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ChatGPTで自社キャラを作りたい

こんにちは、YUIDEAでアートディレクターをしているTottiです。

クリエイティブにもChatGPTやFireflyなどの生成AIがなくてはならない存在となりました。
2023年10月には、ChatGPT-4に「DALL-E3」という画像生成機能も実装されハイスピードで進化しています。使いこなすにはまだまだ、、といったところですが、とにかく色々やってみよう!ということで、私たちYUIDEAの自社キャラクターを作ってみたいと思います!


まずはChatGPTに命を吹き込もう

ChatGPT-4では、GPTsという目的に合わせて自分好みにカスタマイズしたチャットボットを作ることができるサービスがあります。
今回はキャラクターをデザインしてほしいので、

  • 複数の企業のオリジナルキャラクターを手掛ける敏腕クリエイター

  • 語尾に「ナリ」を付けて話すちょっと風変わりな性格

という感じの役割を設定。
なんか間違った使い方をしている気がしますが、とにかく触ってみることが大事です。われわれ人間も学習が必要なのです。
ということで、早速キャラを作っていただきましょう!


イメージを伝えよう

何を作るにも要件をしっかり伝えることが大事です。
ですが、あまり最初から要件を伝えすぎて発想が狭くなってもいけません。最低限の情報で自由に作っていただきたい。
敏腕クリエイターのお手並み拝見といきましょう。

あ、ちゃんと要件を伝えろとやんわり怒られてしまいました。
情報が最低限過ぎたのでもう少し要件を伝えます。

特技を欲張りすぎたかもしれません。さあ、どうでしょう。


まさかの萌え。
けど、日本のアニメ調のタッチでかわいらしいです。
YUIDEAらしさが全然ないのでカラーを指定します。

さあ、どうでしょう。


なんと、ゆいちゃんが小学生から高校生に成長しました。
イエローとグレーは使ってくれたようです。
これもかわいいのですが、できればみんなが真似して書けるくらいシンプルな方が良いのでお願いしてみます。

書き方を教えてくれました。ありがとう。
事業支援と戦略立案の特技はあきらめたようです。
そして、これではやはり難易度が高すぎます。

そうだ!
キャラと言えば動物ですよね。私の部署の担当執行役員がオキナインコを飼っているのでオキナインコをモチーフにしたいと思います。
忖度していきましょう!

じゃん!
、、、何でしょうか、これ。
女子高生から抜けきれないようでなぜか制服を着ています。帽子と名札の謎の文字も気になります。
迷走してきたので一旦リセットしましょう。

人間だったら、ピリリとした空気になるか追加料金の相談が入りそうなものですが、ChatGPT Plusなら月額20ドル(2024年2月現在)。ありがとう、コロ助。
しかし、コロ助に甘えてばかりもいられないので、きちんと要件を整理して伝えたいと思います!


YUIDEA(非公式)オリジナルキャラ誕生!


カモーン!


にゃーん。

はい、よしとしましょう。かわいいかわいい。
ここにYUIDEA(非公式)オリジナルキャラ「ゆいちゃん」の誕生です!

ちなみに、画像の解像度は 正方形(1024x1024)、縦長(1792x1024)、横長(1024x1792)の3種類から選択して作成でき、生成された画像はダウンロードすることができます。

著作権ってどうなる?

そして、生成された画像の著作権がどうなるのか気になりますよね。
DALL-E3の提供元であるOpenAIの利用規約には下記のように記されています。

コンテンツ
あなたのコンテンツ。お客様は、サービスに入力 (「入力」) を提供し、入力に基づいてサービスから出力 (「出力」) を受け取ることができます。入力と出力は総称して「コンテンツ」です。あなたは、コンテンツが適用法または本規約に違反していないことを確認することを含め、コンテンツに対して責任を負います。あなたは、当社のサービスに入力を提供するために必要なすべての権利、ライセンス、および許可を持っていることを表明および保証します。
コンテンツの所有権。お客様と OpenAI の間では、適用法で認められる範囲で、お客様は (a) 入力の所有権を保持し、(b) 出力を所有します。私たちはここに、アウトプットに対するすべての権利、権原、利益(もしあれば)をあなたに譲渡します。
(2024年2月現在 google翻訳)

OpenAI利用規約

これを読む限り、商用利用が可能のようですね。
ただ、生成された画像が偶発的に他の著作物の権利を侵害してしまっている(すでにあるキャラに偶然似てしまったとか)可能性もあるため商用利用は慎重になった方がよさそうです。


まとめ

会話しながら作り上げていく過程は非常に面白いですね。何時間でもやっちゃいそうです。
そして、思っていたより精度が高いと思いつつ、業務で使用するにはAIも人間もまだまだ学習が必要だなといったところかと思います。

ここまで見ていただいた方は分かると思いますが、それまでの要件をもとに毎回一から画像を生成するため、同じキャラデザインでポーズを微調整、といったことができません。
また、日本語対応はしているものの微妙なニュアンスは伝わりづらいので英語の方がもっと精度が高いかもしれません。

2023年10月にリリース以降、何度もバージョンアップされているので今後もっと精度が高く使いやすくなっていくのでしょうね。
クリエイティブにももっと上手く活用していきたいなと思います!


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