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きっかけ作り

10年ほど前までは、作品を発表するためにはポートフォリオを持ち歩きギャラリーに行った際に「こういうことやってます。」等々言いながら自分を売り込んでみたり、芸術関係者や作家が集まる場でそういう話をしたりなど、今で言うアナログな方法で自分の活動を宣伝していたりしていたわけですが、今ってネットでどんどん個人的に宣伝も出来るし、他者の目に触れるきっかけを作ると言う意味ではとても便利な時代だなぁと心底思うわけで。

例えばTwitterとかでバズったりなんかすれば、数千数万という人に自分のことを知ってもらえたりするし、バズるくらい注目されると芋づる式に他のメディアが声をかけてくるため更に拡散するので、あっという間に自分が住んでいる地域では出会えない数の人の目に情報が広がる。

メディアの種類も新聞・雑誌・テレビ以外に情報サイトやSNSなどのネット媒体と増えている。

たった2〜30年でホント大きく変わった。

そういう中で作家がやるべきことは何かって言われたら、もう当たり前のことだけど自分のHPを作っておくことの重要さ。

そりゃめちゃくちゃオシャレでカッコイイ素敵なHPとか持てたら良いけれど、そんなものでなくてもいいので作者のプロフィールとどんな作品作ってるのかくらいはわかるもの(出来れば最低限の英訳も載せる)でいい。

これがあるのとないのとでは、チャンスを捕まえるきっかけを得れる確率が確実に違うと思う。

ひょっとしたらインスタなどをHP代わりに使ってもいいかもしれない。

なによりページ数が多いポートフォリオ持ち歩くこと考えたら、スマホやタブレットでサッと自分の作品がどういうのかを人に見せるのが凄く楽。

そういう自分の情報の発信する場と、興味を持った人がリアクション出来る受け皿を作っていくことは今じゃ作品作る人にとって必須だということです。

チャンスはどこに転がっているのかわからないしすぐ見つからないかもしれないけど、待ってるだけじゃ始まらないし、出来ることはやっておくにこしたことはない。

ましてや国外からの反応だって期待出来る。

英語が出来ないと言っても今はGoogle翻訳とかでもなんとなくニュアンスが掴めるし、ホントにちゃんとしたかったらそこで知り合いを伝って英語出来る人に助けを求めたっていいわけで。

何かを発表するにはホント便利でありがたいものがいっぱいある時代になっている。

しかもそれが無料で出来ることが多いのもすごい。

それだけ当たり前の存在になっている情報ツールを使わないのはもったいない。

自分の作品を発表したいと思っている人や、もっとっと思う人はそういう面で行動始めるのもいいと思う。

とはいえ本当に大事なのは作品なので、ちゃんと作品作って実物を見せるということであるのはいつの時代も変わらないことではある。

そのきっかけ作りは時代によって変化しているというお話。


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