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女である自分をずっと責めてきた

ずっと女であることを責めてきた。

女である自分が嫌だった。
できるだけ女らしさをださないような自分を
演じて生きてきたと思う。

その背景にはやっぱり幼少期の記憶がある。母は女の子(私)が嫌いで男の子(弟)が好きだったから。女の子は生意気でめんどくさくて可愛くないんだって小さい頃から思ってきた。母自身そう信じていた。きっと母と祖母の関係もそうだったのだろう。

女の子らしい服装をしたこともなかった。ピンクやヒラヒラとは無縁の幼少期だった。

よく女友達からは「智恵ちゃんて中身がおっさんだよね〜笑」と言われていた。そんな自分が好きだった。女らしくない自分に価値があると思ってた。

夫が亡くなってからは更に女を封印した。それはもう厳しく。髪をこれ以上きれないほど短く切ってカジュアルな格好をして自分が女であることを本気で忘れてしまうくらいに。

でもね、本当のわたしは誰よりも女性らしい。
慈悲、受容、愛がわたしの中に溢れている。
そしてとってもエロい。セクシュアリティーが激強なんだよ。

そんな自分を44年経って、ようやく赦せるようになった。

わたしは女で、女として男の人に愛されていいとはじめて思えるようになった。

まさに陰極まって陽に転ず。本当に真逆に振れるからね。これだから人生はおもしろいよね。
女性としての人生はまだ始まったばかり。これからが楽しみだ!!!

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