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こどもと作る2Dアニメ[コンテのかき方]

こんにちは、ナツです。
今回はアニメのコンテのかき方を小3のカイに教えることにしました。

アニメディレクターは、お話ができたら、まずコンテをかきます。そのコンテでディレクターの頭の中のイメージを他の人と共有して、みんなでアニメを作っていく事になります。

今まで私とカイでアニメを作る時は、カイがアニメの1枚目を描き、口頭で指示をもらい、私が動かすということをしていたのですが、
そろそろ、コンテがかけると良いなーと思ったのでコンテのかき方を教えることにしたのです。

(コンテは色々ありまして、人にもよるので一概には言えないのですが、今回私が教えるのは、ディレクターがまず最初にかく企画コンテを軸にしています。そして私はもともとCM制作会社にいたので、ややCM寄りのコンテだと思われます)


コンテのかき方

⚫️まず、1枚の白い紙を用意します。
今回は簡単に2コマのコンテにしたので横書きにしました。
(四角をコマといいます。1コマ目。みたいな言い方をします。何コマもかく時は、A4用紙縦書きなどの方が良いかもしれません)
⚫️下の図のように、画面となる四角(コマ)を2つかきます。
正方形のアニメを作る予定なので今回は正方形ぎみにかきました。
(テレビの場合は16:9など、最終形を意識して比率を考えます。
上の線はタイトルを書く用です(書かなくてもOK))
これが基本のコンテです↓(定規でかいてももちろん良いです)

この状態でカイにいきなり「かいて!」と言っても、↑では全体像がよくわからないかなと思ったので、
説明書を作ってみました。

コンテのかき方説明書

⚫️まんなかの四角の中にはを描きます。
⚫️その絵の説明(キャプション)を絵の左側に書きます。
どんな動きをするのか、何をしているところなのか
どこなのか。誰といるのか。などを書きます。
⚫️絵の右側について書いていきます。
セリフがあればセリフを。効果音や音楽のイメージなどもここに書きます。
⚫️カットごとに絵の右下に何秒のアニメなのか書きます。

<カットとシーンの違い>
アニメでいうとややこしいので、携帯のムービーに例えると、『スタートを押してから止めるまで』のことをカットと言い、そのカットをいくつか繋げたものをシーンといいます。

説明書を書いてみたものの、どういうことなのか、カイに説明するのが難しかったので例をかいてみました。

○絵はだれがどんな感じでいるのかわかれば、ざっくりなラフで大丈夫。
たくさん描くことになるので、できるだけ単純化させてかけると良いです。
○音楽は決まっていなければ、イメージを書きます。

説明書と例を見せながら、↑こんな感じでカイにコンテのかきかたを説明しました。

そして、いざミロトくんのコンテをかこうとしたら絵を『ラフに描く』ということが難しかったので、何回か練習しました。
線のみで描いていきます。ノーマルミロトくんと手をあげたミロトくんです。(独特でなんだかかわいい)

こんな感じで、今、コンテ制作中です。
カイのコンテは次回お見せできると思います!


ミロトくんロゴ

クロミくんからミロトくんに名前を変更したので
ロゴも作り直しました。

名前は、ずっと悩んでいたのだけれど、お風呂にて「あ!ひらめいた!ミロトくんにしよう!」」とカイがキラキラした目で命名しました。
『ミロトくん』という名前が降ってきたみたいです!なかなかいい名前!

カイは最初は気がついていませんでしたが、クロ族という設定なので、フルネームで書くと『クロミロト』となり、"クロミ"もこっそり入っていてなんだか愛着がわきます。
そしてロゴの”ロ”がちょっと不思議でキャッチーな感じになったと思います◎

これからもミロトくんをよろしくお願いします!


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先日、きょりゅーくんの記事が今日の注目記事に選ばれ、とても多くの方々の目に触れる機会をいただきました。とても嬉しいです!
スタッフのみなさま、どうもありがとうございました!

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