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🌹ピーターラビット展


出版120周年記念ピーターラビット展が
世田谷美術館で開催されています。
曇天と雨の天気予報がうって変わり
美しい緑が映える皐月晴れの日、出かけていきました。

世田谷美術館



美術館に入るとすぐに大きな地図。
マクレガーさんに追われるピーターと一緒に
わたしもヒルトップ農場へGO!

はい、こちらがヒルトップ農場です❣️




見どころをご紹介します。

1、ピーター誕生までの物語🐞


『ピーターラビットのおはなし』は1893年にビアトリクス・ポターが、
元家庭教師の病床にある息子、ノエル・ムーアを元気づけるために
送った絵手紙が原点となっています。
今回の展示会の目玉はこの貴重な絵手紙のオリジナルです。
これはイギリスのヴィクトリア&アルバート博物館からやってきました。
日本で初公開というものですので、ぜひご覧ください。

ピーター動くんですよ!

2、シリーズ最初の絵本
『ピーターラビットのおはなし』彩色画全点の展示🐌

出版120周年の今年まで、日本語版の絵本では
掲載されていなかった挿絵の原画を含めて、
『ピーターラビットのおはなし』の彩色画が全点!
全点大公開です。
すごいです。
マクレガーさんに捕まったお父さんが
パイになってしまった挿絵、初めて見ました。


3、作者ビアトリクス・ポター監修、
100年以上前に作られたアイテムも大公開🐥

ビアトリクスは絵本の出版だけでなく、
生涯にわたって、いくつもの関連商品を手掛けました。
粗悪なピーターラビットのぬいぐるみが売られているのを見て、
自らで監修したものを厳選して作成するようになり、
絵本のミャラクターの商品化の特許をとったのです。
すごいですね。
ビアトリクスが特許をとった最初の人物と言われています。


4、HAPPY BIRTHDAY!
        PETER RABBIT 🎂


なんと今回の展示のために、
イギリス湖水地方のテーマパーク
The World of Beatrix Potter Attraction が
特別に制作した、
高さ180㎝の特大バースデイケーキでお祝いです。
写真撮影可ですよ。





5、ビアトリクス・ポター

wikiより

(1866年7月28日〜1943年12月22日)
ヴィクトリア時代の上位中産階級に生まれ、
遊び相手もない孤独な幼少時代を送りました。
この頃は良家の子供は家庭教育が基本で学校に行くことはありませんでした。
幼い頃から絵を描くことが好きな女の子で、
飼っていたペットのウサギのスケッチを残しています。
きのこの研究は玄人はだしで、
もし彼女がオックスフォード大学で学んだら、
きのこ博士になっていたかもしれません。
どんなに優秀でも女性は大学に進学できない時代でした。
博士になる以上の業績を残したビアトリクスでした。


前述のように病床ある少年のために書かれた絵手紙が元となり、
『ピーターラビットのおはなし」が出版されたのは1902年でした。

出版社のフレデリック・ウォーン社は
創業者の三人の息子で経営されていました。
ビアトリクスの担当をしていたのは末っ子のノーマンでした。
二人は互いに惹かれ合い、結婚の約束をしますが、
両家の格が違うとして両親が反対。
でも、
39歳になっていたビアトリクスの決意は固く、
密かに婚約します。
ところが、
プロポーズの手紙から1か月後、
ノーマンはリンパ性白血病で、
37年の生涯を閉じました。

悲しみに暮れながらも、
誰にもその胸のうちを明かさないビアトリクスでした。
思い切って、湖水地方のニア・ソーリーにある
ヒルトップ農場を購入。
多くのおはなしはこの家や庭が舞台となっています。

絵本は順調に売上を伸ばし、
印税収入も増えてきたところで、
彼女は「ナショナル・トラスト」を支援するため、
湖水地方の土地や建物を買っていきました。

その管理をしていた弁護士ヒーリスは
ポターの自然保護運動に共鳴し、
同志の思いは愛情へと変わっていきました。
1912年ヒーリスはプロポーズしますが、
またもや両親は反対。

その両親を説得したのは、弟バートラムでした。
そして1913年10月、ヒーリスとビアトリクスは
ロンドンのメアリー・アボット教区教会で
結婚式をあげました。

ロマンスが成就してよかった♡




30年後の1943年、
ビアトリクスは気管支炎にかかり、
死の床に着きます

湖水地方の土地、農場、建物は
ナショナル・トラストに寄贈。
大事にしていたヒルトップは現状を維持して、
貸し出さないように言い残して、
なくなりました。
本当にあっぱれな人生でした。

興味のあるかたはぜひ映画をご覧ください。
とても良い映画です。

主演は「ビリジット・ジョーンズの日記」のレニー・ゼルウィガー














ここはヒルトップ農場。
わたしは2010年に行ってきました。


美しいホークスヘッドの風景 
牧歌的な教区教会。お気に入りの写真です。


6、ランチタイム
SeTaBi Café (セタビカフェ) ☕️


ルバーブパイ 
サーモンとほうれん草のガレット

美術館の地下中庭にあるカフェ。
蕎麦粉のクレープ「ガレット」とルバーブパイをいただきました。
フランス料理の「ル・ジャルダン」は以前にも行ったことがあるので、今回は気持ちの良いテラス席を利用しました。
爽やかな風が心地良いランチタイムでした。

7、公式イメージソング『ピーターラビットとわたし』🎶

wikiより

01. ピーターラビットとわたし
Words and Music: 大貫妙子
Arrangement: 坂本龍一
Keyboards,Drums: 坂本龍一
Guitar: 大村憲司
Background Vocals: 大貫妙子

8、チケット情報🎟

9、世田谷砧公園の薔薇🌹


10、世田谷美術館

ぜひぜひお出かけくださいませ!

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