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ケッコーキカク

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面白い企画へのアイデア備忘録
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2019年2月の記事一覧

#45 【妄想】日本全国の果物を集めた果汁箱

最近気に入っているCMがあります。中条あやみさん出演の「ふるなび」のCMです。前回のイチゴが届くのを待つ「まだかな」篇も良かったですが、今回の届いたイチゴを食べ過ぎてしまう「いちご大好き」篇は見るととてもホッコリしてしまいます。うちの奥さんも気に入っているので、男女問わず好感が持てるCMになっていますよね。 そんなCMでひとつ気になったのが、このイチゴはどこのイチゴだろうということ。CMを見直しましたが、よくわかりません。ふるなびのサイトへ行き、「イチゴ」で検索したら、日本

#44 動画は「3H」戦略で販促に使おう

仕事で動画制作の依頼が増えています。中でも商品PR動画、求人動画が多い印象です。皆さんも実感として、動画を目にする機会が増えてきていると感じていませんか。つまり動画で販促を行う機会が増えてきているんです。 Youtubeの本動画前に流れるTrueview動画などの所謂インストリーム広告であったり、電車の中で流れるトレイン広告であったり、日々動画を目にする媒体は様々です。お店の店頭や展示会で流す動画も、メディアプレーヤーの小型化などによって気軽に導入できるようになっています。

#43 【妄想】デビュー曲は「きみは小宇宙を感じたことがあるか」

アイドルって何?先日NHKの「チコちゃんに叱られる」で「アイドルって何?」という内容をやっていました。そしてその答えは「アイドル=形を与えられた神様」とのことでした。 アイドルという言葉の歴史をさかのぼると、キリスト教の聖書にたどり着きます。英語に翻訳された旧約聖書には「idol」の文字があり、ここでは「偶像」という意味で使われていました。聖書における偶像とは本来「具体的に形のない神に、絵や像で形を与えたもの」を指すそうです。 番組では異教徒の神である「金の子牛」を偶像と

#42 〽黒い稲妻が僕を攻めーる♪

古い話ですみません。雑誌『販促会議』が毎年開催している「販促コンペ」。販促につながるアイデア&企画を募集するコンペなのですが、昨年行われた第10回販促コンペへ応募した時のお話。  約30企業が提示した課題に解決策となるアイデアを企画書形式で募集していたいわゆる一般公募コンペです。このコンペに自分の実力を試してみようとも思い、応募した話をここで蒸し返してみようと思います(爆)。結局一次審査も通らなかったので(泣)、偉そうなことは言えないのですが、自戒も込めて書いてみます。4月

#41 感覚転移でどっち?

「感覚転移」と呼ばれる現象は20世紀にマーケティングの分野で活躍したアメリカの学者ルイス・チェスキンが提唱したものです。「消費者が商品を評価するとき、パッケージに対して抱いた感覚や印象を知らず知らずのうちに商品そのものに転移させる」ことを言います。  例を挙げると、美味しいお酒を2種類用意して、同じラベルの瓶に入れると優劣に差が出ないのに、片方を高級そうなラベルの瓶に入れると、そちらの方がより美味しく感じるようになる…。  「見た目」によって、人の感覚は左右されてしまいま

#40 リーセンシーマンガ

毎日の仕事の中で、マンガを描くことがあります。というか現在2件仕事を抱えて進行中ですw。そんなマンガのことを書いてみようと思います。 マンガ導入のメリットチラシやパンフレット、あるいはウェブページに関して、「マンガ導入のメリットは?」と聞かれたら、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか。 ・ 難しい内容もわかりやすくなる ・ お客様の興味を引くことができる ・ 短い時間で相手に内容を伝えることができる  などが思い浮かぶのではないでしょうか。マンガは限られた営業時間の中で、

#39 ホラー・ヴァキュイ

「ホラー・ヴァキュイ(horror vacui)」。この言葉はラテン語で「虚無に対する恐怖」を意味していて、日本語では「空間恐怖」とか、「空間畏怖」と言われている言葉です。 古くは古代ギリシャ時代からあった言葉で、現在では特にアートやデザインの世界で空白を残さない様式を表す用語となっています。無駄に大きな余白があると、何かの要素で埋めないと不安になってしまう…。皆さんにも身に覚えがないでしょうか。 しかしながら実際はこの「ホラー・ヴァキュイ」の傾向が強くなると知覚価値が低

