マガジンのカバー画像

ケッコーキカク

122
面白い企画へのアイデア備忘録
運営しているクリエイター

#絵

#48 「マンガ顔」な人っているよね

皆さんの周りにマンガ顔の人っていませんか? ここでいうマンガ顔というのは、漫画家先生の画風っぽい顔のこととしています。ここで注意いただきたいのは、マンガに出てくる特定のキャラクターに似た顔のことではないことです(今回のイラストはわかりやすくするためキャラクターに似せてしまいましたが)。一目会ったその時に、「あっこの人○○先生のマンガに出てきそう」と思ってしまう顔のことです。 実は私の職場に浅野いにお先生のマンガに出てきそうな顔をしているデザイナー君がいます。浅野いにお先生

#46 noteの記事で卓上カレンダーってどうよ?

6年続けているメルマガが300回を迎えた件私が勤めている会社で毎週メルマガを作って送信しています。内容はデザインや企画について、社員が交代で書くコラムや、展示会情報などなどです。そのメルマガがこのたび記念すべき300回を迎えました。苦節(?)6年もよく続けてきたなぁと自分を褒めてあげたいです。社長からご褒美のお菓子もいただいちゃいました。継続は力なり。 今回300回を迎えるにあたり、切りのいいこのタイミングで何かできないかぁと、プレゼント企画を思いつきました。それは、このn

#39 ホラー・ヴァキュイ

「ホラー・ヴァキュイ(horror vacui)」。この言葉はラテン語で「虚無に対する恐怖」を意味していて、日本語では「空間恐怖」とか、「空間畏怖」と言われている言葉です。 古くは古代ギリシャ時代からあった言葉で、現在では特にアートやデザインの世界で空白を残さない様式を表す用語となっています。無駄に大きな余白があると、何かの要素で埋めないと不安になってしまう…。皆さんにも身に覚えがないでしょうか。 しかしながら実際はこの「ホラー・ヴァキュイ」の傾向が強くなると知覚価値が低

#36 【妄想】マツコの知らないスタジアムグルメの世界

今回は一昨日Twitterでつぶやいたら、ちょいバズったエントリを元に記事を書いてみました。まずはそのつぶやきはコチラ。 ここで登場した能田先生とは現在ぐるなび みんなのごはんで『ぺろり!スタグル旅』なる漫画を連載されている漫画家先生です。この漫画は基本的にJ2(2部リーグ)が話のメインながら、現在4巻まで発売中で、Jリーグクラブのサポーターたち御用達なのです。ここでいうスタグルとはスタジアムグルメの略で、Jリーグの試合が開催される各スタジアムで食べることができるグルメのこ

#35 希少性の原理

商品を売りたいときに使える手段として、希少性の原理があります。これは供給量の少ない商品や、稀にしか行われないイベントが、ユーザーにより強く望まれるという原理です。 一言で言えば「レア」ってヤツですね。 希少な商品は、豊富に存在する商品よりも価値が高いと認識されます。限定アイテムや高級食材などが思いつきます。希少性は人々が行動を起こす動機になります。あるいは逆に人はこのような理由をつけないとなかなか行動しないとも言えます。 広告宣伝活動やプロモーション活動を企画する場合、

#34 レッドオーシャンは血の海地獄

血の海地獄と聞くとキン肉マンを思い浮かべたあなた!あるいはジャンクマンまですぐ思い浮かんだあなた!おそらく同世代ですね!飲みに行きますかw。 今回血の海地獄だと表現したレッドオーシャン。 マーケティングにおける、レッド、ブルー、ブラックそれぞれのオーシャン(市場)について書いてみたいと思います。 まずはそれぞれどういう意味なのか書き出してみました。 ・レッドオーシャン…競争の激しい既存市場。赤い海。血で血を洗う競争の激しい領域 ・ブルーオーシャン…競争のない未開拓市場

#33 カテドラル効果

「カテドラル効果」という言葉をご存知でしょうか。簡単に言うと天井の高さが人に与える影響のことです。もっと具体的に言うと、高い天井は抽象的思考を活性化し、低い天井は細部を掘り下げる思考を活性化するという効果です。 カテドラルとは元々「聖堂」という意味です。 創造性を必要とする研究室、商品開発室などは天井が高い方がよく、緻密な作業の集中力を必要とする手術室などは天井が低い方がいいようです。これらはその場所についての滞在時間にも影響があり、天井が高い場所は滞在時間が長くなり、天

#32 スポーツクラブは「エン(縁)」を提供することができる!

