscis.gov/working-in-the-united-states/permanent-workers/employment-based-immigration-first-preference-eb-1



とはいえ、一人一人条件や環境も異なるので、この項目に該当する事を目指して進行していくことになります。
順序などは特に決まっていませんが、僕が一番スムーズに進めることができるであろうステップをお伝えしていきます。

その順番としては、
① 弁護士を探す
② 推薦状(Recommendation letter)を集める
③ 過去に出演した資料(Credit)を集める
④ 移民局に提出
⑤ 最終面接

というような流れになっています。

それでは、最初のステップ

② 弁護士を探す

から見ていきましょう!

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