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ドラム式洗濯機を買ってもいい人、買わない方がいいかもしれない人

 去年の夏頃、ドラム式洗濯機を購入した。
 思い立った時は全く知識がなかったので、色々と調べて安く買える時期まで待っていたら半年ほど要してしまった。(苦笑)

 個人的には非常に納得して使えているのだが、使うのに向いていない人もいるだろうなという点もいくつかあったので、それらについて書いていこうと思う。


ドラム式洗濯機をおすすめしたい理由

 当然だが、一部を除きドラム式洗濯機では洗濯後に乾燥まで行うことができる。洗濯物干しという作業を削減できるのは当然素晴らしい効果だとは思うが、このメリットの本質は、洗濯終了後に人が手を加えなくても次の工程へ移ることができるということだ。
 乾燥機能がない場合、洗い終わりのタイミングで人がいないと濡れたままの洗濯物がそのまま放置されてしまうが、乾燥機能があればその場にいる必要はない。仕事中に回しておいて、予定より遅く帰宅することになってしまっても問題ないということだ。
 家族がいれば、家にいる誰かに干すのを頼むという手があるのであまりピンとこないかもしれないが、一人暮らしの社会人にとってこのメリットは大きい。今日は帰って洗濯しようと思っていたのに、遅くなってしまったから時間がなくなってしまった・・・ということもなくなるのだ。これは縦型+乾燥機にはないメリットになる。
 個人的に洗濯物を干すという行為自体にはあまり苦手意識はなかったので今まで購入を後回しにしてきてしまったが、家にいない間に乾燥まで終わっているというのを味わうと元には戻れなくなる。
 干す手間が減って楽になる、洗濯物がフワフワになるなど、よく言われる点にあまり魅力を感じない人には、ぜひこの点を考慮してみてほしい。

ドラム式洗濯機を買う前に知っておくべきこと

 メリットがある一方で、何事にも欠点はある。検索すると色々とネガティブな意見も出ててくるものだが、それを踏まえても基本的には買った方がいいと僕は考えている。
 しかし、知っておかないと買った後に特に後悔するかもしれない点がいくつかあるので、それについても書いておきたい。

・干す作業が完全に無くなる訳ではない

 これはその人の考えにもよるのだが、全ての洗濯物を乾燥させられるとは限らない。まず、乾燥をかけると多少は衣類に縮みが生じるため、高い服を乾燥させるのはやめた方がいいだろう。
 また、綿の衣類の場合は乾燥にかけるとどうしてもシワができてしまう。肌着や下着であれば問題はないが、外に来て外出する服はそのまま着用するのは厳しい。(少量の衣類をシワを少なく仕上げるモードもあったりはするが、それ以外の洗濯物と分けて回す手間が本末転倒だと思う。)
 このため、完全に干す作業を無くせるのは、乾燥によるダメージが気にならない服しか持っておらず、服がシワシワでも出かけるのに抵抗がない人ということになる。
 僕の場合は、乾燥が始まるところで一時停止してタオル、下着、肌着、ジム用の化繊スポーツウエア以外を取り出して干している。(外出中に回すときはこれら以外は投入しない。)
 タオル系を干さなくていいだけでもずいぶん楽だと思うが「途中で取り出すならドラム式の意味がない」という人は向いていないので買わない方がいいかもしれない。

・乾燥にはそれなりに時間がかかる

 メーカーにもよるが、少量モードでもなければ乾燥まで終わらせると2〜3時間は要する。コインランドリーは1時間ほどで洗濯から乾燥まで終了するらしいので、家にコインランドリーがあるというイメージで購入するとガッカリするだろう。

・乾燥を回している間は洗濯ができない

 当たり前だが、乾燥中は槽が塞がっているので洗濯ができない。一人暮らしであれば洗濯物の量は少ないし、家族がいても標準的な人数であれば、毎日回せばそこまで問題ないだろう。
 しかし、1日1度の洗濯乾燥では済まないような大家族の場合はこれが問題になる。上記のとおり乾燥には数時間必要なため、これを待たないと次の洗濯を回すことができない。
 このようなご家庭は、縦型洗濯機と乾燥機の併用が良いのかもしれない。

 こんなところだろうか。僕はまだ購入後1年も経っていないので、故障などが発生しないかは今後見ていきたい。
 ちなみの僕が購入したのはTOSHIBAのTW-127XP2Lという機種。各々好きなメーカーを選べばいいが、ヒートポンプ式で自動洗剤投入付きのモデルがおすすめだ。



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