見出し画像

ウーマンデブサミ2023で、転職5ヶ月間の取り組みについて話しました

こんにちは、ととです。
今年もウーマンデブサミの季節ですね。
毎年同性の話を1日聴けることを楽しみにしている私、今回なんと、エイヤで出した公募が通りまして。
ひとつお話、させていただきました。

公募に出すまで

2021年、2022年と毎年視聴させていただいて、いつも良い刺激をいただいています。
その刺激をいつか私も与えられる側に、という漠然とした憧れがずっとありました。
本当は昨年2022年にもチャレンジしようかとしたんですが、その時は「私に今胸張って話せる内容がない」って思ってしまって、出せなかったんです。
さっきは公募を「エイヤで出した」なんて書きましたが。
だから、本当は実際は「エイヤーーーッ!!ハァーーーーッ!!行ったれー!」くらいの気持ちで出しました。
なんせ今の会社、そういう登壇どころかLTの文化もないので、資料のレビューも「言ってはいけないこと言ってないか」くらいの上司チェックだったので(それもしてもらえて有り難かったです)
昨年と違って、アイデア出しやちょっとした相談相手もあまり期待できない状況でした。
なので逆に、"公募"というのが有り難くて、「もしこんなん誰も聞きたくないロクでもない内容だと思ったら、きっと運営の人が落としてくれるだろう。だから逆に採択されたらちゃんと胸張って話そう」と思って、申し込むことができました。
そして9月のiOSDCで東京出張中の真っ只中、採択のメールが来て、喜びで震えました。

そしてしばらく後、公式ページのスピーカーの一覧に…

私おるーーーー!!!キャー!!

公募の内容を決めるまで

発表する内容はすんなり決まりました。
公募の募集が始まった時、まだ入社3ヶ月くらいだったのですが、ちょうど上司に言われたばかりだったんです。

「あなたは異質だから、どうしたって孤立しても仕方ない。いまだに閉鎖的な組織だから。でも、それを人間力で解決している。俺はそれを評価している」
「あなたが入社した途端、若い女性社員たちが元気になった。あなたひとり入っただけでこんなに変わるのかと俺は思った」

登壇のはじめにも言ったんですが
「異質」という単語、結構強いというかネガティブなイメージが強いというか…で、イベントの運営の方にも削るか相談しました。
でも、「実はこれは上司の言葉で、私は嬉しかったから、なるべく使いたい」という気持ちを伝えたら、「それならぜひそのままで」と言ってくださいました。

いざ登壇

実は、登壇前の1ヶ月、もう本当にすっごく忙しくて、仕事もそうだしプライベートもなかなかハードで、HPというよりMPがゴリゴリに削られる感じで、登壇資料の進捗が最悪でした。(公募で出す時に社内レビューと参考資料用に作った概略資料のみ)
本当は東京まで行って、現地で登壇したかったのに、登壇直前まで家で会議に出たり仕事をしながら、資料を直したりリハしたり内容を削ったりをしていて…夢の舞台だからもっと万全の準備をして向かいたかったのに と、悔しい気持ちもあります。
今回、実は他の登壇者の話もほとんど聞けてないのでそれも悔しい。

でも、私が発表に気を配ったところや、伝えたかったことが、どうやらちゃんと届いたらしい、というのがコメントでいくつか見つけられて、それが本当に本当に、嬉しかったです。
発表中にコメントをくださった方々、後からこそっと感想をくれた人たち、そして登壇資料を見てTwitterで拡散してくださった方たちも、ありがとうございました。(この記事を読んで感想くださる方もお待ちしています)

私が確認できた、いただいた感想をご紹介します。

発表時のチャット(発言者名削除済み)

ラピート!

特急ラピート、萌えますね(^^)

社長ラジオ、このトーンでお話しされるとほっこりしそうですね。目に浮かぶようです

行動と言動をあらかじめすごく練っているのがすごいです...!

若手をうまく巻き込んで新しいものを取り入れているように見えます。こういう進め方いいですね

ひとりでも味方ができると後は倍々ゲームで、ですよねー

成果が見えてきているのほんとすごいです:face_holding_back_tears:

この人にラジオやってほしい

8888888888

8888888888888

すごく等身大のエンジニアというか、私も平口さんのように私らしく頑張っていこうと思いました!

ありがとうございました:clap:

素敵な人間力だなと思いました!どうやって人間力を学ばれたんでしょうか?

8888888888888888

これから社内で新しく進めていきたいなと思っていることはありますか?

最近転職した身としてすごい行動力で尊敬しました。お話を聞けて良かったです!

エンジニアになろうと思ったきっかけは何ですか?

技術も未熟で周りの先輩たちのようになれるのか漠然とした不安を抱えているんですが、そんな時期はありましたか?また、どのように解消されましたか。

これが自分のロール、という言葉がありましたが、何故現在の会社でやっていこう!という気持ちが続くのでしょうか。今の会社を続けたい理由を教えて頂きたいです。

孤立しないようにというのは基本かと思いますが、反対になぜ みんなと仲良くする必要があるとかんがえていますか?

エンジニアとして、新しい技術を学んでいかないと若い子や周りに遅れをとってしまうと不安です。私も人間力が取りえで頑張ってきましたが、技術力で自身を持つためには何をどうやって勉強していますか

エンジニアの立場の弱い職場におりもどかしいこともあるのですが、お話を受けて、文句ばかり言わず自分から動いていこうと思いました

ありがとうございました

Twitter

伝えたかったこと

私、女性エンジニアだけど、確かに心細いこともあったし、困ることもあった(逆に得したこともあると思う)けど、だからって男性を敵に回したいわけではなくて。
女性ってことを強調していきたいわけでもなくて、かといって女性らしさも捨てたくなくて。
だから、今回のお話は「会社で異質な存在(=女性で転職組でエンジニア)の生存戦略」という内容で、話すことにしました。
つまり、性別とか関わらず、どこかの組織で異質な存在になった時にどんな人でも使える戦略。

そして、もうひとつ。
今、女性の社会進出は進んできていると思うんです。
でも、今までの女性活躍支援のイベントに参加すると、必ず「今活躍されている女性の先輩方が、もう本当にものすごく努力をしていて、自分にとっても厳しくて、ほんの少しの無駄も削る工夫をしていて、チャンスに恵まれて、そのチャンスに飛び込める勇気もあって、高学歴で、歩んできたキャリアも素晴らしくて、入っている会社も大きくて、職場の理解があって。起業してたりとか、すごく活動的だったりとか。すごく憧れるけど、強くてキラキラしすぎて目指せない」みたいな声を聞くんです。
そして私も「ほんまそれな!!」って。
(※注:私は自分の学歴やキャリアや人脈はすごく恵まれていると思っています。方々に感謝です)

今回、私が登壇すると決まった時、上司がイベントの他の登壇者のプロフィールやタイトルを見て「あなたもだけど、結構みんな"自分は普通だ"と強調するね」と言っていました。
「確かに」と思うと同時に、きっと、私以外も"普通の女性"が"普通の人"として活躍することを望む人はいるんだろうなと。
そして、これからもっと世の中がそうなっていけばいいなと思います。
今回、私が登壇したことで、小さくとも女性エンジニアの活躍に貢献できていますようにと心から願います。

登壇資料

謝辞

主催者の皆様、スポンサーの企業様、登壇者の皆様、
そして一般社員の登壇という社内では非常に珍しい活動を応援してくれた会社の上司、
仕事の合間を縫って試聴してくださった方々と、社内の若い女性たちに
心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。


過去の参加レポート

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?