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三井住友プラチナプリファードの罠

私は、サラリーマンとしてのキャリアを積み、40代になり、サラリーマン人生も半ばを過ぎました。大手企業の管理職として、日々の業務に追われる中で、資産形成や将来の安定を考えるようになりました。4人家族の未来のためにも大切なことです。

米国駐在から帰国してから、資産運用について深く考えるようになりました。旧NISAを始めたり、持株会を増加したり、DC(確定拠出年金)でインデックス投資をしたり、それなりに資産を増やしてきました。いよいよ2024年に新NISAがはじまるこのタイミング中で、三井住友プラチナプリファードに興味を持ちました。NISAの積立投資で5%ものポイントが付く、でも年会費が最初から33,000円もかかるポイント付与特化型のカードです。2月に申し込んで無事に発行されました。

しかし、先日、クレジットカード積立が10万円に対応すると同時に発表されました。当時は、10万円になったらよりお得になると期待していました。
でも実際は、そうではありませんでした。そのギャップで、いまプラチナプリファードを継続するか悩み中です。以下、詳しく述べていきます。

カード申し込んだときに期待していたこと:

  • 基本ポイント1%+100万円ごとに1万のボーナスポイント(400万円まで)

  • 特定の店舗(コンビニ、ファミレス、コーヒーショップ)で7%のポイント還元

  • SBI証券の積立投資(5万円まで)に5%のポイント(年間30,000ポイント)

  • 年会費33,000円(申し込み後すぐに課金される)かかっても上記ポイントで余裕でペイできる!

  • キャンペーンで申し込み後40万円使えば40,000ポイントもらえる(初年度年会費は実質無料)

  • このあと、クレカ積立10万円になったらもっとお得に、5%で年間60,000ポイントは無理でも、少なくとも今よりも悪くなることはないと思っていた

一転、がっかりしたこと:

  • 5%のポイントが付くのは5月から10月までの半年のみ

  • その後はカードのショッピング利用次第で付与率が変わる、最大でも3%まで(10万円積み立てても36,000ポイント、以前の5万円積立で年間30,000ポイントからさほど変わらない水準)

  • 最大のポイントを得るためには年間500万円のショッピングが必要(そんなにショッピングするか?)

  • そのためにはもう一度年会費を33,000円払う必要がある

これを受けて、迷っています。取り合ずは以下の通り考えてみましょう。

  1. 情報収集と学習:

    • 三井住友プラチナプリファードの最大のメリットである今回の改悪、多くの解約が出るのではないかと思います。それに対して三井住友カードが本当に上記スペックのままでいくのか、あるいは市場の反応を見て訂正する可能性もあると思っているので、さらなる情報収集と学習を行います。

    • そもそも、ポイントはおまけと割り切って、10万円を長期積立することが重要なので、これで積立投資を止めるという選択肢はないので、金融商品投資ということをしっかりととらえて、目先のことで右往左往しないことが大切です。

  2. バランスの取れたポートフォリオ:

    • 一方で、10万円以上の投資余力があれば、ほかのカードで積み立てることで更なるアップサイドを狙います。資産運用は多様なポートフォリオを構築することが重要です。楽天経済圏や、au経済圏など競合各社とのバランスを考えながら、リスクを分散します。

  3. 将来の目標を明確に:

    • 将来資産の最大化のために、プラチナプリファードで貯まるポイントをインデックスファンドに再投資し、家族のために、また自分自身のために、何があっても投資を継続していくスタンスを明確にし資産運用戦略を立てていきます。

  4. 三井住友ゴールドNLへの乗り換えを検討

    • 11月以降は、三井住友ゴールドNLへの切り替えが有望です。年間100万円を利用すれば1%のポイント、年間12,000ポイントが獲得できます。これはプラチナプリファードの条件なしポイント1%と同等で、かつ、このカードは一回でも100万円利用を達成すれば、年会費は永年無料です。

    • 基本還元率0.5%に下がるデメリットはありますが、マクドナルドやサイゼリアでもらえる+7%は、プラチナプリファードと同等で、かつ年間100万円利用で10,000ポイントもらえるので、実質1.5%ポイントと考えれば、十分です。

三井住友プラチナプリファードの罠は、私たちが資産運用をする上での一つの教訓です。期待と現実のギャップを埋めるために、知識を深め、計画的に行動していきましょう。

未来への投資は、今日の行動から始まります。

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