あなたに言われるからやりたくない

あなたが「当たり前だ」というそのことを

私はやりたくないのです。

あなたにとってはごく当たり前のことであり、世間から見てもおそらく当たり前のそのことです。あなたは知らないだろうけど、あなたに言われるからやりたくないことがこの世にはあるのです。そのことを知らないのはあなただけなので、この当たり前に関してはいつまで経っても落ち着くところはありません。

自分の主張は正論なのに、なかなか着地をしないからいつも苛立っているんだよね。世間でいう当たり前を私がなかなか理解しないから、いつも諭したくなるんだよね。がっかりするくらいあなたの思い通りにならないことに、常に腹立たしく思っているんだよね。

私はわかっているよ。理解している。その場その場で、あなたの伝えたことに微笑みながら理解を示し、そのように行動しているよ。

なのになぜ、あなたの当たり前がいつまでも叶わないのか教えてあげる。

あなたが自分の当たり前の不当さに気づいてないからだ。話すたびに、会うたびに、当たり前の中身を身勝手に昇華させていく自分に気づいてないからだ。あなたの「足りない」にいつまでも私を巻き込まないで。それを「当たり前のこと」だと錯覚しないで。

あと一つ、伝えたい。

あなたに言われるから私はやりたくない。

それを言ったら終わりになるから、私はそれを言わないだけだ。長いこと、あなたの望む当たり前を実現させてあげたいと思ってやってきた。でも、もうやりたくない。私の行動を「誰かの何か」と比べることしかできない、それを良かれと思っているあなたの言うことを聞きたいくないのです。

いい年齢になって気づいたこと。自分の弱さだと思っていたこと。いや、違う。あなたに言われることが私は嫌なの。今はっきりと、スッキリと理解できたことで、これが私の当たり前になりました。