#38 ツワモノどもが夢のチョコ…

今日は年に一度のバレンタインデー。ということでバレンタインデーネタを書こうと思います。実はここ3年連続、奥さんにリクエストしてもらっているシリーズがあります。それはチョコレートメーカーの老舗である、メリーチョコレートがバレンタイン向けのブランドのひとつとして展開している「TSUWAMONO(つわもの)」シリーズです。このシリーズは戦国武将がモチーフとなっており、毎年先行販売分は即完売、何度も増産されるほどの超人気商品です。 戦国武将のチョコレートモチーフになっている戦国武将

#37 ニイガタのモノヅクリ

今回は最近取り組んでいた仕事のことから、がっつり地元新潟のモノづくりについて書きます。かなりな長文になったこともあり、先回エントリより時間が経ってしまいました。どうぞおつきあいください。 新潟が誇る「百年物語」ブランド今月の8日からドイツのフランクフルトで開催された世界最大の国際見本市「アンビエンテ」にて、新潟のモノづくりブランド「百年物語」の2019年モデルが発表になりました。 「百年物語」とはにいがた産業創造機構(NICO)が中心となり、新潟の様々な企業や作家をネット

#36 【妄想】マツコの知らないスタジアムグルメの世界

今回は一昨日Twitterでつぶやいたら、ちょいバズったエントリを元に記事を書いてみました。まずはそのつぶやきはコチラ。 ここで登場した能田先生とは現在ぐるなび みんなのごはんで『ぺろり!スタグル旅』なる漫画を連載されている漫画家先生です。この漫画は基本的にJ2(2部リーグ)が話のメインながら、現在4巻まで発売中で、Jリーグクラブのサポーターたち御用達なのです。ここでいうスタグルとはスタジアムグルメの略で、Jリーグの試合が開催される各スタジアムで食べることができるグルメのこ

#35 希少性の原理

商品を売りたいときに使える手段として、希少性の原理があります。これは供給量の少ない商品や、稀にしか行われないイベントが、ユーザーにより強く望まれるという原理です。 一言で言えば「レア」ってヤツですね。 希少な商品は、豊富に存在する商品よりも価値が高いと認識されます。限定アイテムや高級食材などが思いつきます。希少性は人々が行動を起こす動機になります。あるいは逆に人はこのような理由をつけないとなかなか行動しないとも言えます。 広告宣伝活動やプロモーション活動を企画する場合、

#34 レッドオーシャンは血の海地獄

血の海地獄と聞くとキン肉マンを思い浮かべたあなた!あるいはジャンクマンまですぐ思い浮かんだあなた!おそらく同世代ですね!飲みに行きますかw。 今回血の海地獄だと表現したレッドオーシャン。 マーケティングにおける、レッド、ブルー、ブラックそれぞれのオーシャン(市場)について書いてみたいと思います。 まずはそれぞれどういう意味なのか書き出してみました。 ・レッドオーシャン…競争の激しい既存市場。赤い海。血で血を洗う競争の激しい領域 ・ブルーオーシャン…競争のない未開拓市場

#33 カテドラル効果

「カテドラル効果」という言葉をご存知でしょうか。簡単に言うと天井の高さが人に与える影響のことです。もっと具体的に言うと、高い天井は抽象的思考を活性化し、低い天井は細部を掘り下げる思考を活性化するという効果です。 カテドラルとは元々「聖堂」という意味です。 創造性を必要とする研究室、商品開発室などは天井が高い方がよく、緻密な作業の集中力を必要とする手術室などは天井が低い方がいいようです。これらはその場所についての滞在時間にも影響があり、天井が高い場所は滞在時間が長くなり、天

#32 スポーツクラブは「エン(縁)」を提供することができる!

今週末の3日(日)にメディアシップで開催される、「サッカー楽会」へ今年も参加させていただきます。毎回参加させていただいていますが、今回も興味深い開催内容になってます。 そんな間近に迫ったイベントに参加するにあたり、ざっとですが自分の考えを備忘録的にまとめてから望みたいと考えました。 一旦少し話がずれますが、ツラツラと書いてみたいと思います。 モノからコトへ。そしてその次は…誰でも一度は聞いたことがありませんか? 今はモノを売る時代ではない、コトを売る時代だと。 「モ