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セクシー解禁

最近、思い出したことがある。

小学校6年生か中学生になったばかりの頃だったと思う。私は自分で買ってきた襟ぐりが大きく開いて身体にぴったりフィットするグレーのカットソーを着てお祭りに行ったことがある。その服を着るとなんだか大人になった気がして私は嬉しかったんだ。

そのとき母のお友だちが私に言ったんだ。
「そんな露出した格好してたら男の人が喜ぶよ」と。はっきり覚えてないけどそんなニュアンスだった。危ないからやめなさい、みたいなことだったんだと思うけど、とても嫌な気持ちだけが残った。とても恥かしいことをしてしまったと思った。

単に母の友達が勝手に言ったことなら、私はそこまで自分を恥じただろうか。おそらく違う。母が味方でいてくれたら私はこんなに自分を恥じることはなかっただろう。でもそれは母が友達の口を使って私に言わせたことだった。

なんて卑怯なんだ。母はいつだってそうだ。嫌われたくないから自分は直接手を下さない。でもそれは他人の口を使ってちゃーんと嫌な感じで私に伝わるのだ。

おそらくそれ以来、私はセクシーな格好を自分に禁止してきたと思う。それはもう無意識の領域だったけど。意識の上では私は小柄だしセクシーな格好は似合わないと思ってた。

そうこうしているうちに夫が亡くなり、私はさらに深く自分のセクシュアリティーを罰したんだ。夫は私に執着して死んでいったから。

そこからさらに女性らしさから離れセクシーとは無縁どころか、もうほとんど「男」になった。最後の方は自分の性自認は実は男性なんじゃないかとさえ思ってきてたんだよ。もう少しで男になるところだった。危なかった笑

そこまで行ってついに陰が極まって陽に転じた。最高に陰が極まってたから、最高に陽に転じた笑

そして気付いたんだ。
私って実はけっこうエロいんだよ笑
セクシュアリティーが強いの。自分でも封印し過ぎてまったく気付いてなかったんだけど。

そろそろ中身と外見のギャップを埋めていきたい気がしてる。今はあまりにもカジュアルすぎてもうエネルギーとの差異が開き過ぎてるからね。
セクシーな私をそろそろ解禁するとき。
とりあえずブラジャー買おう笑


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