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人生において「過去の傷」には無視できない大きな意味がある

※stand.fmでこの内容の音声配信を聴くことができます。

こんにちは、TOSHIです。

私は講座などで「人生ストーリースパイラル」というコンテンツをお伝えしていて、人生の捉え方を考えています。

これに関連して、いろいろな角度から「人生」や「成長」について、学びを深めています。様々な本を読んだり、セミナーを受けたりもしてきました。

その中で共通した部分が見えてきたので、これこそが本質的な「人生の捉え方」なのではないかと考えています。

今回はその点について、現時点での私の考えをシェアします。

「過去の傷」に大きな意味がある

共通していたのは、「過去の傷」に大きな意味があるということです。ここで言う「過去の傷」とは、特に幼少期の精神的な傷ついた体験のことを指しています。

大事なことは、どんな人でも誰もが幼少期に傷ついた体験をしている、ということです。

私も誤解していました。自分は比較的恵まれた家庭に育っていると思っていたので、「自分よりもずっと不遇な環境で育った人は多いだろうし、自分なんかが傷ついていたなんて考えるのはおこがましい」というような考えがありました。でも、そうではありません。

環境がどうであろうと、誰もが幼少期に傷ついた体験を必ずしています。それは恵まれた環境だろうと不遇な環境だろうと、周囲に悪意があろうとなかろうと、関係なく傷ついてしまっているのです。

「過去の傷」を防御する間違った目標を立てる

傷ついた体験を二度としないように防御するために、暫定的な目標を立てることになります。自分がもう傷つかないように、自分を守るために。

私であれば、孤独で寂しい体験を繰り返さないために、勉強を頑張って優等生として注目を集めることを目標にしました。

ポイントは、この暫定的な目標を、いつの間にかあたかも真の人生の目的であったかのように、錯覚してしまうことです。

その結果、生きることが虚しくなったり、燃え尽きて覇気がなくなったり、無力感に襲われたり、様々な問題を引き起こすことになります。本当の意味で自分の人生を生きることができません。

「過去の傷」に隠された本質的な心

過去の傷の背後には、本質的な心が隠されています。私は「本来の濃縮な心」と呼んでいます。

人生の目的、ミッション、お役目、生まれてきた意味……様々に言い換えることができるでしょう。神から与えられた使命のようなものとも言えるかもしれません。

ここに、本来自分がこの生涯でやるべきこと、本当にやりたいことが隠されてしまっています。

この本質的な心、「本来の濃縮な心」を明らかにしていくことが、本来の人生を生きる上での大きな課題です。

これが「人生の歩み」として、いろいろな学びの中で共通していることでした。やはり、ここに真実があるのではないかと思っています。

「過去の傷」を知る意味

こうやって見てみると、改めて「過去の傷」に大きな意味があることがわかります。

もしかすると、まだまだ私には見えていない、過去の傷が眠っているのかもしれません。「傷」というくらいですから、直視したくない、見るのもつらい、無かったことにしたい「傷」が、実はあるのかもしれません。

本当の自分の人生を生きるために、探求を深めていきたいと思います。

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