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#192 デジタル名刺を作ってみた

アケオメです。新年一発目は、昨年の11月に巷で噂のデジタル名刺を作ってみたので、そのことについて書きます。


1.デジタル名刺とはなんぞや?

デジタル名刺は、相手にスマホをかざしてもらうだけで、こちらの情報が相手のデバイスに表示されるとても便利な名刺です。私が作るきっかけになったのは、デジタル名刺を作成された方のnoteを読んだことです。その中で、特に『プレーリーカード』と呼ばれるデジタル名刺に関する情報に触れ、興味を抱きました。

紙の名刺で伝えられる情報はかなり限られます。企業名、氏名、肩書、会社情報、メルアドくらいが関の山でしょう。しかしデジタル名刺なら自分のSNSや、仕事のポートフォリオ(作品集)のホームページへ誘導することも可能です。ここが世のクリエイターの人たちにウケているのだと思います。かく言う私もそこに魅力を感じました。

下の画像は、実際に相手側のスマホの画面に表示される内容です。デザインもシンプルで好感が持てます。

CSUTは会社でのチーム名です。これが作品集へのリンクになります。


さらに、デジタル名刺は情報の更新が容易です。紙製の名刺は一度印刷されたら、連絡先や職歴が変わると修正&印刷が必要ですが、デジタル名刺ならばオンラインプラットフォームを通じてリアルタイムで情報を変更できます。例えば上の画像の自己紹介文はいつでも変更できますし、現在SNSへのリンクが4つ掲載されていますが、InstagramやLINEを追加することも可能です。このいつでも更新できる機能により、最新の情報を常に提供することができるのです。

また、デジタル名刺のもう一つの利点は環境への配慮です。紙名刺は当たり前のことながら紙を消費し、印刷にはインキが使用されます。しかしながらデジタル名刺は一度作成してしまえば、その後追加で紙やインキを必要としません。そのため、環境への負荷が大幅に軽減されます。企業や個人がサステナビリティに対する取り組みを高める上で、これは大きなメリットとなります。デジタル名刺を持っているだけで、名刺交換相手に「自分はサステナブルな人間なのだ」とアピールできます。

一方で、デジタル名刺の導入には課題も存在します。まだまだ一般的ではないため、相手がどれだけ受け入れてくれるかは状況によるところです。名刺といえば紙製というのがまだまだ一般的です。そのため、デジタル名刺にスマホをかざさなければならない行為に対して、「何か情報を抜かれるのではないか」と抵抗を感じる方もいるかもしれません。実際に情報を開示する側は私の方なのです。ここ2ヶ月の間で、実際にこのデジタル名刺を使ってみた感想としては、皆さん「面白そう」と積極的にスマホをかざしてくれました。まだ友人関係がほとんどで、得意先の方との名刺交換にはほぼ使用していないので、そこはこれからだとは思いますが。

2.実際に作ったデジタル名刺は…

私が利用した『プレーリーカード』は、追加料金を払えばオリジナルのデザインでデジタル名刺を作ることが可能でした。もちろん両面自分でデザインを制作したのですが、これには理由があります。

片面は趣味用
もう片面は仕事用

上記は実際に作ったデジタル名刺なのですが、見てお気づきでしょうか。そうです。片面を仕事用にデザインし、もう片面を趣味用にデザインしたんです。これなら両方の機会に使用できるというわけです。仕事側はいたってシンプルにデザインし、趣味側は一目で私がアルビレックスサポーターであることが分かるようにデザインしました。名刺を出す時に表裏間違わないようにしないといけませんが、間違っても話のタネになるかもしれませんよね。

3.さらにデジタル名刺を応用してみる

デジタル名刺を使ってみて、その応用方法も色々と思いつきました。その中のひとつが、名刺交換していただいた方に特典を用意できるということです。

やり方を図解します。私のデジタル名刺をスマホで読み取っていただくと、見ることができるようになるページにポートフォリオ(作品集)サイトへのリンクを用意。そのサイトにオリジナル壁紙をアップして、自由にダウンロードできるようにしました。この壁紙の入手方法を名刺交換時に説明することによって、読み取ったお得感を相手に与えることができます。

特典を用意する方法

さらに応用すると、個展のようなイベント会場にデジタル名刺を設置し、来場者に自由にスマホをかざしてもらって、特典を与えるのも可能だと思います。もちろんこのやり方はデジタル名刺を持っていかれないように盗難防止を処置する必要がありますが。過去に一度行った『ニャポ展』を再度行うことがあれば、この特典を用意してみようかなー。

イベント会場に置いてはどうでしょうか


4.デジタル名刺の今後

今後、デジタル名刺の普及がどんどん進めば、ビジネスのスタイルやコミュニケーションの在り方も変わっていくことでしょう。例えば、会議やイベントでの名刺交換がデジタル化されることにより、手間が省かれ、効率的なネットワーキングが可能になります。また、名刺に合わせて各自のプロフィールもデジタル化が進むことで、ビジネスのプロセスが効率的になることが期待されますね。ただし、その利点や可能性を最大限に引き出すためには使う側にも、技術の進歩への柔軟なアプローチが求められます。とにかく新しい技術を怖がらず積極的に利用していこうじゃありませんか!

さて、デジタル名刺を作ってからこれまで15名の方にスマホで読み取っていただきました。まだまだ少ないと思います。今年はもっとたくさんの方にデジタル名刺を読み取っていただけるよう頑張りたいと思います。


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