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【レビュー】バズる文章教室

普段、みなさんは文章を書いていますか?

SNSでちょっと書くよって人や、ブログ毎日更新してるよって人、
まったく書きませんって人、いろいろな状況の人がいると思いますが、
インターネットやSNSが普及している現代において、
どんな職業でも必要なスキルなんじゃないかなと思います。

私は仕事で文章を書く機会も多いのですが、
書けば書くほど、やっぱり文章で伝えるって本当に難しい
と実感しています。

そんな絶賛勉強中のわたしですが、バズる文章教室を読んで
これだけは覚えておきたい!と思ったポイント5つを紹介します。

1.読みたくなるリズムを使う

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これ、文章を書き始めた最初の頃は意識できなかったし、
別に声に出して読むわけじゃないからリズム感なんて関係ないでしょ!
って思ってたんですけど、今ならわかる。

関係大ありです。

確かに大人になれば声に出して読む機会はあまりないです。
でも、リズム感がいい文章の方が人はスラスラ読めてしまうんです。

たとえば、下の2つのキャッチコピーを読んでみて、
どっちの方があたまに残りますか?

a.さよならしたばかりなのに、また、君に会いたくなりました。
b.あなたとコンビにファミリーマート

これ、bのキャッチコピーの方が圧倒的に有名ですが、
どちらもファミリーマートのキャッチコピーなんです。
(a.のキャッチコピーは1986年、b.は1989年に出来ました。)

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a.は伝えたいことはよくわかります。
近くて便利なコンビニを恋愛感情で例えた切り口は秀逸だと思います。
(上から目線ですみません)

でもb.の方が有名になった。

もちろん、有名になったのはリズム感以外の要素もあると思いますが、
30年以上使われ続けている結果を見れば、
圧倒的なリズム感の良さは、時代を超えて人々の記憶に残り続ける
ということがわかるのではないでしょうか?

かの有名な村上春樹先生や、
企業のブランディングで有名な村尾隆介さんも言ってます。

リズム感が大事だって。

2.ひらがなで印象をかえる

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スマホやパソコンで文章を書くことが多いと、
つい何でも漢字に変換してしまうことはありませんか?

普段ぜったい漢字で書けないような単語まで漢字にしちゃって、
文章が漢字だらけでなんか読みづらい、なんてよくあります。

たとえば、以下の2つの文章。

a.是非御願い致します。
b.ぜひお願いいたします。

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この文章には、ひらがなで書くポイントが3つ隠されています。

①手書きした時に、漢字では書かなそうな言葉はひらがなにする
「是非」という単語を漢字で書く事は、あまりないと思います。

普段あまり漢字で見ない単語は読みづらさを与えてしまうので、
ひらがなにすることで一気に読みやすくなります。

②アクセントをつけたい言葉はひらがなにする
「ぜひ」がひらがなの場合、
漢字に比べてゆっくり読むため、強調されて頭に残りやすいのです。

③漢字と連続する言葉はひらがなにする
御願いを漢字にすると「御」と「願い」が繋がってしまい、
どこまでがひとつの単語かわかりにくくなってしまいます。

熟語以外は、漢字を繋げて使うのは控えましょう。

3.つなぎ言葉を隠す

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つなぎ言葉とは、文と文とを繋ぐ言葉、接続詞のことです。

しかし、だから、すると、そのため、また、なぜなら、など・・・
日本語にはたくさんの接続詞があります。

小学生の時は作文で接続詞をきちんと使いましょうと習ったと思います。

でも、あまりにもたくさんの接続詞を連発したら、
まどろっこしくなって、逆に伝わりにくくなってしまいます。

たとえば以下の文章。

読書とは、孤独の喜びだと思う。
なぜなら、限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。
ただ、それは群れることに慣れた頭には少々つらい。
しかし、素晴らしいのはそこから先だ。
というのも、孤独であるということは、誰とでも出会える。ということなのだ。

このように、接続詞が多いと、本当に伝えたいことがぼやけてしまいます。
なので、一番伝えたいこと以外の接続詞は隠してしまいましょう。

読書とは、孤独の喜びだと思う。
限りなく能動的で、創造的な作業だからだ。
それは群れることに慣れた頭には少々つらい。
しかし、素晴らしいのはそこから先だ。
孤独であるということは、誰とでも出会える。ということなのだ。

どうでしょう?
「素晴らしいのはそこから先だ。」が強調されたように感じませんか?

ここぞという時に限定して接続詞を使うと、読み手に強く印象づけることができます。

4.カタカナで注目させる

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漢字とひらがなで構成されている文章の中で、
カタカナが入っていると視線が真っ先に向かうものです。

どういうことなのか、以下の文で比べてみましょう。

a.楽して美味しいおかずの作り方
b.ラクして美味しいおかずのレシピ

b.の文章の中で、
「ラク」と「レシピ」が目立っているように感じませんか?

注目して欲しいポイントでカタカナを上手く使うと、
ぐっと伝わりやすい文章になります。

5.人は違和感におもしろみを感じる

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言わずと知れた名曲、松田聖子の「小麦色のマーメイド」
この曲のサビでも、この技術が使われています。

Wink wink wink
常夏色の夢 追いかけて
あなたをつかまえて泳ぐの
わたし裸足のマーメイド
小麦色なの

この歌詞をめぐって、リスナーから「人魚なのに裸足なのはなぜ?」
という問い合わせが多く寄せられたそうです。

それはそのはずです。
人魚に足など無いはずですから。

この事例からもわかるように、違和感のある組み合わせを使われると、
私たちはどういうことか気になって、見過ごすことが出来ないようです。

人は違和感のある組み合わせに興味をもち、
そこにおもしろさを感じるのかもしれません。

※「わたし裸足のマーメイド」なのかの理由は、
こちらのサイトで詳しく解説されています。

まとめ

5つのポイント、いかがだったでしょうか?

今すぐできる簡単な技術も多くまとめられていますので、気になる方はぜひ購入して読んでみてください。


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