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no.41 モダンな花瓶 作成編

陶芸教室で作っている作品の作成過程について紹介しています😊

半年ぐらい前に母から「こういう花瓶を作ってほしい」とめちゃくちゃ具体的な設計図を渡されました😅
私はリクエストをもらえるととても嬉しいのです😄が、母からのリクエストは往々にして具体的過ぎる、かつ、自分と好みが全然違うので、全然好みじゃない作品を作ることになり、あまり楽しくありません😂
なので半年ぐらい放置していたのですが、そろそろ作ってみることにしました😅

▼ 母のリクエストのイメージ図

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サイズは縦10×横10×高さ25 cmで、色は茶色3cm、緑2cm、青1cmの幅で塗り分け、内側は黒にせよ、とのこと。さらに足をつけてほしいそうです。
めっちゃ細かくないですか?🤣私の感性の入る余地皆無よー皆無。
とりあえず成型していきます…

■ 成型

直方体なのでたたら作り(粘土を板状に伸ばして成型する手法)が本来は最適だと思うのですが、私はたたら作りが苦手です😓
たたらって組み立てるまで乾かさないといけないし、結構ゆがむし、いつも仕上がりが好きになれないんです…。
というわけで電動ろくろでやってみることに!🤗

まず、円柱の形を作ります。粘土は白土を1.2 kg使いました。
高さはなるべくたかく。確か高さ24,5 cmぐらいに、直径は13 cmぐらいにしました。
この時、底の土は残さず、完全なトンネル型にするのがポイントです👍

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扇風機で乾かして、ある程度硬くなるのを待ちます。

ある程度硬くなったら切り離します✂
ひっくり返してみると、下の方の粘土がかなり分厚い(2 cmぐらいある!)ので、削って薄くすることに😅

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とめ土でちゃんと固定できるかな。

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削って形を整えたら、手で叩いて四角に成型していきます!😎
直径13 cmの円を正方形にぐにゃっとゆがめると、一辺が約10 cmになってちょうどいいはず、という計算です。

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形が決まったら底に土を貼り付けます。板状にした土を作り、底の形に合わせて切り取ります。接着する部分に傷を付けて泥を塗ります😀

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出来上がった直方体がやや不格好だったので😅、櫛目(くしで作る模様)を入れてごまかしてみました。わ~それっぽい!🤪

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遠くから見るとこんな感じ。
あれ?これで良くない?足いらないよね?🤔

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「なんかこれで格好いいじゃないか!」と思ったので、母は足つきを所望していましたが、却下して完成とします!🤗

足つきだと花瓶が派手すぎて花が目立たない気がするし(重要)🤔

■ 釉掛け

こんな大きな花瓶に母案の茶色・青・緑のカラーリングは派手すぎて微妙ではなかろうか…と思って違うパターンを考えてみました。

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実家の玄関に置いたときのイメージ 案1(母案)

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実家の玄関に置いたときのイメージ 案2

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うーん、どっちでも良い気がするけど、やっぱりお花が映えるのは案2ではなかろうか~🤔
蝋梅とかミモザとか活けてほしい~🥰

と思い、上記の案を母にLINEでプレゼンしてみました。

私「お母さんの案やとお花が映えない気がするから、こんなん(案2)モダンでよくない?」
母「いや、観賞用の花瓶やからそもそもお花は活けるつもりない(断言)

なぁ~に~~!やっちまったなぁ!!(クールポコ)

私「えっ??そうなん???」
母「うん」
私「……。花活ける用として足付けずに作ったから、もう…この際…花活ける用に…使って…や……(ガクッ)」
母「はいはーい」

というわけで、案2で色を塗ってみました🐼

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内側と外側の丸はタルク黒マット釉、外側の白いところはタルク白マット釉で塗りました。
若干めんどくさくなってきて塗りが雑です🤪

焼き上がりどうなるかな~。来週教室に行ったら完成している予定!

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