さとー

ボードゲームが好きなSEです。さとーふぁみりあとしてゲームの創作を行っています。

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最近の記事

2023年ゲームマーケット秋のスケジュール

今回はならんで!鳥獣戯画、ガニメデ戦記Zero+、ペンギンかんそくたい、ロケットカンパニーを並行作業で作っていましたので、その記録を書いてみようと思います。 もちろんこの間にも、ゲムマ2022春で販売した「フラワーマーケット」やゲムマ2024春で販売予定の「空島の商人」など、他のゲームの作業も並行して進めていますが、今回は秋に販売した4作品に絞って書いてみました。 2022年9月 ボドゲ大祭があまりにも楽しそうだったので、2023年は子ども向け新作ゲームを作って参加するこ

    • フラワーマーケットのデザイナーズノート

      このゲームは花市場の競りシステムに着想を得たゲームです。 このゲームを作り上げるまでのデザイナーズノートを書きます。 ゲームの着想花の競りでは、ダッチオークションと呼ばれる競り下げ式の競りを使うことがあります。 競りの対象とする花がオークショナーの前に所期価格とともに展示されます。その後、30秒間ほどの間に価格がどんどん下がっていき、オークショナーは適当なタイミングで入札し、そのときの価格で花を仕入れるのです。 このシステムを聞いたときから、「うまくボードゲームに落としこみ

      • ガニメデ戦記Zero2 製作記録

        2022年4月 自分の趣味全開の『ガニメデ戦記Zero』がどれくらい受け入れられるかわからなかったのですが、ゲムマ春では想像以上の反響をいただきました。増版を考えたのですが、ただ増版するのは面白くないので、メックを増やして、混ぜて遊んだら4人まで遊べる拡張を作ろうと思い立ちました。 さっそくアートワークの高見さんに連絡を取り、登場させるメックなど骨子を相談し、ゲムマ2022秋にZero2を発売することに決めました。 これがゲムマ終了1日目に決めたことです。 その後、台湾の

        • ガニメデ戦記Zeroのデザイナーズノート

          今回もたくさんの出来事がありましたが、トラブルはなく楽しくゲーム製作ができました。 自分たちの趣味全開のゲームですが、どんなふうに作ってきたかを紐解いてみたいと思います。 ガニメデ戦記Zeroの着想 2019年の春のこと、リゴレでOKAZU brandの林さんと『ミスティックヴェール』を遊んだときに、透明カードを使ったゲームを作りたいという衝動にかられました。自分だったら何を作るかを考えたときに、開発中だったガニメデ戦記をすぐに思い浮かべました。 ガニメデ戦記は210X年

        2023年ゲームマーケット秋のスケジュール

          みんなでいただきマウスのデザイナーズノート

          『みんなでいただきマウス』は2021年春に新発売するカードゲームです。このゲームを作ろうとしたきっかけは「ありがとうと言うゲームを作ろう」と思ったことでした。 ■きっかけ 2005年にラベンスバーガーから発売された『グラシアス』というゲームがまさに「ありがとう」と言うゲームでした。 『グラシアス』ではいらないカードを他の人に押し付けるのですが、もらった人はどんなカードをもらったとしても「グラシアス(ありがとうのスペイン語)」と言わなければならないゲームです。 発売からかなり

          みんなでいただきマウスのデザイナーズノート