10周年&推しの誕生日なので楽曲考察やってみた その2 『宇宙三部作って、本当に三部作?』


さあ、イントロダクションは1つ前の記事で終わったので、早速はじめて行きましょう。宇宙三部作って、本当に三部作なのか?
結論から言います。 

三部作どころの話ではないです。


3曲で収めるとしても、それは三部作というよりも『2+1部作』です。

というか私の解釈では、このカオス・サーガ最低でも7曲、下手したら今までのほぼ全部の楽曲が含まれます。前者は特に意味深な数字ですね。

流石に『WAKASAGI』が発表された時はここまでとは思ってなかった。こんな風に帰結するなんて思ってもみなかった。それもこれも原因はあの曲。

『スターダストメモリー』です。


アレが全ての元凶と言っても過言ではありません。端的に言ってしまうと、『スターダストメモリー』は『総集編』なんです。
そして明確なエンディングでもあります。

ソウルメイトの感覚的に分かりやすいのは、『M.S.S.Phantasia』が同名のアルバムのまとめの曲になっている――あれの拡張版だ、という説明ですかね。あの曲の歌詞は、他メンバー作詞作曲の楽曲の要素も含めてまとめてあります。あれの拡大バージョン。それが『スターダストメモリー』。
ここら辺については、詳しくは該当記事で語っていきたいと思います。

 
ではカオス・サーガを構成する7曲とは一体どれのことなのか?
初出の収録先と一緒に一気に乗っけちゃいましょう。
ドン!!

THE WORLDS〈M.S.S.Planet〉

THE BLUE〈M.S.S.Phantom〉

アリエンテ流星船〈MSSP裏CD2nd〉

WAKASAGI〈M.S.S.Phantasia〉

11光年クエスト〈M.S.S.Phoenix〉

スターダストメモリー〈アスヘノBRAVE〉

ReBiath〈M.S.S.Phantasia〉


この7曲です。こう見ると最初期から現在に渡る超大作ですね。そして作詞作曲がFB777ではない楽曲も含まれます。その他にも、曲の構造上FBは1人でこの物語を描き切るつもりは無いと考えていると思われる部分が各所にあり、彼のクリエイター観まで見えてくるのが個人的にはたまりません。


FB777が描きたいものは、『自分』ではないのです。自分の好きな世界観を元に、MSSP全体を巻き込んだものが描きたいのです。


それは最初、きっくんと音楽をやるという決意や、MSSPを脱退しようとするeoheohを繋ぎ止める手段の1つとしての楽曲の作り方、在り方だったかもしれません。特にPlanetのアルバムを作っていた時期はそういう意味合いが強かったのは、なんとなく察しがつきます。あろま作曲の『ANCIENT』もあるし。

しかし、それが10年という年月を経てグループそのものが成長していくにつれて彼の楽曲作りの指針となり、彼の世界観そのものに変わっていった……。


あまりにも素晴らしすぎる。

最高すぎてオタク自分で書いてて泣いちゃう。


とまあクソデカ感情に揺さぶられた私のわざわざ大きく書かなくてもいい感想文でこの記事は締めくくっておこうと思います。次回は前半3曲を中心に、宇宙三部作までの道のりを考察していきます。


つづく!