無職男性(44歳)が、学習の開始から一年で、中検準4級に合格した経緯

 (※公式ガイドブックより)
 >準4級 中国語学習の準備完了
 (一般大学の第二外国語において半年以上、高等学校において一年以上、中国語専門学校・講習会等において半年以上の学習程度。)

 皆さん、こんにちは、破死竜(※「はしりゅう」若しくは、「ハシリュー」と読んでください)です。
 日本語を母語とする(※自分も、そうです)中国語学習者用の資格、中検こと中国語検定試験の準4級を受験し、幸いにも合格したので、経緯をまとめておきたく、この記事を執筆することにしました。

学習開始月:2022年(令和4年)01月
試験日:同、11月27日(日)
受験&合格級:準4級

・学習の発端及び、準備:
 2021年、年末。せっかく実家に帰ってきたので、近所の本屋やブックオフを巡っていた(※書痴とは、こういうものです)自分は、TOEICの点数が、600点を超えていたこともあり(※この後、6月の試験で、750点を超えることに)、他言語の試験にも手を出そうと、参考書や問題集を立ち読みしていました。
 その際、中国語を選んだ理由は、
・学生時代に、中国武術の研究会に入っていたこと
・単に話者が多いだけではなく、英語に次ぐ、国際言語として、
近年、存在感を増していること
 という二つでした。
 そして、俺は、気づいたのです。
 (未学者の自分は、試験の前に、
中国語そのものについて、初歩的な理解をすべきなのでは?)
 そこで、まずは、古本にて、中検試験用の本ではない、
ただ中国語を紹介している、そういう本を購入しました。
 それが、こちら↓です。
https://amzn.to/3Glk4IN

 この判断は、正解でした。自分は、この本から、
・共通語=北京語ではない
 (※北京方言を語彙の基本とする、「普通話」が共通語である)
・発音記号がある(※ピンイン、と呼ばれます)
 その表記は、アルファベットによるものではあるが、
”英語読み”とは、発音が同じではない
 といった知識を得ることができました。
 (※それまでは、四声、と呼ばれる、
音の上げ下げや高低の決まりがあること、
くらいしか知りませんでした)

・学習参考書の選択及び、その失敗
 さて、年も明け、ようやく、本を開いた(※これも、書痴あるあるです)自分は、中国語の基礎的な知識を得、いよいよ、参考書に手を出すことにしました。
 最初に購入したのは、こちら↓でした。

 ・・・・・・お気づきになられましたか?
 ええ、そうなんです、自分は、
 (まあ、一番下の準4級じゃなくて、
その上の4級くらい、俺ならば、受かるだろう)
 そう思ってしまい、中検試験を嘗めていたのです。
 この判断、誤りでありました。
 この参考書は、”出るとこだけ!”というタイトルの通り、試験用の学習にはピッタリではあったのですが、初学者には向いていなかったのです。
 試しに、数問解いてみました。当然、間違います。そこまでは予想通り。
 で、その後、解説を読んでみたのですが、
この解説文が、一題につき数行しかありませんでした。
 たとえば、「〇〇なので、選択肢××になる」と、
ちゃんと説明は、なされているのですが、
まず、この、「〇〇」に当たるかどうか、が、
初学者の俺には、わからなかったのです。
 (※この本自体は、処分せず取っておいて、本棚に並べてあります)

 さて、この失敗に学んだ自分は、同参考書のシリーズの、
準4級の方を、改めて購入いたしました。
https://amzn.to/3WCT8JK

 今度の判断は正しく、学習を、まともに行えるようになっていきました。
 (※同時に、受験する予定の級を、準4級に変更)
 しかし、問題を解いていく内に、詰まる場面が出てきました。
 今度の原因は、参考書側にはありません。
 俺は、再び、気づきました。
 (自分には、基礎的な単語の、語彙が足りないんじゃないか?)
 そこで、普段読みではない方の本棚
(※書痴には、こういう場所があります。無ければ床に置いてしまいます)から、引っ張り出してきたのが、
いわゆる、『キクタン』シリーズの一冊でありました。

 (※上記リンクは、音声をDLできる改訂版のものです。
自分の蔵書は、改訂前の、CDが付属するタイプだったので、
PCに取り込んで、再生することになりました)
 (※電子書籍版もあります)
 こちらも、”準”の付かない4級レベルではありましたが、
ただ単語を覚える、ための本だったので、
特に不自由は感じませんでした。
 そして、改めて思い知ります。
 ピンインという、アルファベットを使う癖に、
英語読みと異なる発音記号、
しかも、”発音記号通りに読まない”(こともある)
という特徴を持つ中国語においては、
漢字(※簡体字)とピンインを見ながら、
”正しい読み方”を耳で聴き、
口に出す、ことは、絶対に必要であったのだ、と。

