人の利他性が発動する商売の世界

私はチェーン店を辞めて、

とある商店街の外れに
10坪ちょっとの個店を
仲間と開業したのですが、

最初に決めたことの一つに

「初来店のお客さんには
その日のうちにお礼のハガキを出す」

ということがありました。

ワクワク系マーケティングでは
お客さんと絆を育んで
ファン客を貯めていきますが、

ファンになってもらうための
第一歩として
お礼のハガキを出すことにしたのです。

そして迎えた開店初日。

想定外の数のお客さんが
ご来店になったことで、

出すハガキの枚数は
60枚ほどになりました。

開店初日を終えたという
充実感と疲労でいっぱいで

閉店後に
ハガキを60枚書くのは
正直きつかったですが、

初日からサボっては
明日からもサボることになる!

そしてお客さんとの絆が
育めなくなる!と思い、

開店初日の閉店後、

2時間ほどかけて
一人一人のお客さんを思い出しながら
ハガキを書きあげ、

ポストに投函して帰宅しました。

そして2日目以降も
その日のうちの
お礼のハガキを出していきました。

すると、

数日後にはさっそく
「ハガキありがとう!」
とリピート来店の方が現れ、

その後もリピート来店の
お客さんが増えていき、

その中から
ファンになってくれる方が
生まれていきました。

ファン客は
通常時はもちろん、

東日本大震災の時も
お店を強く支えてくれました。

震災後
商店街にお客さんが戻らない中、

商店会長さんは

「地元のサッカーチームが
Jリーグでまた優勝してくれれば、
この町もまた活気づくんだけど」

と他力本願なことを
諦め気味に言ってましたが、

私のお店は顧客がすぐに
戻ってきてくれたことで、

いち早く立ち直って
危機を乗り越えることができました。

小阪は著書
『お客さまの「特別」になる方法』
の中でこう言っています。

「絆作りを通じて、人の利他性が発動する。お互いがお互いをおもんぱかりながら、売り手も儲かり、買い手も儲かる世界が現出する。

この“儲け”には、広い意味がある。金銭的な利得だけでなく、精神的なものを含んでいる。そしてその儲けはまた、互いをおもんぱかりながら、互いに還元されていく。

二十一世紀は、そんな思いやりに満ちた循環社会になっていくだろう。」

小阪の言う
「思いやりに満ちた循環社会」が
今まさにやってきていると私は感じています。

人の利他性が発動する
思いやりに満ちた素敵な商売の世界。

ぜひこのメルマガを
お読みいただいている
みなさんとともに
作っていきたいな、

と思っています。

ということで、

「人の利他性が発動する
思いやりに満ちた循環社会」
の一例として、

ワクワク系マーケティング実践会員の
美容室さんで起こった出来事を
こちらの動画でお話ししています。

なんと
youtube「小阪裕司の商売道場」の
1本目の動画です。
(まだ私は登場していません)

ぜひ最後までご覧ください!
↓↓↓↓↓↓↓↓↓
【商売繁盛】どんな有事にもあなたのビジネスを支えるもの
https://youtu.be/VOoCPZolfQ4?si=QOPeT3iZUkyAF1LC

それではまた次回に。
  
  
  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?