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畳で和を感じるキッチンインテリア/レイアウトとカウンター設置法

キッチンのレイアウトを考えるとき、「もっとスペースを有効活用できないかな?」「和の雰囲気を取り入れて、心安らぐ空間にしたいけど、どうすればいいの?」と悩んでいるあなたへ。


畳と台所を組み合わせることで、使い勝手も良く、見た目にも美しいキッチンスペースを実現できる方法があります。でも、「畳とキッチン」と聞くと、どうやって合わせればいいのか、具体的なイメージがわかないかもしれませんね。

この記事では、畳を台所に取り入れることの魅力と、小さなキッチンから広いキッチンまで、どんなサイズのキッチンにも適用できるレイアウトとカウンターの設置方法をご紹介します。


この記事のポイント

① 畳をキッチンスペースに取り入れることの魅力とメリット
② サイズ別に見る畳を活かしたキッチンレイアウトのアイデア
③ カウンター付き畳コーナーの実用的な設置方法
④ 和の雰囲気をキッチンに取り入れることで、料理の時間がもっと心地よくなる

畳のあるキッチンがもたらす和の雰囲気と、それを活かしたレイアウトのアイデアを知れば、きっとあなたのキッチンももっと快適で、おしゃれな空間に変わるはずです。



読み終わるころには、「こんなキッチンにしたい!」という明確なイメージができあがっているでしょう。心地よい和の空間で、毎日の料理がもっと楽しくなる未来を一緒に描いていきましょう。

結論から先に言いますと、この記事を読むことで、畳とキッチンの組み合わせによって生まれる、使い勝手の良いだけでなく、心を落ち着かせる和の雰囲気あふれるキッチンスペースの実現が可能になります。

畳を取り入れたキッチンレイアウトの基本から、もっと具体的なカウンター設置のアイデアまで、さまざまなポイントをわかりやすく解説していきます。これにより、あなたのキッチンがもっと機能的で、見た目にも美しい空間へと変わることでしょう。


【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている 前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber https://youtube.com/@tatami777
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有の51歳




畳と台所の基礎知識: サイズと役割


畳と台所を組み合わせることで、日常のキッチンスペースがどのように変わり、どんなメリットがあるのかを探っていきましょう。


畳の規格とその大きさ比較

畳は日本の伝統的な床材であり、その温もりと美しさは多くの人に愛されています。一般的な畳のサイズは、約1.82m x 0.91m(一畳)とされていますが、地域によって微妙に異なる場合があります。

キッチンスペースに畳を取り入れる際、このサイズを考慮して、どれくらいのスペースが必要かを計画することが重要です。畳一枚分のスペースがあれば、立ち仕事をするキッチンでの作業がぐっと快適になります。

畳を使ったキッチンのメリット


畳をキッチンに取り入れる最大のメリットは、その快適さと和の雰囲気をキッチンスペースにもたらすことです。

畳は足元が柔らかく、長時間立っていても疲れにくいのが特徴。煮物や揚げ物など火の元を離れられない場合にもおすすめです調理をしていてまた、自然素材である畳は、空間に温もりと落ち着きを与えてくれます。

さらに、畳は吸音効果もあるため、キッチンの騒音をやわらげる効果も期待できます。しかし、揚げ物の場合油のはねがあります。畳に油しみが付くと基本的には取れませんので、畳の上にシートなどを敷く事をおすすめします。

台所での畳の活用方法と工夫


台所での畳の活用方法には、いくつかのアプローチがあります。一つの方法は、キッチンの一角に畳スペースを設けること。

これにより、料理をしながら座って休憩できる場所ができ、また、小さな子どもがいる家庭では、子どもがキッチンで遊ぶスペースとしても活用できます。

畳を台所に取り入れる際の工夫としては、耐水性や耐久性に優れた素材を選ぶことが重要です。市販されている耐水性の畳や、簡単に清掃できる素材を選ぶことで、キッチン特有の水や汚れの問題を解決できます。

畳と台所の組み合わせによる空間の変化


畳を取り入れたキッチンは、ただの調理スペースを超えた、新たな価値を生み出します。
畳のあるキッチンは、家族が集まるリビングのような空間に変わり、家族のコミュニケーションの場としても機能します。

また、畳の色や素材をキッチンのデザインに合わせて選ぶことで、和とモダンが融合した独特の雰囲気を創り出すことができます。

キッチンを心地よいリラックススペースとして再定義し、日々の料理時間をもっと特別なものにしましょう。

畳と台所の組み合わせは、機能的でありながらも心温まる空間を実現するための鍵です。この章で紹介した知識とアイデアを活用して、あなたのキッチンをもっと魅力的な場所に変えてみませんか?



