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【副業・節税】開業届と青色申告承認申請書を作成しました

来年度の確定申告を青色申告でしたい場合、今年度の3月15日までに税務署へ申請しておく必要があります。副業の開始に際して「開業届」と「青色申告承認申請書」を作成した方法をまとめます。


開業届と青色申告承認申請書とは

■ 開業届
個人で事業を始める際、開業したことを税務署に申告する届出書のことです。「開業届」が承認されると、確定申告で青色申告の適用を受けられるようになります。これにより大きな節税効果が期待できます。

正式名称は "個人事業の開業・廃業等届出書" といいます。
副業収入いくらから「開業届」を出さなければならない、という明確な金額のルールはありません。また提出しないことによる罰則はありません。

■ 青色申告承認申請書
確定申告を青色申告でしたい場合に税務署に提出する届出書のことです。青色申告すると、複雑な手間はかかりますが、最大65万円の青色申告特別控除が受けられるようになります。

正式名称は "所得税の青色申告承認申請書" といいます。
「青色申告承認申請書」は、確定申告のタイミングで青色申告をしたいと思っても間に合いません。事前に提出が必要です。

■ メリット
「開業届」と「青色申告承認申請書」を申請するメリットは以下のとおりです。個人事業主だけでなく、副業するサラリーマンにおいても節税効果が期待できます。

・最大65万円の青色申告特別控除が受けられる
 課税対象となる利益から10万円・55万円・65万円のいずれかを差し引くことで、支払うべき税金の額を減らすことができます。

・最大3年間赤字を繰り越せる
 事業で赤字が発生した場合、その赤字を最大3年間繰り越せます。

・家族へ支払う給与を経費にできる
 青色申告者と生計を同一にしている、といった条件に該当する場合、家族への給与を経費として計上することができます。※事前の届出が必要です。

■ デメリット
一方でデメリットも存在します。内容を理解した上で申請する必要があります。

・帳簿付けに手間がかかる
 最大65万円の青色申告特別控除を受けるには、複式簿記で帳簿付けを行う必要があります。

・失業保険がもらえなくなる
 会社を辞めて雇用保険の失業給付(失業保険)を受給している人や、これから受給しようとしている人の場合、開業届を出すと受給資格がなくなります。

・扶養から外れる場合がある
 
配偶者の扶養に入ってる場合、健康保険の扶養から外れてしまう場合があります。扶養から外れると、国民健康保険料と国民年金保険料を自分で支払う必要があります。

マネーフォワードクラウド開業届

申請書類は最寄りの税務署にて入手、または国税庁ホームページにてPDFをダウンロードできます。書類を作成を「自宅で」「より簡単に」おこないたく、マネーフォワードクラウド開業届を利用しました。

できること

マネーフォワード クラウド開業届は、「開業届」や「所得税の青色申告承認申請書」をWeb上で作成するサービスです。フォームに沿って入力を進めるだけなので、知識がなくても簡単に申請書を作成できます。

マネーフォワードクラウド開業届 ホームページより

サービス利用料

0円

書類作成の流れ

手順1.マネーフォワードIDでログイン
サービスの利用にはマネーフォワードIDが必要です。ID、パスワードを入力してログインします。

ログイン画面

手順2.個人事業の情報入力
個人事業の内容について、質問に答える形式で入力します。
・事業を開始する日
・職業名
・仕事の概要
・働く場所
・家族に給与を支払うか?
・確定申告の種類

確定申告の種類(抜粋)

手順3.申請者情報の入力
書類作成に必要な情報を入力します。
・氏名
・生年月日
・自宅住所
・電話番号
・収入(所得)の種類
・屋号

手順4.書類のダウンロード
届出書類をPDFでダウンロードできるようになります。書類にマイナンバー(個人番号)の欄があるので、記入して税務署へ提出しましょう。

書類の提出

作成した届出書類は e-Tax にてオンライン申請が可能です。作成から提出まで「自宅で」完結できます。
※税務署への持参、または郵送にて提出することも可能です。

終わりに

今回は「開業届」と「青色申告承認申請書」を作成した方法をまとめました。来年の確定申告では青色申告に挑戦して、さらに納税の知識を身に付けたいと考えています。

noteの自己紹介欄で書いた「自由気ままな生活ができること」の実現を目指し、様々な取り組みに挑戦していきます。

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