日本全国 観光列車の旅 第6回 わたらせ渓谷鉄道

おはこんばんちは、とうちゃんのすまーと・らじお
日本全国 観光列車の旅、第6回目はわたらせ渓谷鉄道を紹介します。
公式ホームページ:わたらせ渓谷鉄道

わたらせ渓谷鉄道は正式にはわたらせ渓谷鉄道わたらせ線というのが正解らしいですが略して「わ鐵」と呼ぶことがあるそうです。群馬県桐生市桐生(きりゅう)駅から栃木県日光市間藤(まとう)駅まで渡良瀬渓谷沿いに全長44.1キロを約1時間20分で走ります。起終点駅含めて17駅ありますが、3種類の列車が走っていて、走る列車によってチケットや停車駅が異なるので注意が必要です。
列車は「トロッコわっしー号」「トロッコわたらせ渓谷号」そして「普通列車」の3種類です。
また「わ鐵のわっしー」というマスコットキャラクターがわ鐵の認知度向上のため活躍しています。まるで四角い郵便ポストのようなキャラクターです。

それでは3種類の列車を紹介しましょう

トロッコわっしー号

マスコットキャラクター「わ鐵のわっしー」をモチーフにつくられた列車です。オープンタイプの列車と窓がある普通列車を連結して2両で走っています。停車駅は桐生が始発で相老(あいおい)、大間々(おおまま)、水沼(みずぬま)、神戸(ごうど)、沢入(そうり)、通洞(つうどう)、足尾(あしお)、間藤(まとう)の9つです。乗車する場合は乗車券のほかにトロッコ整理券が必要です。座席は自由席になっているので桐生発の場合は進行方向に向かって右側、間藤発の場合は左側に陣取れば渓谷の風景を観ることができます。

トロッコ渓谷号

ディーゼル機関車が4両の客車を牽引しています。窓ガラスのないオープンタイプの2両を窓ガラス付きの車両が前後で挟み込んでいます。
停車駅は大間々始発で水沼(みずぬま)、神戸(ごうど)、沢入(そうり)、通洞(つうどう)、足尾(あしお)の6つです。乗車する場合は乗車券のほかにトロッコ整理券が必要です。

普通列車

トロッコ以外に普通列車も走っています。この列車は地元の方が沿線の足として利用している列車です。乗車券のみで乗車可能です。運行区間は全線(桐生ー間藤)ですが区間運転(桐生ー大間々)する場合があるので注意してください。

チケットは乗車券とトロッコ整理券のほかに一日乗り放題のフリー切符があるのでわ鐵を満喫したい方はぜひこちらを購入してください。またトロッコ列車は途中下車すると整理券が無効になるので注意が必要です。

鉄印帳

それからわ鐵は第三セクター鉄道等協議会に加盟していて「鉄印帳」を販売しています。これは地方鉄道と沿線地域の振興を目的としたもので、乗車記念に300円で「鉄印」を記帳してもらえるものとなっています。寺社仏閣の御朱印みたいなものです。全40社の鉄道会社が加盟しているのでホームページでご確認ください。
鉄印帳紹介ページ:たびよみ(鉄印帳)

続いて周辺の観光スポットを紹介しましょう。
と、その前に
わ鐵は38の施設が登録有形文化財として登録されています。
もともとは足尾銅山から産出された銅の運搬や鉱山の材料を運ぶ鉄道として1912年(大正元年)に開通し、銅山が閉鎖される1973年(昭和48年)まで利用されていました。鉱山閉鎖と共に輸送量が減り、赤字路線となって廃止される寸前までいきましたが、地元住民の要望で残すことになり一旦はJRの足尾線として運用されていましたが途中で第三セクターの路線となり現在に至っています。

駅周辺観光スポット:主なものを紹介します。
(わ)トロッコわっしー号停車駅、(け)トロッコ渓谷号停車駅

桐生(きりゅう)駅:(わ)
  始発駅です。アクセスにはJR両毛線が便利です。織物の街として有名です。
 自然観察の森:おりひめバスで20分
        野鳥の観察小屋や園路が整備されています。日曜日や夏休みの時期は
        自然と親しむための観察会が開かれています。
        URL:https://www.city.kiryu.lg.jp/forest/index.html

大間々(おおまま)駅:(わ)(け)
 渡良瀬川に向かって歩いていくと、高津戸(たかつど)峡と呼ばれる渓谷に出ます。高津戸橋からはねたき橋まで渓谷沿いに500mの遊歩道が整備されていて渓谷の景観を見ることができます。

水沼(みずぬま)駅:(わ)(け)
  こちらには駅に温泉施設があるのですが2023年7月31日をもってしばら
 く休業となっています。
  2023年9月に徒歩で3分のところに「森のヴィレッジ」というBBQ&カフェテラスが
 オープン。2024年夏までにサウナ&コテージなどのアクテビティ施設がオープンする予定
 です。
 URL:https://inaka-resort.jp

神戸(ごうど)駅:(わ)(け)
  こちらには車両を使ったレストランがあります。その名も「レストラン
 清流」。東武鉄道日光線で利用されていた特急列車「けごん」で当時の座 
 席とテーブルがそのまま利用されています。メニューはカレーライス、定
 食数種、うどん、そばなど。こちらで駅弁も購入することができます。
 少し歩くと草木湖という湖がありますが、3月から4月にかけて散策途中
 に花桃の植わっているところがあります。

通洞(つうどう)駅:(わ)(け)
 元の足尾銅山の坑道が資料館として公開されています。徒歩3分。
 URL:https://www.city.nikko.lg.jp/asiokankou/kankou/ashio/taiken/douzan.html

間藤(まとう)駅:(わ):
 わたらせ渓谷鉄道の終着駅です。
 駅前から日光東照宮へのバスが出ています。

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