(音感がゼロでも)耳コピがしたい!2022


◆はじめに

耳コピがしたい。

すればいいじゃん、という話なのだがいままで何度も挫折してきているので、ちゃんとアプローチを考えなくてはいけないんですよね。そこで自分用のメモもかねて記載することにします。

本題に入る前に、私のことを音楽視点で少し記載。
・幼少期(未就学)時代にすこしだけピアノをやる。おかげさまで音符の長さくらいはわかるが、今となっては楽譜を読んでもパッとは階名はわからず。
・高校時代:縁あって軽音楽みたいなのを学園祭で一度だけやる。当時は歌だけだったが、なんとなく楽しいなと思う。
・大学時代:入学から軽音楽サークルに所属。当初はベースを弾こうと思っていたが、バンドをやろうと思うきっかけが歌を歌ったことだったのもあり、「歌を歌うならギターなんじゃん?」と誰かから言われギターを手に取る。ベースボーカルという概念があるのを知るのは、もう少し後の話。あまり起用ではなくギターはさほど上達せず。
・会社員(~4年目くらい):新卒就職以降はしばらくちゃんと触っていなかったが、友達の結婚式の二次会の余興で演奏したり同窓会イベントで演奏したり程度でちょこちょこ楽器を触ったのみ。
・会社員(5年目以降~):転職後しばらくして落ち着いてきたころにギター教室に通い始める。以後、教室のイベントで演奏したことをきっかけに外バンドにお声がけいただいたりするも、なんだか伸び悩みを感じながら現在に至る。

◆きっかけ

コーラスの練習をして歌ってみたら、思った以上にいい気分だったので。

お誘いを受けたバンドで、予想外にコーラスをやることになり、(幸いかなり有名な曲で)コーラスパートの音だけ抜き出した練習動画があったので、しっかりやって主旋律と合わせてみたら予想外に気持ちよく、ああこういうのもっとできたらいいよね、と思ったのが事の起こりです。

大学入学以来、長らく楽器を触ってきていたんですが、とりあえずやっていること、触っていることに満足してなんだか小手先のことはうまくなるけど、ちゃんと音楽やってる感じがしないなぁという思いを抱えてました。

自覚のある悪癖に「やってることそれ自体に満足して前に進んでなくてもOKとしてしまう」があって、これも完全にそれ。

やってることそれ自体に満足しないで、音楽聞いた時/演奏するときの景色を変えたいな、ということで、こういうことに思いいたりました。

◆どうアプローチする?

コーラスが気持ちよかったんならコーラスの練習すればいいじゃんという話なのですが、コーラスができるようになるだけで自分の音楽的な景色が変わるのか?と考えて、すこし立ち返ると、「(音楽的に)できたらいいなと思ってたけどできてなかったこと」に思い至りました。それが以下2つ。

①音を取ってコーラスをやる
 楽器を弾きながら歌を歌うみたいなこと自体はやるので、コーラスができるとメインで歌を歌う立場じゃなくても自分の存在意義がアップするし(できるできない抜きにしても、コーラスなどで歌を歌うことそれ自体が嫌という人は楽器をやっている人にも結構多いです、感覚では特に男性。)、何よりなんか音楽的に厚みが出せてかっこいいじゃないですか。でもいままでできなかった。

②コードそのものの響きやコードの進行を感じてことばにする
 せっかくだから好きな曲のコード進行、コードの響きについて意味を見出して語ったりしたいじゃないですか(オタクなので)。漫然と意味も分からず聞いているよりもその音がそこで鳴っている意味を感じ取れたほうが、きっと見えてくるものが違って、自分の音楽体験が豊かになるだろうな、という音楽を聴いた時の景色を変えたい、と上に書いたのはこういうところなんですが、これもいままでできなかった。

という感じです。ただ、「いいなと思ってたけどできてなかった」んですよね。やろうとしたけどできなかったり、そもそもちゃんとやろうとしてなかったり、やり方がわからなかったりして。

で、できなかった理由が何なのか、ということを改めて考えてみるに、
そもそも何の音が鳴っているか感じ取れていない」のが問題でした。
端的に言うと音感がゼロ(加えていうならセンスもゼロ)なのでできない。

何の音が鳴っているかわからないから、コーラスの音が取れないし、何の音が鳴っているかわからないからコードの響きも進行も感じ取れない。

コード進行の引き出しや、アンサンブルの中での音の響きを理解するうえでは、やっぱり耳コピをやれ、というのが世の中のコンセンサスのような気がします。私もそう思います。ただ、いままで何度も挫折してきているので、まずそこに至るまでの基礎訓練として音感をつけましょう。が結論です。

