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「売上を増やす　≠　機器本体を売る」では無い発想

既存顧客から絶大な信頼を得るための仕組みづくりは真似る価値があります。

＜具体的取組／工夫＞
１）「包あん機　火星人」の既存顧客に新製品の作りかたを視察者に毎月提案しているから
・この機械を使えば、こんなお菓子も作れますよ、という、デモンストレーションを月1回実施
・新商品を作ろうという食品業界の方の視察が殺到

２）商品戦略が評価されたから
・火星人にはオプションを取り付けることで、さらに幅の広い成形が可能に
・ヘッド部分を変えるだけで、いろいろな商品を創れる商品コンセプトが評価された

＜経営成果＞
・包あん機の国内シェアは、なんと90％。世界124の国と地域に輸出
・毎日、数社。年間なんと700社以上来社
・2017年度売上は、279億円

＜岩井コメント＞
・本体が高額な商品の場合、本体の更新に５年～１０年の時間を要します。オプションキットを販売する戦略は、収益力向上を図った非常に良い取組だと感じました。
・リピーター作りは、機器を納入した営業マン任せにする企業が多いと感じていました。しかし、レオン自動機は、既存顧客に、営業マンを通じて提供するのではなく、視察に来社した企業にのみ、新製品アイデアを伝授する仕組みを構築している点は優れています。
顧客の売上が向上すれば、自社のオプション品を購入していただける。ＷｉｎＷｉｎな関係構築を目指し行動していることが、高シェアにつながったと感じました。

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