すっかり冬の寒さは鳴りを潜めたと言える。いや寧ろ、あっつい。じっとしていれば心地良い気温なのだが、動き回った途端に汗をかく。と言っていきなり寒くなられても困るので、不要と思っていてもコートを羽織って毎日出社している。内心多分いらないよなぁとは思ってはいても、暑いよりも寒いほうが数段苦手であるので、致し方ないと割り切っている。最悪荷物になっても脱げばいいし。

夏になるこの時期が、何だかんだ一番暑さをキツイと感じるかも知れない。長い冬に慣れきった体に急激な気温の上昇が応える。真夏に暑いことがわかっている時の方がむしろ楽だ。そもそも夏は好きだしね。
とはいえ、年々夏がキツくなってきた。歳を取るようになってきたということだろうか。暑さによる体力の消耗を感じることが増えた。或いは体が昔よりも衰えたのだろうか。しんどい。夏バテという言葉を馬鹿にしていたのが遠い過去のように感じる。それを抜いても最近は疲れやすいというのに、こんなに疲労しやすいと本当に嫌になる。

昔は夏が来るのを大歓迎していたものだが、もうとにかく汗は雨に打たれたが如く出るし、暑いから半袖になるからコンプレックスは刺激されまくるし、どんどん嫌いになってしまう。とはいえ、それでも冬よりはマシだと思うよりほかない。こうやって何でも嫌いだなんだと言わないようにしたいものなのだが。