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革新的な学習空間/学校の設計に畳を取り入れる

畳というと、多くの人が日本の伝統的な部屋や、心が和む自然の香りを思い浮かべるかもしれません。しかし、この畳が学校という場所にどのように取り入れられ、どんな効果をもたらしているのかについて、ご存知でしょうか?

この記事では、学校での畳の使用例や、畳が学習環境に及ぼす影響について、わかりやすくご紹介します。畳がもたらす心地よさとは何か、そしてそれが子どもたちの学びにどう関わっているのか、見ていきましょう。

目次
・革新的な学習空間:学校の設計に畳を取り入れる
・畳を用いた学校の空間デザインの工夫
・学校で畳文化を生かす教育プログラムの展開
・畳職人になりたての頃の話し


革新的な学習空間:学校の設計に畳を取り入れる

学校はただ勉強する場所ではありません。子どもたちが多くの時間を過ごし、成長し、友達と関わり合う大切な場所です。そんな学校の空間をもっと心地よく、そして効果的な学習環境に変えるために、畳が注目されています。

畳が生み出す心地よい学習環境

畳は歩くときの足音を吸収し、室内の音をやわらげます。この静かな環境が、子どもたちが集中して学ぶのに役立ちます。また、畳の自然な香りが心を落ち着かせ、リラックスした状態で学習に臨めるようになります。


畳を使用した教室デザインの事例

実際に畳を教室に導入した学校では、子どもたちが床に座って授業を受けることで、よりリラックスした雰囲気の中で学べるようになったといいます。畳の部屋は、伝統的な日本の空間だけでなく、現代の学校においても、子どもたちの心と体にやさしい空間を提供してくれるのではないでしょうか。


畳のメンテナンスと耐久性:学校での実用性

畳は自然素材でできているため、定期的なメンテナンスが必要です。しかし、最近の畳は、和紙など耐久性が高いものがあり、お手入れが簡単な素材も登場しています。学校での使用を考えた時、これらの新しいタイプの畳は、日々のメンテナンスの手間を減らしながら、畳の良さを生かすことができます。


畳を取り入れることの教育的メリット

畳を教室に取り入れることで、ただ快適なだけでなく、子どもたちに自然素材の大切さや、日本の伝統文化に触れる機会も提供し、これらの経験は、子どもたちの感性を豊かにし、環境への意識を高めることにも繋がります。

学校の設計に畳を取り入れることの意義と、それが生み出す心地よい学習環境について見てきました。次の章では、畳を使った学校の空間デザインの工夫について、さらに具体的に掘り下げていきましょう。


畳を用いた学校の空間デザインの工夫


学校の空間をデザインする際に畳を取り入れることは、ただ新しいスタイルを導入するだけではありません。実は、畳を活用することで、学習空間が持つ機能性や快適性を大きく向上させることができると確信しています。


畳空間の多機能性:授業と活動のためのアイデア

畳の教室は、授業だけでなく、様々な活動にも適しています。例えば、読書タイムやグループワーク、リラクゼーションの時間など、柔軟に空間を使い分けることができます。畳の上では、子どもたちが自由に座ったり寝転がったりできるため、よりリラックスして活動に参加することができます。仲の良い友達ならなおさらではないでしょうか。


環境に優しい学校空間の創造

畳は天然素材から作られており、環境に優しい選択肢と言えます。学校で畳を使うことは、子どもたちに対して、環境への配慮を学ぶ良い機会にもなります。また、自然素材を身近に感じることで、子どもたちの自然に対する意識も高まる事も期待できます。


学生と教職員のための健康的な環境づくり

畳は湿度を調節する効果があるため、室内の環境を快適に保ちます。また、和紙の畳ではアレルギーの原因となるダニやホコリが少ないため、健康的な学習環境を作ることができます。これらの特性は、特に小さな子どもたちや、アレルギーを持つ人にとって、大きなメリットとなります。

畳を取り入れた学校の空間デザインは、学習の質を向上させるだけでなく、子どもたちの健康や環境意識にも良い影響を与えます。次の章では、畳文化を学校教育にどのように取り入れ、伝統と現代の橋渡しをしているのか、その具体例についてお話しします。

学校で畳文化を生かす教育プログラムの展開

畳を学校の教育プログラムに取り入れることは、子どもたちにとって新しい学びの場を提供します。このような取り組みを通じて、畳の持つ文化的価値や、それが現代の生活にどのように溶け込んでいるかを理解することができます。


畳を通じた日本文化の教育

畳は日本の伝統文化の象徴の一つです。学校で畳を使うことで、子どもたちは日本の歴史や文化をより深く学ぶことができます。例えば、畳の部屋での茶道や書道の授業は、形式だけでなく、心を落ち着かせる重要性も教えてくれます。このような体験は、子どもたちの心に長く残る貴重な学びとなります。

国際理解教育における畳の活用

畳を教育に取り入れることは、国際理解の促進にも役立ちます。畳の部屋で外国の文化を紹介する授業を行うことで、子どもたちは異文化を尊重し、理解する心を育むことができます。また、畳の上で異文化交流のイベントを開催することは、子どもたちにとって忘れられない体験になるでしょう。

次世代へ伝える畳の価値とは

畳を学校教育に取り入れることで、次世代に伝統を継承するだけでなく、その伝統を現代の生活にどのように適用するかを考える機会を提供します。畳の快適さや、環境への配慮など、多くの価値を子どもたち自身が発見し、将来に活かすことが期待されます。

学校で畳文化を取り入れることは、単に伝統を教える以上の意味を持ちます。それは、子どもたちにとって、多様な文化を尊重し、自然と共生する大切さを学ぶ絶好の機会となるのです。畳がもたらす様々な教育的メリットを通じて、より豊かな学びと成長の場を提供することができます。


畳職人になりたての頃の話し

私が畳職人になりたての頃、忘れられない仕事の一つがあります。それは、学校の教室に畳を敷くという仕事でした。当時はまだ経験も浅く、学校のような公共の場所に自分の手がけた畳を納めるのは、正直なところ大きな挑戦でした。

その仕事を通じて、畳がただの床材ではなく、どれだけ多くの価値を持っているかを改めて実感しました。畳一枚一枚に込められた自然の恵み、そしてそれを形にする職人としての技術。教室に畳が敷かれることで、子どもたちがより快適に、そして心地よい環境で学べるようになるという事実に、大きな誇りを感じました。

また、その仕事を通して、畳の持つ伝統や文化を次世代に伝えるという責任も感じるようになりました。学校という毎日子どもたちが過ごす場所に畳を取り入れることで、彼らが日本の伝統や文化に触れ、自然素材の価値を学ぶ機会を提供できたことは、私にとって大きな喜びです。

この経験は、私が畳職人として歩み始めたばかりの頃のものですが、今でも私の職人人生の中で非常に大切な思い出として心に残っています。畳がもたらす空間の変化を通じて、学びの場がいかに豊かになるかを見ることができ、畳職人としての道を歩む原動力となりました。



【執筆者】前田畳店 代表 前田昌俊
・岩手県盛岡市で60年以上続き地元の皆様に愛され続けている
前田畳店の二代目店主
・畳、襖、障子、壁紙、網戸の張り替えと襖紙販売店『和紙屋』代表
・現在登録者4000人の襖系Youtuber
https://youtube.com/@tatami777
・畳技能士資格、畳職人指導員資格と壁装技能資格を保有
・『お客様への真心』が仕事の原点。これからもその信念を大切に貫く51歳

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