◆音感を鍛えるということ

冒頭申し上げた通りだらだらと楽器を触り続けてきましたものの、なんでもそうですが、「上達するための訓練」から逃げてだらだらやっててもあっさり成長は止まっちゃうんですよね。ある程度までは雑なくりかえしの積み上げでもレベルは上がるんですが、ものすごく早く頭打ちになる

というわけで、「できるようになるための訓練をするのだ」という意識を強く持ちつつも、10月からはまた試験勉強をするので、長い目でのトレーニングしていきたいと思います。

このへん、幼いころにちゃんとピアノのレッスンとか受けた人はいやというほどやらされて体に染みついているんでしょうね。私もピアノレッスンのようなものは受けてましたが、やさしいところで私自身のやる気もゼロだったので、全然身についてません。しっかりやればよかったなぁ。

◆どう音感を鍛えていくか

ここからは具体的な方法論。
(ちなみに)ここまでも、これ以降も音感は相対音感のことをさします。相対音感の対義語は絶対音感で、こちらのほうが有名ですね。この二つの違いはググってください。

音感を鍛える方法論としては、
インターネットで調べる限りでわかるのはこんな感じ。
・Cメジャースケールのソルフェージュをしろ
・移動ドのソルフェージュをしろ
・(そして)音と音の距離を感じ取れるようになれ


自分の中で(相対的な)音の位置と、音と音の位置関係を把握するしかないということですね。

ただ、丁寧なソルフェージュをゆっくりできるほど時間がないのも事実、
リーズナブルにインターネットで調べた方法も交えてやっていくことにします。

いってしまえば、単音 → 2音重ね → 3和音 (→ 4和音)少しずつ聞こえるものを増やしていきましょうね、ということでしかないです。通勤時間などのスキマ時間を使うことを考えると、「聴く → あてる」がメインにならざるを得ないのですが、本当は「歌う → 答え合わせする」のほうが大事なんじゃないかなという気がしています。(未確認)

① 単音

 Youtube動画で進められていたアプリ おとあて(https://apps.apple.com/jp/app/%E9%9F%B3%E6%84%9F%E6%A4%9C%E5%AE%9A%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%AA-%E3%81%8A%E3%81%A8%E3%81%82%E3%81%A6/id763325064)を利用して、まずCメジャースケールの1オクターブ内で音を当てられるように訓練。Youtube動画の教えに従って1か月継続を目標。1か月経過後は、1オクターブ内に収まらないこちら(https://pianeys.com/ear/training2-0/)のサイトを利用させてもらって訓練していこうと思います。

② 2音重ね

これもベースは上記のおとあてをベースに単音と同じ期間やっていきますが、下にも書く通り単音の延長線上の色が濃いので、そこまで掘り下げないつもり。

③ 3和音

ほぼ未着手。おとあての課金バージョンは3和音のモードがあるようなので、通勤時間などのスキマ時間ではそれをメインにやっていく想定。単音・2音重ねの1か月訓練が終わったら着手の予定。
家でちゃんと時間が取れそうなときは、キーボード使いながら、こちら(https://pianeys.com/ear/training2-0/)のページの和音を当てる練習をしていきたい。
メモ:キーボードで音を鳴らしながら、一番高い音→ルート音→真ん中の音の順番で歌うといいらしい。

④ 4和音

これは完全に未着手。ある程度3和音の感触をつかんでからでいいかなという感じ。3和音でも言及したこちら(https://pianeys.com/ear/training2-0/)の後半が4和音になってくるはずなので、進めていけば自然とぶちあたりそう。

◆現状

① 単音


 これに関しては正直それなりに取れるようになってきました。おとあて卒業して、もう少し上下の幅を出した訓練をするフェイズにきている感じがしますね。

② 2音重ね

 これもしっかり聞けばある程度のききわけができるようにはなってきました。どうも単音の延長線上程度のレベルでしかなくて、これに時間をかけるよりも3和音に力を入れたほうが良いような気がしている。

③ 3和音

まだ全然ダメ。一番高い音、ルート音はとれるが間の音が全然聞き取れない。

④ 4和音

未挑戦。追記はするかもしれないし、しないかもしれない。


◆おわりに

いつのまにか訓練やめてしまってるかもしれないものの、その場合でも現状認識と気持ちの整理を後からでも振り返ることができるのはきっと意味があると思うので、残しておきます。がんばるぞ。

2時間程度で書いた雑記ではありますが、アドバイス、コメント等いただければ大変うれしいです。読んでいただきありがとうございました。

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