今週末の3日(日)にメディアシップで開催される、「サッカー楽会」へ今年も参加させていただきます。毎回参加させていただいていますが、今回も興味深い開催内容になってます。 そんな間近に迫ったイベントに参加するにあたり、ざっとですが自分の考えを備忘録的にまとめてから望みたいと考えました。 一旦少し話がずれますが、ツラツラと書いてみたいと思います。 モノからコトへ。そしてその次は…誰でも一度は聞いたことがありませんか? 今はモノを売る時代ではない、コトを売る時代だと。 「モ

#30 逢いたくてFULL得る

「ザイオンス効果」ってご存知でしょうか? 簡単に言うと、「同じ人や物に接する回数が増えるほど、その対象に対して好印象を持つようになる効果」のことです。効果名の由来は、1968年にこの考えを提唱した、アメリカの心理学者ロバート・ザイオンスから。 さらにもうひとつ「アイキャッチ効果」。人物の顔画像には、人の目線を向けさせる効果があります。百貨店やスーパーの売場へ行くと、タレントやモデルの顔写真が入った、POP類をたくさん目にすることができると思います。これらは来店したユーザー

#29 映画「刀剣乱舞」を観て2.5次元を思う

週末、奥さんに誘われるままに「刀剣乱舞」の映画を観に行ってきました。ターゲットは女性向けの映画なので、不安もありましたが、「歴史をなぞった特撮」だと割り切って観れば楽しめる内容でした。 ツッコミどころはたくさんありましたが、それを言うのは野暮ってヤツですね。配役マニアとしては、審神者(さにわ)役に堀内正美氏を配していたのは素晴らしい。個人的に日本の俳優さんの中で、公家役をやらせたら右に出る者はいないと思います。 「刀剣乱舞」とは?簡単に説明すると、名だたる日本刀の設定を元

#28 尖ったデザイン△

人は元来、鋭角な細く尖った部分のあるモノより、曲線を描く丸みを帯びたモノを好む傾向にあると言われています。鋭角な尖った部分のあるモノは脳内の恐怖感を司る領域を刺激します。 この傾向は地球に人類が誕生してから、脅威検出の一形態として発達し、人類の先祖たちが危険な植物や動物や物体の存在を反射的に見抜くのに役立ったと考えられています。 このバイアスを広告・デザインに当てはめて考えてみると、鋭角な図形を使ったデザインはユーザーが恐怖を感じてしまうと思われるかもしれません。しかし逆

#27 鶴の一声、鶴の一杯

note公式のお題企画「#大人になったものだ」でひとつ書いてみようと思います。新潟出身てのもありますが、やはり自分も大人になったなぁ感じたときと言えば、日本酒を嗜めるようになった時。 新潟県は全国でも知られる酒どころ。毎年3月に新潟市で開催される「酒の陣」は開催期間中二日間で14万人の来場を誇ります。今年は3月9日、10日に開催されます。 私もほぼ毎年行っています。行ったことがない方は是非体感して欲しいです。数万人が全員酔っ払っている会場…。想像できますか? 新潟のお酒

#26 兵糧丸

昔からよく思うのですが、仕事中に無音で食べられる煎餅が発売にならないかなぁと。ぬれ煎餅が一番近いには近いのですが、柔らかくて歯にくっつかないのがいい。なかなか実現は難しいでしょうか。 デスクワーク中に、咀嚼音を気にせず食べられるものといえば、チョコレート、キャラメル、キャンディ、グミなど、そのほとんどが甘味です。しかしながらやっぱり塩味のものも気軽に食べたい。 「塩なめろよ」と言われるかもしれません。実際UHA味覚党の製品で「忍者めし」なる、塩味のグミが発売になっていたり

#25 5GでNo Delay生活

先日ACCの受賞作品発表会に行ってきました。 この「ACC TOKYO CREATIVITY AWARDS」はテレビ、ラジオCMをはじめ様々なクリエイティブを対象としたアワードで、この発表会は言うなれば、昨年1年間で評価の高かったCMを一挙に観ることができるいい機会なのです。入場無料だし♪新潟会場は毎年年明けの第2週の土曜日開催で、私は毎年観に行っています。 今回約2時間半にわたり観た受賞作品の中では、docomo×Perfumeのコラボレーションプロジェクト「FUTUR