見出し画像

グルメな夫がインドネシアでやっと幸せな食事ができた話

ジャワ人のグルメな夫は辛いものが食べられない体質である。ジャワ料理には辛くない料理がたくさんあり、青唐辛子やサンバル(唐辛子ペースト)は横につけていることが多い。しかし、ローカルな小食堂では、最初から唐辛子を入れて料理をし、特に野菜料理はほとんどが唐辛子入りなので、グルメな夫にとって安全なのはスープ類だけである。
 
グルメな夫のオヨメサンは、インドネシアではローカルな小食堂で食べるのが大好きである。第一に安い。200円もあれば美味しいものがお腹いっぱい食べられる。だから、オヨメサンの皿はてんこ盛りのおかずでご飯が見えないほどである。しかし、それに対して、グルメな夫の皿には限られたおかずしかない。

インドネシアの中部ジャワの古都ソロの小食堂でのオヨメサンのお皿。ご飯と野菜料理各種で1万ルピア(100円)、豆腐2個4000ルピア(40円)、魚1匹3000ルピア(30円)
インドネシアの中部ジャワの古都ソロの小食堂でのグルメな夫のお皿。ご飯5000ルピア(50円)、揚魚2個6000ルピア(60円)、大豆発酵食品テンペの煮込み2000ルピア(20円)野菜スープ4000ルピア(40円)

ジョクジャカルタではグルメな夫が仕事の関係で定宿にしているホテルに泊まった。伝統的な建物と家具がホテルの歴史を物語る。ホテルスタッフの対応は丁寧で上品である。閑静で落ち着いた雰囲気は往年の名ホテルにふさわしい。
朝食はビュッフェスタイルで、ジャワ料理が8種類、ジャムー(ジャワの薬草ドリンク)が2種類、アジア料理が4種類、洋風料理が6種類、さらにお粥コーナー、卵料理コーナー、パンのコーナー、サラダバー、フルーツバー、ドリンクバーがある。気遣いも行き届いている。たとえば、プチュル(peculジャワの野菜サラダ)にかけるピーナツソースは辛いのと辛くないのと2種類用意されていて、辛いのが食べられない人や子どもでも大丈夫である。
グルメな夫はここで初めて好きなものを好きなだけ食べることができ、元気が戻ったのだった。

インドネシアの古都ジョクジャカルタで泊まった閑静な由緒あるホテル。一泊一部屋朝食付きで7000円くらい。2人で泊まったので、1人3500円くらいである。
インドネシアの古都ジョクジャカルタで泊まったホテルでの朝食はビュッフェスタイル。グルメな夫の皿は辛くない食べ物でてんこ盛り。ハムやソーセージは牛肉でつくっている。ジュースはグアバジュース。この他に果物(パパイヤ、メロン、スイカ)、パン類、コーヒー。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?