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好きを語れ

サラリーマンも半ばを過ぎて、飲み会の数え切れない夜を経験してきた。20年以上のキャリアを振り返ると、飲み会は数知れず。昔はその飲み会が苦痛だった。だが、40を過ぎたあたりから、不思議と楽しくなってきたんだ。

飲み会での愚痴は、まるで日常の一部のように感じる。仕事のストレスを言葉にすることで、少しは心が軽くなると思っていた。だけど、翌日になると、何とも言えない虚しさが残る。そんな「無駄な時間」を過ごしたという感覚に襲われる。

そこで、意識を変えてみた。飲み会では愚痴をこぼす代わりに、「好き」な話題だけに絞ってみることにしたんだ。すると、どうだろう。会話は自然と盛り上がり、笑いも絶えない。そして、何よりも後味がいい。最近買ったガジェットの話、面白かった本の話、このまえ見に行った映画の話、大好きな天下一品の話、ゼルダの伝説の話(最新作の話もするけど、初代ディスクシステムの話だって時にはしてしまう)。好きなものの話題は尽きない。

愚痴る時、人はどこかニヤニヤしている。だが、好きなものの話をする時、その表情は明らかにニコニコしている。ニコニコしている方が、自分にも周りにもいい影響を与える。それに、ニヤニヤよりもニコニコの方が、絶対にいいに決まっている。

だから、これからも「愚痴よりも好きを語れ」をモットーに、ポジティブな話題で人生を彩っていこうと思う。好きなこと、楽しいこと、嬉しいことを共有することで、自分自身も、そして聞いてくれる人たちも、幸せな気持ちになれるからだ。

さあ、あなたも一緒に、好きなことだけを語ってみないか。きっと、新しい発見があるはずだ。そして、笑顔が増えるはずだ。ニコニコしよう、もっと前向きに、もっと楽しく。それが、ややもすれば冷笑的に、ニヤニヤして日々を過ごしてしまいがちなサラリーマン人生を豊かにする秘訣なのだから。

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