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霊視鑑定やめました

ずっとほぼボランティアのような形で、霊視鑑定を行ってきました。

私には霊能者に必要な、「超共感能力」が備わっていたので、第六感もかなり鋭いですし、相手が気づいていない無意識の領域までもを、ある意味透視出来てしまうという、困った能力を持ち合わせて生まれてきました。

これは、生きている人間限ったことではなく、死霊や高次元の存在など、そういった「肉体を持っていないエネルギー体」にも自然とチャンネルを合わせてしまう能力もあったので、それはやはり生かした方がいいだろうと思い、断続的ではありますが、霊視鑑定をしてきました。

最近、ココナラというサイトでも、霊視を使った悩み相談なども受けていました。

しかし一回の鑑定でも、本当に心身共に疲弊するんです、これが。

私はHSPでエンパス気質も持っているので、どうやらカウンセラーには向いているらしいのですが、あまりにも真面目に相談者に向き合い過ぎてしまうところがあり、さらに元々、実はそんなに人間が得意じゃないので、本来は向き不向きで言えば、向いていないのかもしれません。

HSPやエンパスであっても、根底に「人が好き」という思いがあれば、きっと多少辛くても続けていけるのだと思います。

しかし、本来私は、人間よりも自然や動物、植物が本質的に好きで、人のドロドロ・カオスな想念が大嫌いで、なるべくなら関わらずに生きていきたい方なんです。

ただ、能力者として生まれてきたからには、それを使命として果たさなければならない!と思い込んでいて、辛くても頑張って向き合ってきました。

霊視鑑定の前には必ずお線香を焚き、お経と真言を唱え、非常に緊張した状態で鑑定に臨みます。

例えていうなら、霊能者は「心の外科医」です。

外科的手術を施す外科医は、サイコパス気質で無ければ、非常に緊張する重大な仕事です。

人の命を扱う仕事なので、相当メンタルが強くないと出来ない仕事だと思います。

これは霊能者も同じで、よほど人が好きか、もう霊能者以外生きていく糧が無いという人しか、自分のメンタルを維持するのは難しいです。

この仕事も、目には見えないけど、複雑な心のケアや問題解決の手助けをするので、神経を研ぎ澄ませます。

間違ったことを伝えるわけにはいかないので、邪魔してくる霊などを払いながら、慎重に行わなければいけないものなのです。

だから正直、毎回クタクタになってしばらく寝込むことが殆どでした。

ただ、今まで続けてこれたのは、相談者様の方も本当に良い方々で、素直に霊的メッセージを受け取り、自身でもしっかり努力をしている方々が殆どだったため、寝込んだりしても、相談者様の為になったならそれでもいいと思ってなんとか頑張ってきました。

しかし、最近、本当に無礼な人からの相談を受け、軽くトラブルになりました。

メールでの鑑定で、一応、3往復までのやり取り可能とし、長くても7日間で完了するように取り決めがありました。

で、出来れば1往復あたり24時間以内に何らかのレスポンスが欲しかったんです。

私の鑑定に対しての感想や、さらなる質問でなくても、とにかく「読みました」とだけは一言欲しかったんです。

何故かというと、その人の鑑定が終わるまで、守護霊様や守護神様とずっと繋がっていなくてはいけなくて、アイドリング状態がずっと続くってことなんです。

最近受けたその相談者様は、ご自身の体調が芳しくなく、仕事が忙しすぎて体調不良で返信できなかったと言っていました。

急に体調不良になったとか、それは仕方ないにしても、「体調不良になってしまったので、これ以上やり取りが難しいです」など、何らかのレスポンスを出来れば、24時間以内には欲しかったなって思ったんです。

何となく、文章も横柄な態度で、ぶっきらぼうで敬語は全くなく、最初からちょっと失礼だな、と思っていたんです。

結局こちらから「お代は結構ですので、キャンセルをお願いします」とお願いし、中止することが出来ました。

それまでは、「返信までもう少し待ってくれ」だの、「体調が良くなったら返信します」だのと、ゴネていましたが、こちらがどういう状態で鑑定を行っているのかを、懇々と説明をしたらようやく理解してくれたようで、やっとキャンセルになりました。

