VIP客が大喜びした異質な特典

今回は

10年以上経った今でも
「衝撃でした」
とのお声をいただく、

私の個店時代のお話を。

私がチェーン店を辞めて
仲間と開業した個店では、

開業当初から
ワクワク系マーケティングを
全力で実践しました。

特に力を入れたのが
チェーン店時代
存分にできなかった、

お客さんとの
「絆づくり」です。

ワクワク系マーケティングの
「21日間感動プログラム」
にのっとって、

まず接客で仲良くなってから
お礼ハガキを出し、

その後はミッションレターや
ニューズレターを出し、

多様なイベントを開催しと

お客さんとの絆づくりに
邁進しました。

すると、

お店を開店して
3ヶ月ほど経つ頃から

仲のいいお客さん、
ファンと言えるお客さんが
出来ていきました。

こうしたファン客を楽しませ
飽きさせないためには
どうすればいいのか。

ワクワク系マーケティングで
お伝えすることの中に、

「VIP客をえこひいきする」

「VIP客が喜ぶのは
お金では買えないもの、
『非金銭的特典』である」

ということがあります。

当時、
日々ファン客と接する中で、

ファン客は割引しても
ほとんど喜ばないことは
私も実感していました。

喜ばれず割引しても
お互い良いことがないので、

「割引ではなく非金銭的特典をやってみよう」

とあれこれ考えた中で
出てきたアイデアが、

「VIP客限定の秘密BOX」

というものでした。

店内ミーティング中に
このアイデアが出てきた時は、

スタッフみんなで
大笑いしたのを覚えています。

さっそく私は
ボックス型の売り場の一角を
厚紙でピッタリと隠して、

「ゴールド会員しか見られないヒミツのコーナー」
と書きました。

BOXの中は文字通り
権利のあるVIP客しか
見ることができない

ということにして、

「のぞきたい方はスタッフにお声がけください」
と小さく書いておきました。

そしてBOXの中には
非金銭的特典として、

・店長、肥前が小学生の頃に集めたザリガニの抜け殻コレクション
・店主の結婚式の時の写真アルバム

などを入れておきました。

一見、突飛な特典ですが、
絆のあるファン客は喜んでくれる
という確信がありました。

すると、

BOXを作ってすぐに
来店したファン客が興味を示し、

「何これ?見ていい?」
と声をかけてきました。

そしてこのファン客が
BOXの中をのぞくと、

ザリガニの抜け殻では
「おおぅ…」
と微妙なうなり声を上げ、

それに対し私は
「だから見ないほうがいいって言ったのに 笑」
と返して盛り上がり、

結婚式の写真で
また一緒に盛り上がりと、

その後も続々と
予想以上の反響をいただき

VIP客とさらに絆が深まる
名物特典となりました。

中には
「これを見るためにはいくら買えばいいんですか?」
と聞いてくる方もいました。

この話を聞くと
「こんな特典が実際にお客さんに
受け入れられるものなのか…」

と驚く方が多いようですが、

これはお客さんとの絆が
あってこそできた特典です。

絆づくりをしていたことで
お客さんのことが
肌感覚で分かるので、

「この特典は絶対に喜んでもらえる」
と確信して実践できたのです。

お客さんと絆がない中では、
こんなおかしな特典は
さすがの私でもとてもできません(笑)

私のこの
ヒミツBOXの実践は

「異質な特典やイベントをやることで
お客さんとの絆が育まれる」

と誤解されてしまうことも
あるようですが、

先に絆があるからこそ
喜んでもらえたヒミツBOXであり、

そのためには
日々の接客やお礼ハガキなど
地道な絆作りの取組みが必須です。

また
「絆が出来たら
異質なことをやりましょう」
ということでもなく、

ポイントは
「らしさ」です。

ヒミツBOXは
当時の私のお店らしい
ユニークな特典でしたので、

VIP客に
大喜びしてもらえたのです。

 
これをみなさんの
お店、会社に置き換えると、

どんな非金銭的特典で
喜んでもらえるでしょうか。

ぜひ愉しく妄想していただき、

やれそうなことがあれば
ぜひ思い切って

やってみていただきたい
と思います。

私の経験でも

ほとんどの心配は
杞憂に終わりますので。

ということで、

では個店時代の私は
どんな接客をしていたのか?

こちらの動画で詳しく
お話ししていますので、

ぜひ最後までご覧ください。
↓↓↓↓↓
https://youtu.be/WUO8N-v8rIQ
 
 
それではまた次回に。

   
  

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