「読者のニーズに合わせないとダメ」って本当ですか?
※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。
こんにちは、TOSHIです。
「独りよがりではダメだ」
「自分の言いたいことを書いているだけではダメだ」
「読者のニーズに合ったことを書かないと」
ブログをやっている人で、こういうことを言っている人はすごく多いです。Twitterを見ていると、1日に数件はこういう投稿を目にします。自分に言い聞かせるように言っていますね。
一見すごく正しいように思えます。「まったくその通り」と思うかもしれません。
ですが、立ち止まって考えてみてほしいのです。
「読者」って誰のこと?
「読者のニーズに合ったことを書かないと」と言いますが、ここで言っている「読者」というのは、誰のことを指しているのでしょうか?
【ブログを実際に読んでくれた人】のことになるはずです。その人のニーズなんてわかるのでしょうか? 知る術がないのではないでしょうか。
しっかりその記事を読んでくれて、「いいね」ボタンなどで高評価をもらえたなら、「ニーズに合っていた」(のかもしれない)と判断することができます。中には、コメントで「ニーズに合っていた」ことをバッチリ書いてくれる人もいるかもしれません。
ですが、そうだったとしても「記事を読んでくれた【その人】のニーズに合っていた」というだけの話です。
世間一般の大勢のニーズに合わせる?
どうも、「読者のニーズに合わせる」と言った場合、「世間一般の大勢のニーズに合わせる」と解釈する人が多いように思います。
記事へのアクセスを増やして大勢の人に読んでもらう、という発想では自然なことなのかもしれませんが。
それを突き詰めると、「テレビで扱うような話題」ということになるはずです。それはマスメディアの領域です。
私たちが運営するような個人メディアで勝負するところではありません。私たちはあくまでもニッチで戦わなければ勝てないのです。
独りよがりの何が悪い!
私は、個人メディアでの発信の場合、独りよがりで良いと考えています。「独りよがり」という言葉があまり良くないかもしれませんが。
発信者の個性を出していくこと、独自性を発揮していくこと。他では言っていないようなことを発信していないと、「ニーズに合う」云々よりもそれ以前に、見つけてもらうことすらできないのではないでしょうか。
自分の言いたいこと、表現したいことをしっかりと発信して、ニーズに合った人がフォロワーになってくれます。順番が逆なのです。
ニーズありきで発信内容を作るのではなく、発信した内容に合った人がフォロワーになってくれるということです。
だから、「内容が独りよがり」は良いし、情報発信の性格上そうなるのが当然だと私は考えます。
ただし、意味不明な内容やよくわからない表現・言葉遣いなど、「発信の仕方が独りよがり」は当然ダメです。
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