いくらこちらが真剣に向き合っても、相談者側がいい加減な気持ちだったら、鑑定を受けても、その人は何も変われないと痛感した案件でした。

「金払ってるんだからこっちの言う事聞けよ」的な態度で、鑑定してる側が、どれほど命がけで向き合ってるか想像も出来ないような人に相対するのは、本当に心身が削られてしまいます。

「こっちは肉体労働で大変なんだよ。お前は涼しい部屋で気楽に仕事してんだろ」みたいな態度で、本当に想像力の欠片もない人っているんだな。と今回実感しました。

この人に出会うまで、私は多少無理してでも「困ってる人の為に」と、頑張ってこのワークを続けていくつもりでいました。

しかし、この人がきっかけで、皮肉にも、「本当は、こんなこと、ずっとやりたくなんかなかったんだ」という、自分の心から湧き上がる本心に気づくことになってしまったのです。

だから、最初は「なんて無礼なやつなんだ!今までここまで無礼で横柄な人間を鑑定したことなんかないぞ!」と、むちゃくちゃ腹が立っていたのですが、その方とのやり取りが中断され、少し休んで今冷静になって考えてみたら、その人は「私自身の本心に気づかせてくれた悪役の人」という思いになってきました。

その人と出会わなければ、私は未だに軋むほど無理をしながら鑑定を続けていたでしょう。

でも、それを強制終了させる流れになった。

自分が本当は何がやりたくて、何を求めているのかが、明確になりました。

これは、ある意味、「過去との決別」でもあるんです。

私の前世は、どれもかなり自己犠牲的で、自己肯定感が低い状態で巫女や修道女をやっていた前世だったようなんです(前世療法などで知りました)。

だから今生に於いても、その感覚は残っていて、自己犠牲をしてでも、人の為に頑張って役に立たなければならないという思いぐせが、ずっと残っていたことに、今回のトラブルで初めて気づきました。

本当ならば、もう、自己犠牲で無理して生きるのではなく、自分で自分にかけた呪いを解き放ち、本当に自分が癒され、ワクワクすることをして生きることが、今生の自分の使命なんだと心の底から思いました。

ずっと、何となく突き抜けられなかったのは、このメンタルブロックのせいだったんだと、本当に気づきました。

自分が本当にやりたいこと、行きたい場所がもう決まっています。

それを現実化させるためには、過去の思い癖やトラウマをどんどん解消していき、自分にとって必要のないものや人は、全部切り捨てていかないと、本当の自分の魂が求めることは、一生叶うことはないんだなと痛感しました。

今回の一件で、今後一切霊視鑑定を行わないと心に誓いましたし、自己犠牲もやめる訓練をしていこうと思いました。

とにかく、過去の自分の思い癖がまた噴き出してきたら、

「私にはもう関係ない。これからは、もっとワクワクして生きたいから邪魔しないで!」と、潜在意識に叩き込んでいこうと思ってます。

だいぶイイ感じに自分では生きられるようになっていたつもりでも、なかなか過去世からのものってしぶといですよね。

不幸な過去に引き戻そうとする自分もいるんですよね。

人間って複雑です。

そういう、潜在意識の仕組みもだいぶ理解してきたこともあってか、今回割とすんなり鑑定を辞める決意が出来たんだと思います。

潜在意識を理解していなければ、今回の一件はたまたまということで片づけて、また性懲りもなく鑑定を続けていたことでしょう。

本当、今回のヒール役には今は感謝しかありません。

私の呪縛を解き放つきっかけをくれるために、敢えて神様が遣わせた悪役だったのかもしれませんね。

これからは、お金持ちになって、自分でも使いきれない程の資産家にでもなったら、寄付などの経済的支援などで、社会に還元していこうと思いました。

それが、本当の私の魂の喜びだと気づいたからです。

最後まで読んでくれてありがとうございました。



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