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登場しただけでワクワクさせてくれる存在感は、名前に偽りなし。

6月28日の記念日【パフェの日】
パフェの愛好家と洋菓子業界さんが制定した記念日だそうです。(いくつか調べてみましたが、声を上げた明確な団体などは、わかりませんでした)。由来は、1950年のこの日、巨人の藤本英雄投手が、日本プロ野球史上初のパーフェクトゲームを達成したことにちなんで、パフェの名前がフランス語で「完全(パーフェクト」という意味であることとかけたということです。

いつも記念日を調べてこうして言葉に綴っていると、ちょっともやもやしたものが残るのですが、(というのも、パフェの日の由来がこれだけ具体的であるのに、制定者があいまいなのは珍しいので)なんにせよ、パフェというスイーツには、なるほど完全試合くらいに強烈な存在感はあるなと納得してしまいました。

発祥元は、フランス料理の中にある、アイスクリームの様な冷菓に、ソースやフルーツを添えた一皿デザートである「パルフェ」というものだったのですが、それを学んだシェフやパティシエの手によって盛り付ける器や調理の工夫などが加えられて、日本でのパフェの形になったという事のようです。

昔職場の同僚と、教え子たちの野球の応援に行った帰りに、特大サイズのパフェを出す店があるよという事で、言って食べたことを思い出しました。もう、大食い選手権かというレベルの総重量3.2㎏の特大メガホンの様な容器に入れられて出てきたパフェは、まさにラスボス、パーフェクトさをビシビシ伝えてくる圧倒感は、十年近くたった今でも、鮮明に覚えています。

胃袋どころか喉元まで、クリームでパンパンになりながらなんとか完食しましたが、しばらく甘いものはいいやと、家に帰ってからは、寝た姿勢でも、もたれるのでしばらくたったまま唸っていたのが懐かしいです。

夏本番がソライロに表れ始めたこの季節。氷菓に思わず手が伸びてしまいますが、今日は入道雲のようにてんこ盛りの存在感を見せてくれる、パフェを食べるのも良いかもしれませんね。


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