畳を取り入れたキッチンレイアウトのアイデア


畳をキッチンに取り入れることは、単に「和」の雰囲気を加えるだけでなく、空間をより機能的に、そして快適にする方法です。和風の料理をしている時には雰囲気も出ますし、背の低い方は少しだけ畳の厚さの分で調理台が良いポジションになるのでおすすめです。ゆえに畳の柔らかさと温かみが、キッチンの雰囲気を一変させ、料理の時間をより楽しいものに変えてくれます。

逆に背の高い方は調理台が低くなるのでそのあたりは注意が必要です。


3畳・5畳・6畳キッチンのレイアウト事例

ここでは、さまざまなサイズのキッチンで畳を活用するレイアウトのアイデアと、畳コーナーを有効に使う方法を紹介します。


3畳キッチン:
小さなキッチンでも畳を取り入れることは可能です。畳一枚を敷くことで、立ち作業が多いキッチンタイムを快適にしましょう。

例えば、キッチンの一角に畳を敷き、そこを休憩スペースとして活用するのです。このスペースは、短い休憩や、家族とのコミュニケーションの場としても役立ちます。小さいお子様一人と家族3人でピッタリな空間です。親密さも増して楽しいひと時を作れる空間になります。


5畳キッチン: もう少し広いキッチンでは、畳を使ったダイニングエリアを設けることができます。

畳の上に低いテーブルを置き、座布団を敷くことで、家族が集まる和のダイニングスペースを作り出せます。このレイアウトは、キッチンでの食事をより特別な時間に変えてくれます。少しだけこった料理をしたい方にはこのくらいのスペースがあると便利です。材料や調理器具など畳に置くスペースも出来るのでその空間が重宝します。


6畳キッチン: より広いキッチンスペースでは、畳エリアをもっと大きく取り入れることができます。

キッチンの作業スペースとは別に、畳を敷いたリラックスできるコーナーを設けると良いでしょう。

ここでは、読書をしたり、コーヒーを楽しんだりすることができます。また、このスペースを子どもの遊び場としても使えるので、キッチンでの時間が家族みんなにとって楽しいものになります。


畳コーナーの有効活用法


畳コーナーは、キッチンに和の雰囲気を加えるだけでなく、多目的に使用することができる便利なスペースです。

例えば、小さな子どもがいる家庭では、安全で快適な遊び場として活用できます。

また、畳の上に小さなテーブルを置いて、お茶を楽しむスペースとしても使えます。畳コーナーを設けることで、キッチンが単なる調理スペースではなく、家族が集まる居心地の良い場所になります。

畳を取り入れたキッチンレイアウトは、空間に新しい可能性をもたらします。これらのアイデアを参考に、あなたのキッチンをもっと機能的で、心地よい空間に変えてみてください。


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キッチンカウンターと畳のハーモニー


キッチンカウンターと畳を組み合わせることで、機能性と和の雰囲気を兼ね備えた空間を作り出すことができます。

このユニークな組み合わせは、キッチンをただの調理場所から、家族が集まり、くつろげる場所へと変貌させます。

ここでは、カウンター付き畳コーナーの設置方法と、このレイアウトを取り入れることのメリットを探り、畳で和を感じるキッチンインテリアの総括をしていきましょう。


カウンター付き畳コーナーの設置方法

カウンター付き畳コーナーを設置する際には、まず畳が置かれるスペースのサイズと、カウンターの高さを考える必要があります。

畳コーナーは、座ってくつろぐスペースとしての役割を持たせるため、カウンターの高さは通常よりも低めに設定すると良いでしょう。これにより、畳に座ってもカウンターを快適に使用できます。

畳コーナーの下には収納スペースを設けることをお勧めします。これにより、座布団や小物を収納する場所が確保でき、キッチンをすっきりと保つことができます。

また、畳の材質には耐水性や耐久性に優れたものを選ぶことで、キッチン特有の環境にも対応できます。


畳で和を感じるキッチンインテリア/レイアウトとカウンター設置法の総括


畳を取り入れたキッチンレイアウトは、日本の伝統美と現代のライフスタイルが融合した空間を創出します。

カウンター付き畳コーナーは、そんな空間の中でも特にユニークな存在感を放ち、キッチンでの時間をより豊かなものに変えてくれます。

このレイアウトを取り入れることで、キッチンが単なる調理スペースではなく、家族や友人が集まり、会話を楽しむ場所へと進化します。

畳とカウンターの組み合わせは、見た目の美しさだけでなく、機能性も兼ね備えています。

畳の上でリラックスしながら、カウンターで軽食を取ることができるなど、日常生活に役立つ多様なシーンを提供してくれます。

このように、畳で和を感じるキッチンインテリアとカウンター設置法は、快適で機能的な空間づくりにおいて重要な役割を果たします。

あなたのキッチンも、畳とカウンターのハーモニーで、新たな魅力を引き出してみませんか?

今回のまとめ

✅ 畳のサイズとキッチンでの応用方法
✅ 畳を使ったキッチンのデザインメリット
✅ 台所で畳を活用する多様な方法とその工夫
✅ 畳と台所の組み合わせが生み出す空間の美しさと機能性
✅ 3畳、5畳、6畳キッチンの効果的なレイアウト例
✅ 畳コーナーを有効活用するためのアイデア
✅ キッチンカウンターと畳を融合させた空間づくり
✅ 畳のあるキッチンがもたらす和の雰囲気と心地よさ
✅ 畳を取り入れたキッチンレイアウトの具体的なアイデアと事例
✅ キッチンの広さや形状に応じた畳の使い方
✅ 畳を活かしたキッチンデザインの魅力とその効果
✅ カウンター付き畳コーナーの設置方法とそのメリット
✅ 畳の色や素材がキッチン空間に与える影響
✅ 畳エリアを取り入れたキッチンでの快適な生活スタイル
✅ 和とモダンが融合したキッチンインテリアの提案




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