見出し画像

缶①のお話。

おはようございます。

先週の金曜日よりBRICK LANEにニュースタッフがフルタイムで加入しました。つくづく思うのはこの世界のお客さんは温かいなと思います。
彼は元々West Coast Brewingのボトルショップの方のTwelveに所属していました。そこでも多くの方々に応援してもらってた様子は10月後半に静岡であったWCB主催のビールイベントで感じました。多くの方に「しゅんすけくんよろしくね」なんていう親心のような台詞をかけてもらい、それだけで彼がこれまで歩んできた道が容易に想像ついたりしました。
これからは名古屋っていう新しい場所で彼の活躍を身近にみれる事を楽しみにしています。がんばれー。


さて今日はカンニングDAYなのでそのあたりのお話です。
いまや国内でも瓶のボトルのクラフトビールはめっきり少なくなりました。少し前だったら缶のが少数派だったけど今では全く逆の構図です。缶のメリットといえば、「光が遮断できる」「扱いが楽」「デザイン性が高い」などおそらく皆さんが想像する通りのものです。しかしそこにはどういうリスクがあるのか、どこに落とし穴があってどうやって避けないといけないのかです。
まずカンニングマシーンを導入する場合にはざっくりと4つほど選択肢があります。


-Wild Goose
僕らが使用してるものです。現地アメリカでも多くのブルワリーが使用し非常に評価が高いのとさらに僕が作りたいビールのスタイルを作ってる多くのブルワリーが使用していたのも選んだ理由の一つです。国内ではWCB, Far Yeast, うちゅう、アマクサなどが同サイズのものを使っています。

-Twin Monkey
こちらもアメリカ産です。コンパクトサイズながらも高いフィリング能力があり多くのブルワリーが使用しています。国内ではBTB、Teenageなどが使ってるのを知っています。他にもたくさんあるはず。

-CASK
こちらはカナダ産です。独自のフィリング製法で性能、効率共に高いレベルでのカンニングを提供してくれます。国内では京都醸造、VERTEREなどが使ってるのをしっています。他にもたくさんあるはず。

-中国製
こちらは中国産です。まだ直接お目にかかったことはありませんが、今後醸造機器同様に高い性能を実現していくであろうカンニングマシーンです。特徴は低コストハイパフォーマンスであるという事。こちらは使用しているブルワリーはまだ知りません。

瓶でのボトリングとは決定的に違う事は、初期投資がそれなりにかかる所です。もちろんボトリングだとしても投資は必要ですが、スーパー小規模なブルワリーであれば低コストでボトリングする事は可能は可能です。しかしカンニングとなれば最低でも数百万〜といった感じです。立ち上げ当初の小規模ブルワリーにとってはなかなか優しくない価格だと思います。
しかしながらもはや、あらゆる場面でクラフトビールを求めらるようになってきた現代では名もなきブルワリーにとっては缶でのパッケージは必要不可欠とまで言ってもいいんじゃないかと思ったりします。
一台数千万円もしたりするマシーンもあって僕らのもそれぐらいしました。高すぎよ。
こういうのは国の補助金を活用する以外に購入のすべはありませんのでどしどし活用しましょう。僕らが使用した補助金では2/3まで補助されて2000万のマシーンが600万ちょっとで買えます。これしかないです。

後半ではオペレーションやその他の事をまた書きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?