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日本は今こそ積極財政!!なのですが・・・

防衛費増額、少子化対策、コストプッシュ型インフレ対策、エネルギー高対策など国民の負担は増えるばかり。岸田政権と財務省は、兎にも角にも「増税一本」。2025年までに基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化を達成するためには否応なし!という感じですよね。マスコミは、政府や財務省からレクチャーされたことをそのまま国民に知らせるだけ。それを見た視聴者は「増税も仕方ないよね・・・」と諦めムードに陥っています。一方、YouTube等では積極財政派経済学者のチャンネルが盛り上がっていますよね。「国債で十分賄える」と。私もこの手のYouTubeチャンネルを登録して、色々勉強させていただいているのですが、傍から見てて「なんか変だな?」と思うことが少々ございまして・・・。それは、積極財政派にも2パターンの方々がいらっしゃるのです。リフレ派 vs MMT派です。リフレ派は、インフレになる直前まで金融緩和をするべき、という主張。一方でMMT派は、自国通貨建て国債を発行する国は破綻しない、という主張。端的に言えば、リフレ派は計算した上で財政出動するというバランス重視型、一方でMMT派は数字なんて気にせずバンバン国債を発行するべき、というあくまでも理系派の学者さんと文系の学者さんの対立ではないかと私は見ています。しかし、その双方が争っていては何も進歩はありませんし、緊縮財政を望んでいる財務省や経済学者さんたちを利するだけで、デフレ脱却はますます遠のくのでしょうね。気になる点があるとすれば、リフレ派の方々ってプライマリーバランスの黒字化凍結の話は全くされないんですよね。黒字化にするということは当然のことながら歳入と歳出の収支をプラスにするということですから、税収をアップさせるか?支出を減らすか?という議論になってきます。一方でMMT派の方々のご意見を聞いてみて思うのが、「感情的」な部分が垣間見えるんですね。「国民が困ってるんだからバンバン配れー!国債があるだろー!」みたいな。そこを理系の先生方から突っ込まれちゃってるんですね。
正直な所、どっちもどっちです。
私もまだまだ勉強が足りないので、私なりの情報収集と分析をしっかりと行っていきたいと思います。