・その他に購入した書籍:HSK、ともコラボ。
在日中国人ユーチューバー李姉妹の本
(※自分も、チャンネル登録、させていただいております)

 HSKは、中国政府が主体の中国語試験であり、中検と同じく、非中国語話者を受験対象としていますが、日本語話者以外も受験します。
・本書の長所:中国語の発音について、
口の中の形まで、断面図で紹介している本は、この本くらいのものでした
・本書の短所:中途まで、問題のページに、
回答の載っているページ数の表示がありませんでした
 (※これは、姉妹ではなく、実際に本をデザインした人物の問題)
・本書総評:口頭試験のある”HSK用の”参考書(※中検にも、口頭試験はありますが、準1級及び、1級のみです)としては、適切でした

・日々の学習内容
 さて、無職だから、といって、一日何時間も勉強していたら、
このnoteには存在価値がありません。
 (※そんなに勉強しているなら、もっと上の級を受け、合格すべきです)
 (※自分も、TOEICを勉強したり、受けたりしていました)
 自分が毎日(※ワクチン接種の副反応があった日など、休日として勉強しなかった日も、何日もありました)行っていたのは、
・上記、『出るとこだけ! 中国語検定 準4級 合格一直線』を読み、
”ポイント!”を、手書きすること(※ボールペンで、裏紙に)
・同、その問題を解くこと
・解答・解説を読み、間違えた問題については、
解説文を、これまた、手書きすること
・この裏紙を、スマホで撮影してSNS(※ツイッター)にアップすること
・上記、『キクタン 聞いて覚える中国語単語帳
中国語【初級編】 中検4級レベル』を1見開き分だけ、手書きすること
(※簡体字、ピンイン、日本語訳)
・同書の、該当部分の音声を流して、聴きながら声に出して読む
たった、これだけでした。
 (※試験直前も、ページ数をちょっと増やしただけで、ほぼ変わらず)

 学習のポイントは、以下の3点だったと思います。
・手書きすること
 読むだけだと、曖昧なイメージでしか、内容を掴めません。
 簡体字、という、”日本語の漢字に似ているが異なる”という厄介な特性を持つ字を使う中国語(※普通話)については、実際の試験同様、手書きすることが必須でした。
・耳で聴き、口に出す
 ”同じ発音記号でも、読み方が異なることがある”、
そもそも、(※この記事中でも、何度も書いていますが)
アルファベットなのに、”英語読みとは違う”、
という特徴を持つ中国語においては、
正しい発音を身に着けることが必須になります。
 そして、英語偏重の日本では、生の中国語を耳にしたり、口にしたりする機会が少ない、という事情がありました。
 (※自分の好きな香港映画は、”広東語”)
 よって、意識して、中国語を”聴く”(”聞く”では駄目)、
中国語を話す、時間を作ることが、合格には必要になるのです。
・毎日やる
 上記の通り、厳密に、一日も休まない、わけではありませんが、
学習時間以外で、中国語に触れられる時間が少ない以上、
自分の意思で、学ぶ時間を、あまり日数を開けず、
行うことが、求められます。
 自分にとって、このために役立ったのは、ツイッター、という、
自己顕示ができるSNSでした。
 もっと上の級の合格者の人、フォロ―関係になってくれた方などが、
目についたから、というほどの理由で(※じゃないかな?)、
”いいね”や、”RT”してくれただけでも、力になりました。
 もし反応が無かったとしても、もしアップしない日があったとしても、
 (今日は、学習画像を撮影しなかった)
 と、自分自身がTL(※タイムライン)を見ているときに思わされる、
ことは、サボりたくなる衝動を抑えることに繋がっていきました。
 (※「今日はもう良いとしても、明日は頑張って勉強しよう」)

 長々と(※気が付いたら、3,700字超え!)書いてきましたが、
何かの参考になれば、幸いです。
 自分は、もう少し、学習してから、
今度こそ、中検の”4級”を受験し、それに合格したいと思っています。
 ・・・・・・2級までなら、二次試験ないですしね!
 (※俺は、コミュ症の陰キャです♪)

 では、最後に、
 「この本だけは、絶対に買っておけ!」
 と、心の底から断言できる本を、紹介して、
この記事を、終わりたいと思います。
 その本の名は・・・・・・、
 『中検公式ガイドブック』です!!!!!

 ・・・・・・そりゃ、そうですよね(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?