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3.26 リェイダ旧大聖堂

レェイダの朝。

バルセロナに泊まっていた時の喧しいホテルとは比べものにならない静けさ。田舎の親戚の家にでも来たのかと錯覚してしまうような朝であった。 

ホテルを出て人気のない古い街を散歩しながら、山の上にあるリェイダ旧大聖堂に行ってみた。観光の予習はしてきていないのでどんなところかはよく知らないが、街を見渡すことは出来そうだ。
登り坂を数十分は登る覚悟で城に向かっていると、なんと途中で大聖堂直通のエレベーターを発見した。しかも無料。
そのエレベーターに乗り一気に頂上に到着。さらに今は城の中を修復中で、入場料も無料だった。 

大聖堂に入り中央の塔に登ってみた。 

塔の中の螺旋階段をひたすら登ること5分。やっと最上階に着き街を見渡すと、鳥肌が立つほどの絶景が目の前に広がった。
レェイダの町は小さくまとまった要塞のような街で、街の周りは大平原と山脈に囲まれている。近くからはレェイダの街並みと大平原、遠くの方は山脈がシルエットの様に浮かんでいた。

やはり上から眺めるというのは良いものだ。当時の王様も、現代のどこぞやの企業の経営者も高い所に住んだりする気持ちが分からなくもない。

見渡しているとフットボールスタジアムを発見したので、丘を降りて歩いて向かってみた。

30分ほどでレェイダのフットボールスタジアムに到着。タイミングよく入場ゲートに選手らしき人々が続々と車で中に入っていくのが見えた。このクラブでプレイしている富永選手は自転車で通っていると雑誌で読んだことがあるので自転車に注目しながらしばらく来るのを待った。

待つこと30分。しかし、いくら待っても来る気配がない。
もう中に入ってしまったのかと思い、近くにいた係員の人に聞いてみると富永選手はまだ見てないという。その後もしばらく待ったが結局来なかったので今日は諦めた。まぁ、そう簡単に会えるはずもない。

帰り道に、今より安い宿があるか探しながら帰ったがなかなか条件の良い宿は見つからなかった。

というよりこの街はホテルの数そのものが少ない。

探し回っていた時に中華料理のレストランを見つけたのでそこで夕食。他の街の中華料理店と同じく、相変わらずクールな接客である。
笑顔はほとんどないが、最後に杏露酒をサービスしてくれた。

腹いっぱい食べて宿に帰る途中、カフェの前で生バンド演奏をやっていた。奥に有名な人でもいるかと思ったが中は見えなかった。

人が少なく静かでのんびしていてなんとも心地よい街である。

本日の出費

 朝食 300Pts
昼食 550Pts
夕食 700Pts

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