回収しやすい伏線と回収しにくい伏線の違い
こんにちは。未来の直木賞作家、小説家の川井利彦です。
今回は「回収しやすい伏線と回収しにくい伏線の違い」についてご紹介します。
本題に入る前にお知らせです。
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▼回収しやすい伏線と回収しにくい伏線とは
それでは本題です。
伏線は物語に深みを与え、読者を引き込む強力な手法です。
その伏線の回収しやすいのかしにくのかは、その伏線の性質や物語の進行によって違ってきます。
そこで今回は、回収しやすい伏線と回収しにくい伏線の違いを解説していきます。
※今回の記事は「ChatGPT」が書いた内容を、加筆修正したものです。
1.回収しやすい伏線
回収しやすい伏線は、物語の進行や登場人物の行動と密接に結びついています。
これらは読者にとっても自然な形で結末に結びつけやすく、意味のあるものとなります。
例文:物語の冒頭で主人公が古びた手紙を見つけます。結末でその手紙が物語の鍵となり、物語全体が円環構造をなす。
物語と密接に関わり、さらに物語をより深めていく伏線であれば、回収もしやすいですし、読者に伝わりやすくなります。
2.回収しにくい伏線
回収しにくい伏線は、物語の流れと直接的に結びつかないか、あまりにも抽象的であることがあります。
こういった場合、読者にとっては予測が難しく、回収が不自然に感じられることがあります。
例文:物語中、主人公が通りすがりの花壇で見かけた一輪の花。結末でこれが予言の象徴であったことが明らかにされるが、これが物語にどのように関連していたのかが読者にとって理解しづらい。
物語と直接関係ない伏線もあるにはありますが、あまり多用してしまうと、回収できたとしても読者に伝わりにくく、混乱させてしまうかもしれません。
▼伏線の回収に成功するためには
1.自然な結びつき
伏線を物語全体に自然に結びつけることで、回収が無理なく行えます。
これが最も大切なことであり、かつ伏線を張ることの醍醐味といっても過言ではありません。
物語としっかり結びつき、さらに盛り上げる役目が伏線にはあります。
2.読者の注意を引く
重要な伏線に読者の注意を向け、物語の中で印象づけることで、後の回収がより効果的になります。
次の「予測可能性」と通じるところがありますが、読者に「これは伏線だ」とあえて気がついてもらうことで、回収することの違和感を無くすことができます。
ありきたりでわかりやすい伏線を張ることで、読者も「どうやって回収されるのか」と期待を持ってくれます。
すると物語を最後まで楽しんでもらうきっかけにもなります。
3.予測可能性
読者にも伏線の意味を予測できる程度の情報を提供することで、回収時に驚きや納得感を与えることができます。
あえてわかりやすい伏線にすることで読者の興味を引き続けることができます。
▼まとめ
ここまで「回収しやすい伏線と回収しにくい伏線の違い」についてご紹介しました。
伏線は読者を引き込む強力な手段ですが、その分適切な使い方が必要となってきます。
読者にとって理解しやすく、同時に物語に深みを与えるように心がけましょう。
せっかく伏線を張っても、読者が理解できなかったり、物語との結びつきが薄い場合、例え強引に回収できたとしも、結局意味のないものになってしまいます。
伏線を張る場合は…
「その回収方法」「回収のしやすさ」「読者への伝わりやすさ」
これらを意識することが重要です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
小説家の川井利彦でした。
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